Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

壁の中に誰かがいる

2005-12-06 22:56:27 | movie
ウェス・クレイヴン監督の『壁の中に誰かがいる』、ツタヤのレンタル半額で借りて観ました。
こないだ買った本『ホラーの逆襲[ジョン・カーペンターと絶対恐怖監督たち]』に載っていて面白そうだったので。

感想は、期待した程じゃなかったけど、バリバリのホラーじゃないのが意外で良かった。

病気の母や家族のため、貧乏な少年が強欲変態夫婦が住む屋敷に忍び込む。そこで彼が目撃したのは、夫婦の恐るべき正体と囚われの少女、そして壁の中に潜む何者かの存在だった。
・・・というお話で、一応ホラーなんだろうけど、流血度は低めでホラー初心者にも見られそうな作品(でも内臓とかは出てくるので、苦手な人は目をつぶってください)。

タイトルを聞いたら、まず「壁の中に亡霊がいるのかな?」とか「死体が塗りこめられているのかな?」と想像してしまうけど、迷路のように入り組んだ壁の中を走り回るのは、バリバリ生きている人間。でも、もちろん訳あり。
そして、地下室には、夫婦に閉じ込められた人々がたくさん! 長年監禁されているせいか、みんなゾンビみたいな面相になってますが。

私がいちばん惹かれたのは、そんな壁に潜む者たちと、彼らと静かに心通わせる純粋な少女・アリスの関係。"フリークス×美少女"っていうのはよくある構図だけど(『オペラ座の怪人』とか、広い意味では『キングコング』も)、やっぱりグッときてしまいます。

それから、変態夫婦を演じているのは、私の愛するTVシリーズ『ツイン・ピークス』でエド&ネイディーン夫婦を演ったおふたり。
夫は、人を殺すとき、過激なボンデージ・ファッションに身を包むんですが、それが笑えると同時にかっこいい。正直一度ああいうの着てみたい。でも、閉所恐怖症の私は体中をびっちり密閉されるのが怖いので、着たら発狂するかも。


『ホラーの逆襲』読み終わりそうなので、同じくホラー映画本『スプラッターカーニバル~悪夢映画流血編』買いました。こんなんばっか読んでていいのか・・・。
なぜ自分がこんなに恐怖映画やゾンビに惹きつけられるのか、冬休みにでも一度じっくり考えてみるとします。

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