タイルのお嫁入り

セラヴィのメンテナンスも少しづつ進んでおります。
管理人の我がままを聞きながら
休みも無く頑張る設計士兼大工さんには頭が下がります。
セラヴィの新弟子たちも頑張ります。

管理人も頑張るつもりが
昨日は朝から骨董品屋さんを
県を又に駆けて探しまくりました。
もう数も思い出せないほど・・・

お部屋のバルコニーの木のテーブルを
作り直したからです。

天板にタイルを張ってもらっておりますが
どうもいま一つ足らない。

そこでアンティークのタイルをいれようと思い立ちました。
以前にCroomの露天風呂に入れたアンティークタイルを思い出し
購入した骨董屋へ行ったところ
もうタイルはありません。

「きっとある」と思い込んでいましたが
あれからもう10年近い日々が過ぎていたことに
気が付きました。

英国のものでしたが
なかなか専門のところではないとないのです。

古いお皿やツボを壊して埋め込んでは?
なんて話もありましたが
ここまで原型を留めながら
壊してしまうのは不本意なのです。

骨董品は出会いです。
長く長くその形を留めたことも貴重ですし
その貴重品が自分の手元にお嫁に来てもらうことは
人の出会いのようにすごいことなのです。

インターネットでも探せますが
手に取り肌を重ねないとダメな人間なんです。

馬鹿みたいに走り回りました。
朝から始まり辺りが暗くなるころ
最後の骨董屋
そこでもありません。
今日は諦めようと思ったとき
たまたまそこへ遊びに来ていた同じ骨董屋の友人が
丁度いいものがあるとのこと
額に入り壁掛けに仕上がってあるのだそうです。

この手のタイルは貴重ですしその分高価です。
額に掛けるのが最近のやり方でしょうが
本来タイルとして焼かれたものなら
タイルとして使いたいのです。

勿論、管理人にとっては大切なところへの設置です。

セラヴィはそんな本物のものが
訳も無くお客様を中からそっと暖めてくれます。

気が付かないほどでいいんです。
それがいいのです。

そんな貴重なものを
大工さんの温かさが包み込むような仕事をしてくれます。

セラヴィだけは妥協しないのが管理人の仕事なのです。

昨日の約束通り10時にお見合い♪

いい子がお嫁に来てくれるといいんだけど(*^_^*)

待ち合わせの骨董屋に行くと暫く経って
「探すことができなった」との連絡あり(涙)

しかしながらそのお方大変良い人で
これから仲間のところにあるという一枚のタイルを
取りに行ってくれるというのです。

往復2時間感謝ですm(__)m

たった一枚のタイルです。
不安の中、
新聞紙から開いたタイルには
貴婦人と紳士がシンプルな線で描かれています。

ちょっと傷がありますが
いい絵です。
17世紀のヨーロッパのタイルですが
とても気に入りました。

早々帰りタイルを載せ、ニンマリ♪
こんな小さなタイル一枚にに会うために
ずいぶん走り回りました。

その上色んな方が協力してくれました。

異国の地から長い年月をかけて
セラヴィにお嫁に来たのです。
大事に致しましょう。

小さなタイルは
またまた夢を膨らませてくれそうです♪










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