不眠症
マリーナ・ツヴェタエーワ
私の住む巨大な都は今 夜
眠れる家を出て 外へ
誰かの娘ないし妻と人は思っていよう
だが私の心には一つのことだけ 夜。
七月の風が今や道を掃いてくれる 私のために、
どこかから、どこかの窓から音楽が かすかに。
風は夜明けまで吹けばよい 今日は、
胸の肋骨の薄い壁から吹き込めば。
黒いポプラも、窓も、充たされている 光に。
高い建物から音楽、私の手には花。
私の足を見るがいい、 ついていかない 誰にも。
私の影を見るがいい。自分と言えるものは何もない。
明り は金のビーズを綴った糸
口に味わうは夜の 葉。
解いてほしい、この身を縛める 昼から、
友よ、わかってほしい。私はあなたの夢にすぎない。
。。。。。。。。。
この詩は図書館で借りた確か欧羅巴?の作家さんの本の巻頭にあげられていたものです。
残念なことにその本自体の内容の印象が私には薄かったこともあり・・・
どなたのなんというタイトルの本であったか、そしてこの詩を訳した訳者が誰であったのかはお伝えすることができません。すいまそん。
言葉と言葉の間隔や句読点はなるべく初見のイメージに近づけてそのままに打ってみました。
この詩は当時の私の印象に激しく残ったものですから。
肝心のこの詩人のプロフィールもまったく知りません。重ねてすいまそんぬ。
でもこの詩の「私の足を・・」からのフレーズがものすごく好きなんです。
全体として読むとちょっと自虐的な?否定的な意味なのかしらとも思うんですが。
でもそんなの関係ねえ。
「ついていかない、誰にも。」
そんな確固たる志を持った人間になれたらいいですなあ。。。。。
マリーナ・ツヴェタエーワ
私の住む巨大な都は今 夜
眠れる家を出て 外へ
誰かの娘ないし妻と人は思っていよう
だが私の心には一つのことだけ 夜。
七月の風が今や道を掃いてくれる 私のために、
どこかから、どこかの窓から音楽が かすかに。
風は夜明けまで吹けばよい 今日は、
胸の肋骨の薄い壁から吹き込めば。
黒いポプラも、窓も、充たされている 光に。
高い建物から音楽、私の手には花。
私の足を見るがいい、 ついていかない 誰にも。
私の影を見るがいい。自分と言えるものは何もない。
明り は金のビーズを綴った糸
口に味わうは夜の 葉。
解いてほしい、この身を縛める 昼から、
友よ、わかってほしい。私はあなたの夢にすぎない。
。。。。。。。。。
この詩は図書館で借りた確か欧羅巴?の作家さんの本の巻頭にあげられていたものです。
残念なことにその本自体の内容の印象が私には薄かったこともあり・・・
どなたのなんというタイトルの本であったか、そしてこの詩を訳した訳者が誰であったのかはお伝えすることができません。すいまそん。
言葉と言葉の間隔や句読点はなるべく初見のイメージに近づけてそのままに打ってみました。
この詩は当時の私の印象に激しく残ったものですから。
肝心のこの詩人のプロフィールもまったく知りません。重ねてすいまそんぬ。
でもこの詩の「私の足を・・」からのフレーズがものすごく好きなんです。
全体として読むとちょっと自虐的な?否定的な意味なのかしらとも思うんですが。
でもそんなの関係ねえ。
「ついていかない、誰にも。」
そんな確固たる志を持った人間になれたらいいですなあ。。。。。