Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

エンボク&アルジェント

2009-03-07 21:35:13 | movie
オールナイト2本目は、『STOP THE BITCH CAMPAIGN 援助交際撲滅運動』。
“エンボク”シリーズ3作目です。なぜか私、前2作共観てる。
9割アドリブ(!)だという遠藤憲一氏の狂った演技を楽しむが、やっぱり私こういう現代的な日本のバイオレンスはちょっと苦手かも。
女子高生のいじめとか、おやじ狩りとかのテーマが苦手なのかもしれない。
和モノより洋モノの血が好きです、個人的には。


最後に上映されたのは、ダリオ・アルジェントの『サスペリア・テルザ 最後の魔女』。アルジェントの魔女シリーズ、なんと30年越しで完結です!
途中“どうなの?”ってシーンはいくつかあるものの、さすがアルジェント、容赦ないゴア描写と独特のテンポで魅せてくれました。
序盤のとあるシーンの、主人公の目の前で扉がバン、バンと開かれていくカットが、いかにもアルジェントで素晴らしかった。

彼のイメージする魔女がまた面白い!ド派手メイクのケバくてやかましいお姉ちゃん(日本人魔女も登場)。神父が出てきたり、前2作よりも若干オカルト要素が高まりましたが、キリスト教系のいかにもなオカルトではありません。

脚本の強引さもすごい。
つじつまとかそこに至る理由とかいっさい省略し、力技でテンポよくみせていくという考え方は、なんだか観ていてすがすがしく、かっこいいです。伏線も未消化のもの多し。抜群のセンスを持つアルジェントだからこそ許される技でしょう。

“それで終わりでいいんかい!”と、最後までツッコミどころは満載なので、観た方がいたら語りましょう。
4月末シアターNにて公開のようです。一応『サスペリア』と『インフェルノ』を観ておいたほうが、より楽しめますよ。

しかし、冒頭からいきなり腸がらみのキツい描写が出てきて、眠気も吹き飛びましたわ。いろんな残酷ガジェットがでてきますよ。


終映は朝の4時。

また歩いてホテルまで戻りました。

お風呂で体をあっため、1時間ちょっと寝る。
帰ってから少し仕事をしなければいけないため、早めの飛行機にしたのです。
たっぷり朝食ブッフェを楽しんでから、9時発のバスで空港へ。

お土産に、鮭とばとかスープカレーとかハッカスプレーとかonちゃんグッズとかを買い、それでもまだ時間が余ったので、カフェテリアで「生キャラメルサンデー」を。


ああ、甘さが沁みる。バナナやナッツまで入っていて、なかなか豪華なサンデーでした。

次は、もっとのんびりじっくり参加できたらいいな、ゆうばり。


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