『僕らのミライへ逆回転』、いやいや、愛くるしい映画でありました。
映画作りへの愛がパンパンに詰まっていて、はち切れんばかりです。
無理のある設定やら話の流れもかなり多く、詰めの甘さが気になりはするんですが、それを補って余りある愛。
寂れたビデオレンタルショップの店員たちが、突然の事故で中身の消えたVHSテープを復元するため、知恵を絞って有名映画を自己流リメイク。そのビデオが町で話題になってしまい、いろんな人を巻き込んでいく―というストーリー。
ミニチュアや書き割りで遠近感を出したり、廃材で衣裳を作ったり、物を糸で吊って浮遊させたり、そのリメイク製作がほんとに楽しそうで、最高にワクワクさせられる。あの、古い映像を表現するテクニックには恐れ入った!
昔、精一杯アイディアを振り絞って、Hi8カメラでコマ撮りをしたり、安っぽい特殊効果のまねごとを撮影したりしていた中高生時代を思い出して、思わず泣きました。
“切断されたエイリアンの手首が動く”っていうのをどう撮ろう、とかね、真面目に考えてましたよ。あの頃の自分。
(ちなみに、手にスライム塗りたくって、手首から上に黒い布巻いた手を黒背景の上に置くと、布巻いた部分が背景に溶け込んで、切れたエイリアンの手に見えるんですよ、微妙に。あ、指の輪郭を黒絵の具で塗ると、細く見えて、さらに気持ち悪い手になります)
いくつになっても、ああいった物作りへの初期衝動は忘れたくない。
「アナログVSデジタル」(CGと手作り特殊効果、とか、フィルムとDVとか)についても、中学生の頃から散々考えてきましたが、いくつになっても惹き付けれられるテーマです。
ジャック・ブラックは相変わらず。この人は、最近どの映画に出てもジャック・ブラックだなあ。ある意味、どの映画観ても一緒っちゃ一緒なんだけど、やっぱり芸達者なもんだから、ついつい目がいってしまいますね。
ミシェル・ゴンドリーの監督作では、『エターナル・サンシャイン』に続いて好きかも。『恋愛睡眠のすすめ』は、やろうとしていることにはものすごく共感できるし、手作り感溢れるキュートなビジュアルも私好みで大好きなんだけど、一本の映画として観たときに、とっちらかっていて、残念ながら集中して観るのが難しかったので。
あー、まだ観たい映画いろいろ残ってるなあ。
今週末も何か観に行けるだろうか。東京国際映画祭もありますね。
映画作りへの愛がパンパンに詰まっていて、はち切れんばかりです。
無理のある設定やら話の流れもかなり多く、詰めの甘さが気になりはするんですが、それを補って余りある愛。
寂れたビデオレンタルショップの店員たちが、突然の事故で中身の消えたVHSテープを復元するため、知恵を絞って有名映画を自己流リメイク。そのビデオが町で話題になってしまい、いろんな人を巻き込んでいく―というストーリー。
ミニチュアや書き割りで遠近感を出したり、廃材で衣裳を作ったり、物を糸で吊って浮遊させたり、そのリメイク製作がほんとに楽しそうで、最高にワクワクさせられる。あの、古い映像を表現するテクニックには恐れ入った!
昔、精一杯アイディアを振り絞って、Hi8カメラでコマ撮りをしたり、安っぽい特殊効果のまねごとを撮影したりしていた中高生時代を思い出して、思わず泣きました。
“切断されたエイリアンの手首が動く”っていうのをどう撮ろう、とかね、真面目に考えてましたよ。あの頃の自分。
(ちなみに、手にスライム塗りたくって、手首から上に黒い布巻いた手を黒背景の上に置くと、布巻いた部分が背景に溶け込んで、切れたエイリアンの手に見えるんですよ、微妙に。あ、指の輪郭を黒絵の具で塗ると、細く見えて、さらに気持ち悪い手になります)
いくつになっても、ああいった物作りへの初期衝動は忘れたくない。
「アナログVSデジタル」(CGと手作り特殊効果、とか、フィルムとDVとか)についても、中学生の頃から散々考えてきましたが、いくつになっても惹き付けれられるテーマです。
ジャック・ブラックは相変わらず。この人は、最近どの映画に出てもジャック・ブラックだなあ。ある意味、どの映画観ても一緒っちゃ一緒なんだけど、やっぱり芸達者なもんだから、ついつい目がいってしまいますね。
ミシェル・ゴンドリーの監督作では、『エターナル・サンシャイン』に続いて好きかも。『恋愛睡眠のすすめ』は、やろうとしていることにはものすごく共感できるし、手作り感溢れるキュートなビジュアルも私好みで大好きなんだけど、一本の映画として観たときに、とっちらかっていて、残念ながら集中して観るのが難しかったので。
あー、まだ観たい映画いろいろ残ってるなあ。
今週末も何か観に行けるだろうか。東京国際映画祭もありますね。