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Diary of Caviargirl

ホラー、ゾンビ、チェコ、虫、ヤドカリ、コマ撮り、ピンクな物事…キャビアガールの好奇心日記。

MARTYRS

2009-05-30 23:47:44 | movie


「ビデオマーケット」の通販で、日本でまだ公開されていないホラー映画の輸入DVDを3本購入。
ほんとはお店のほうに行きたいけど、際限なく買物しちゃいそうなので、我慢。

いちばん観たかったのは、フレンチホラーの最高傑作と噂の、パスカル・ロジエ監督『MARTYRS(マーターズ)』。フランス本国では、あまりに凄惨な描写に鑑賞中気絶する人もいたとか…。
それを聞いて観る私も私ですが、注目のホラー監督の作品は観ておかねばね。
フランス語のリスニングはとても無理なので、英語音声&念のため英語字幕もONにして鑑賞。

ストーリーは、あまり予備知識がないほうが楽しめると思うのであまり詳しく書きませんが、15年前に監禁虐待を受けた少女とその友人が、復讐を遂げるために訪れた家で体験するおぞましい出来事、といったところでしょうか。

で、感想ですが、コワい!…というより、人間の歪んだ欲望に怖気をふるう作品。
そして押し寄せる嫌悪感。
グロ描写もかなりキッツイのが出てきて、正視できない部分もあり。
前半は比較的普段のホラーのノリで観ていたのですが、最後のアレは…。“う、うわー…。そこまでやるの?…”と、思わずひとりでつぶやいてしまいました。
フレンチホラーは、アレクサンドル・アジャの『ハイテンション』といい、なーんか歪んでますね。何がでてくるのか、登場人物がどんな行動に走るのか予想がつかないから、そこがまた怖い。そして面白い。
ロジエ監督は、こんど『ヘルレイザー』のハリウッドリメイクを作るんだとか。
おまえなら作れる!
この作品を観ると、そうはっきりと言えます。
しかし、あの『ヘルレイザー』ともなると、歪んだ変態性が全開になりそうだな(って、別に監督変態じゃないかもしれないけど)。
どうぞお手柔らかに。
でも、柔らかにされちゃったらつまらないから、やっぱり全開でお願いします!

観終わった後、前半のシーンを思い出すと、またゾクゾクしてきます。
とはいえ、もう、しばらく観返したくはないですが。

インスタント沼

2009-05-25 00:47:20 | movie

昨日の夜ご飯。かなりあっさり。
しいたけの肉詰め、ひじきと大豆の五目煮(もらいもの)、カブ&カリフラワー&ミニキャロットのマリネ、納豆&温泉卵のなりそこないのせご飯。
温泉卵は、自分で作ってみたら、お湯につける時間が長すぎたようで…。


今日は、原稿書きをひと段落させてから、迷った挙句、三木聡監督の『インスタント沼』を観にいってきた。私には珍しく、久々の映画館。

たぶん『転々』以外はすべて観ている三木作品、いままで『亀は意外と速く泳ぐ』が個人的なベストだったのですが、今作、それに並ぶかも。
期待したとおり、可愛らしくおかしい作品で、大満足。観にいってよかった。
三木監督って、男性なのに、衣装とか小道具とかインテリアが、ほんと女子心をくすぐるような可愛らしさなんですよね。
『図鑑に載ってない虫』は、ちょっと笑いのツボが外れるところが多かったのだけど、今回はかなりハマッて、ずっとくすくす笑っていました。
まさかほんとうに“インスタント沼”ってものが出てくるとは思わなんだ。

村松利史さんや松重豊さんなど、大好きな俳優さんがたくさん出ていて、それも楽しい。
五月女ケイ子さんの看護婦可愛かった。
加瀬亮さんの草食系パンクもなかなか良かったです。

そして、なんといっても麻生久美子さん!
かーわーいいー!
圧倒的な可愛らしさに癒された。

と、可愛い可愛い言ってますが、ほんとに可愛い映画でした。
ソフィア・コッポラの映画より可愛いよ。


夜明けのサスペリア

2009-04-21 02:20:34 | movie
土曜日はたっぷり寝て、昼間は徹底的に部屋の掃除&片付け。
やっと、ベランダにウッドパネルをひけました!嬉しい!
これで、もう少しベランダに出る気になるはず。

植物がしょぼくてすいません。
これから、またいろいろ育てていきたいです。

フェリシモで買った防臭シートで、玄関も少しイメージチェンジ。


衣替えに備えて洗濯機も3回回し、アクロンでニットやらを一気に洗濯。
いままで衣類の管理を適当にやってきたので、今年からは、そのあたりきちんとしたいなあ、と思い。洗濯ヨシ子の影響を受けている気がする…。


夕方から吉祥寺にでかけ、23時からバウスシアターにて「爆音アルジェント・ナイト」に参加。朝5時までアルジェント。
なんと、立ち見がでるほどの盛況でした!やっぱりメガネ男子率高し。
根本敬さんと中原昌也さんの限りなくぐだぐだな(で、かなり笑える。根本さん最高)トークで幕を開け、『黒猫』『トラウマ/鮮血の叫び』『サスペリア』+今月末公開の『サスペリア・テルザ』の残酷シーンよりぬき映像の上映。

『黒猫』も『トラウマ』も面白いけれど、やっぱり『サスペリア』だ!
もちろんDVDでは観たことあるけど、スクリーンで観るとまたいいなあ。センス良く狂っているなあ。
タイトルクレジットがかなりかっこいいことに今更ながら気づきました。音楽もフォントもナレーションも完璧です。
アルジェントの映画は不穏感の演出がすごくて、心の中をネチネチネチネチかき乱され、不吉な予感で頭がいっぱいいっぱいになる。だから、ストレス溜まるんだけど、クセになるのよね。
そんな不吉ムード煽りの名シーンは、『サスペリア』の、おばさんの磨いているガラス(?)がギラーンと光るところ。意味もなくこわい。しかも、おばさんの後ろに立ってる子供が笑ってるんだよねー(たぶん。そう見えた)。

そして、何より、ゴブリンの曲を爆音で聴けて幸せでした。低音が腹に響いた。
帰宅して午後まで寝ましたが、やっぱり悪夢をみたのでした。


夜は久々の自炊。
母に美味しいというお米をもらったので、さっそく炊いてみました。
「お釜を開けたときに、“うわ~☆”って感じなの!」と母が言っていて、どんな感じ?と思っていたけど、ほんと“うわ~☆”って感じになりました。米粒が大きくふっくらしてて、香りも良くて。
新潟の「やひこ」というお米です。

献立は、「ゆず豚」(豚しゃぶを柚子タレにつけたもの)、「新じゃがいものきんぴら」、「空豆のしら和え」、「雑穀とブロッコリーのミモザサラダ」(以上はうちの料理特集から)、あとレトルトの大根スープ、明太子。おかずいっぱい。

胃はすっかり回復したようですが、反動で食欲がすごくて困ります。
まあ、食べられないより全然ましだ。

REPO!

2009-03-28 18:43:56 | movie
昨年からずーっと楽しみにしていたホラーミュージカル映画『REPO!』、このあいだの日曜日に観に行ってきました。

近未来、臓器移植がファッションとされ、皆がローンで臓器を買う世界を舞台に繰り広げられる、独裁的医療会社と、ひとりの病気の少女をめぐる物語。

公開二日目のコアタイムだというのに、観客10人程・・・大丈夫か。
でも、仕方ないね。一般受けする作品ではない。
予告編では、一生懸命美しいファンタジーに見せているけれど、実際は、臓器てんこもりの悪ノリミュージカル。
とことんやりたいことやり尽くした作品、という感じでした。
これでもか、というくらいの残酷絵巻っぷりにお腹いっぱい。
あそこまで、あからさまにゴスゴスした映画も最近なかったんじゃないかしら。
衣装やメイク、美術など、じっくり観たいものがたくさんで、そこは、ほんとに楽しいです!
サラ・ブライトマンのゴシックパンクな衣装と、長~い黒まつげ。ホログラムが飛び出す不思議な目。美しかったです。サラは、さすが歌声も絶品。

ダーレン・リン・バウズマンは、ホラー作家というよりはスプラッター・メーカーなのね。まあ『SAW2』以後の同シリーズ観ていてもわかるけども。デコラティブなグロテスクさを愛する人なんでしょうか。
しかし、世界観やキャラクターを作り上げるところで力尽きたのか、ストーリーはだんだんぐずぐずに…。あの特濃のゴス世界を観られただけで満足としておくべきか。

キャストはみんな良かったです。
サラに対向するのは、パリス・ヒルトン!かわいいし、歌うまい。
自分のワードローブも衣装に使ったらしく、さすがどの服も可愛かったです。
『蝋人形の館』のときもひどい扱いだったけど、今回さらにひどい!
整形マニアのビッチ役で、最後は顔面剥がれ落ち。度胸あるよ、パリス。
そして、彼女の兄役が、なんと、我らが殺人一家の長男オーティスことビル・モーズリィ!!
このふたりが兄妹ってだけで、わくわくしてしまうー。

あと、案内人役のテランス・ダズニックという人が顔も低めの歌声もかっこよく、軽く惚れてしまったのだけど、彼はこの映画の原案になった舞台の脚本とかを書いている人だった。残念ながら、他の映画にはまだ出ていない模様。
っていうか、この映画、この案内人役をもっと上手く使えば、全体の構成が整って観やすくなったんじゃないかな、と思うんだけど。ちょっと中途半端な役回りでした。


音楽も、とても私好みで良かったです。
YOSHIKI(音楽プロデュース)、いい仕事してました。
音楽もう一度聴きたいから、もし時間があったらもう一度観に行っちゃうかも。
サントラ買おうとしたら、未発売だったんですよ。
歌いたかったのに! れ~ぽま~ん♪

今に見ておれで御座居ますよ。

2009-03-18 01:43:12 | movie
日曜日の夜、田中登監督の『丑三つの村』をDVDで観ました。
昭和13年に岡山県の村で実際に起こった大量惨殺事件を基に作られた作品です。
(『八つ墓村』のモデルになったのもこの事件)

主人公の青年は、秀才ともてはやされていたものの、結核と判明して兵役につけず、村人たちからつまはじきにあう。怒り、恨みといきどころのない悲しみを抱えた彼は狂気にはしり、“鬼”となって村人たちを虐殺していく。

主人公を演じるのは、古尾谷雅人!
かっこいいです。映画サークルの某先輩にものすごくそっくりです。
純情な好青年的一面もあり、バイオレンスの似合う狂った一面もあり、ハマリ役。

丘の上から村を見下ろし、「皆様方よ、今に見ておれで御座居ますよ」と言い放つ古尾谷、
頭の両脇に懐中電灯をくくりつけ、「これは、鬼やなあ」とニヘニヘする古尾谷、
「おばやん!俺を夜叉にしてくれ!鬼にしてくれ!」と殺戮を始める古尾谷、
ゾクゾクしました。

そして、彼が想いを寄せる幼なじみを演じる田中美佐子がかわいい!
ヌードも見せてくれてます。欲望むきだしの熟女たちの中で、純真な彼女の裸体と恥らう表情がひときわ輝いていました。

舞台となる村が、また異様な雰囲気を放っていて。
旦那が戦争に行ってしまった女たちは火照る体を持て余し、青年たちは夜這いをかける。
閉鎖的な村の中で結婚が繰り返され、どんどん血は濃くなる。
と、ドロドロっとした村なのです。
個人的な希望としては、この異様さをもっととことん描いてほしかったなあと思いましたが、当時はこれでもかなり問題作だったんでしょうね。

暗い話ですが、ところどころ青春映画のような爽やかさが漂ったり、不思議な後味の映画でした。



かわいいベイビー

2009-03-12 22:06:14 | movie
なんだか喉が痛く悪寒がして、風邪っぽいのですが、今月はまだまだ入稿が続くから寝込んでる暇はない。この冬は一度も風邪をひかずにきたのに。
マスクして、薬飲んで、しつこくイソジンうがい&手洗いして、ビタミンCとって、首の後ろ冷やさないようにして、くい止めてます。
しかし、マスクしていると、なんか落ち着く。集中できる気がする。

一昨年から温め続けてきた、ちょっとスペシャルな企画が、来月発売号の幣誌でようやく形になります。
まだ内容は公表できないのですが、4/1発売号から3週連続で掲載されますので、よろしければ、本屋さんで手に取ってみてください。
いままで担当したことのないタイプの企画で、いろいろ勉強させていただいています。


話は変わって、
先日、『バスケット・ケース』の2と3を観たのですが(DVDボックス購入したので)、面白い!
やっつけ仕事だと聞いていて、評判も良くないのだけど、いや、十分面白かったよ?
奇形の兄・ベリアルのほうが、一見普通のルックスの弟・ドゥエインよりちゃんと恋愛できたり、仲間にうまくなじめたり、と双方の関係性の描き方も意外に深く、筋もなかなかちゃんとしている。どぎついユーモアや悪ふざけももちろん健在。
観ながら思わず、声出して笑ってしまった。

そして、ベイビーベリアルの可愛いこと! フィギュア作ってほしいです。
猫鍋とか柴犬とかに「かーわいー☆」って言ってる場合じゃないよ、女子たち。
そんなものよりベイビーベリアルのほうがはるかに可愛い!、と言い切らせていただきます。
あくまでも私基準ですが。

これで、日本で観られるフランク・ヘネンロッター監督の作品は全て観ちゃったかな。
新作は何年後かしら。また16年待つのはいや~!


エンボク&アルジェント

2009-03-07 21:35:13 | movie
オールナイト2本目は、『STOP THE BITCH CAMPAIGN 援助交際撲滅運動』。
“エンボク”シリーズ3作目です。なぜか私、前2作共観てる。
9割アドリブ(!)だという遠藤憲一氏の狂った演技を楽しむが、やっぱり私こういう現代的な日本のバイオレンスはちょっと苦手かも。
女子高生のいじめとか、おやじ狩りとかのテーマが苦手なのかもしれない。
和モノより洋モノの血が好きです、個人的には。


最後に上映されたのは、ダリオ・アルジェントの『サスペリア・テルザ 最後の魔女』。アルジェントの魔女シリーズ、なんと30年越しで完結です!
途中“どうなの?”ってシーンはいくつかあるものの、さすがアルジェント、容赦ないゴア描写と独特のテンポで魅せてくれました。
序盤のとあるシーンの、主人公の目の前で扉がバン、バンと開かれていくカットが、いかにもアルジェントで素晴らしかった。

彼のイメージする魔女がまた面白い!ド派手メイクのケバくてやかましいお姉ちゃん(日本人魔女も登場)。神父が出てきたり、前2作よりも若干オカルト要素が高まりましたが、キリスト教系のいかにもなオカルトではありません。

脚本の強引さもすごい。
つじつまとかそこに至る理由とかいっさい省略し、力技でテンポよくみせていくという考え方は、なんだか観ていてすがすがしく、かっこいいです。伏線も未消化のもの多し。抜群のセンスを持つアルジェントだからこそ許される技でしょう。

“それで終わりでいいんかい!”と、最後までツッコミどころは満載なので、観た方がいたら語りましょう。
4月末シアターNにて公開のようです。一応『サスペリア』と『インフェルノ』を観ておいたほうが、より楽しめますよ。

しかし、冒頭からいきなり腸がらみのキツい描写が出てきて、眠気も吹き飛びましたわ。いろんな残酷ガジェットがでてきますよ。


終映は朝の4時。

また歩いてホテルまで戻りました。

お風呂で体をあっため、1時間ちょっと寝る。
帰ってから少し仕事をしなければいけないため、早めの飛行機にしたのです。
たっぷり朝食ブッフェを楽しんでから、9時発のバスで空港へ。

お土産に、鮭とばとかスープカレーとかハッカスプレーとかonちゃんグッズとかを買い、それでもまだ時間が余ったので、カフェテリアで「生キャラメルサンデー」を。


ああ、甘さが沁みる。バナナやナッツまで入っていて、なかなか豪華なサンデーでした。

次は、もっとのんびりじっくり参加できたらいいな、ゆうばり。


雪の中のヘネンロッター

2009-03-06 19:34:31 | movie
遅ればせながら、夕張日記の続き。


夜10時半、上映会場である市民会館の3階へ。
映画館椅子ではない普通椅子でのオールナイトは初めて。
思ったよりたくさんの観客が集まっていて、前方部分はほぼ満席。

3本立てのオールナイトの1本目は、フランク・ヘネンロッター監督16年ぶりの新作『バッド・バイオロジー』!
もしかしてこれ、今年のマイベストになるかもです。
“私の観たかった映画がここにあった!”と、感動のあまり涙目で鑑賞しました。

7つのクリトリスを持つ(隠れているのを足したらもっとあるらしい)性欲旺盛な女性と、暴れ狂うペニスを持った男性の物語。
人間の体の不思議、異形の体をもった者の滑稽さ&哀しさを、黒くてエグさ満点のユーモアで綴った、傑作ホラーです。
いままで『バスケットケース』などで、見た目がショッキングなフリークスを登場させてきたヘネンロッター監督ですが、今作では、一見普通だけど実は異常な体質を抱える人々を描いています。
人間は皆どこかしらに異形を抱えているものだよな、と考えさせられる。

もうね、めちゃくちゃチャーミングな作品なんですよ!!
会場でもかなり笑いが起こってましたが、ほんと、相当笑える。
だって、いきなりカメラがペニス目線に切り替わったりするんだもの(ちなみに、女性器の内側から外が見えるカットもあり)。
暴れるペニスをガムテープで抑えたり、ペニスが壁を突き破って現れたり、思いっきりアホで愛おしい。
それと、いちばん最後に出てくる“赤ちゃん”の可愛さったらない。

あと、『バスケットケース』でも感じたけど、かなりシュヴァンクマイエル臭がします。ペニスのコマ撮りとか、自慰マシーンとか、エンドクレジットのコラージュとか。
シュヴァンクマイエルを、もっとお下劣に、下品にして、エンターテイメント性をアップさせた感じでしょうか。
日本で今後公開されるのかどうかわかりませんが、必見です!

上映前と上映後には、来日した監督とプロデューサーの挨拶がありました!

監督(左)、ぽっちゃりめのおじちゃんで、かわいい。
こんな作品を作っているのに、本人は淡々とした語り口の方でした。
プロデューサーのR.A.は、なんとラッパーだそうで、美人通訳さんにデレデレで、ちゃらい感じが面白かったです。
不思議なコンビ。


長くなってしまいました。
残り2本の感想はまた改めて。

ホラーを求めて夕張へ

2009-03-02 00:06:51 | movie


ゆうばり国際ファンタスティック映画祭に行ってきました!
目的は、フランク・ヘネンロッターとダリオ・アルジェントの新作が上映される、「ホラー秘宝オールナイト」。
観たのは、この1プログラムのみです。

土曜日の午後の便で羽田を発ち、夕方に新千歳空港着。
今日の最高気温は-1℃。雪は降ってはいないけど、積もっているようです。
バスの乗継まで時間があったので、ふらふらと吸い寄せられるようにソフトクリームのスタンドへ。
あっという間に食べてしまい、続けて、ちょっと早めの夕食に、生うに丼を食べました!


うまー!
甘くてとろとろで、余計な風味はいっさいなし。ウニそのものの美味しさ。
以前一度ウニにあたってひどい目にあったため、“ウニ食べられなくなったらどうしよう…”と心配した時期もありましたが、全然大丈夫でした。
逆に、この倍くらいは食べられそうな気分だった。

お腹いっぱいになったところで、夕張行きのバスに乗る。
空港のバス係員の人がとても親切で、乗り場をうろうろしていたら、向こうから私の乗るバスを確認しにきてくれました。
「映画祭の時期だし、混んでたらどうしよう」と思っていたのですが、心配は無用でした。乗客全3名。時間のせいでしょうか…。
辺りはもう真っ暗。街灯もない道を走っていたので、久しぶりにリアルな夜の空気と、夜に対する恐怖を感じました。
果たして、この先でほんとうに映画祭が行われているのだろうか、とちょっと心細くなってくるような暗さ。

1時間ちょっとで、無事ホテル前に到着。
今回の宿泊は、「ホテル・マウント・レースイ」というところ。
裏手にはスキー場。ウィンタースポーツを全くしない(というかほとんどスポーツはしない)私としては、かなり新鮮な環境です。
このホテル、部屋もこぎれいで変な装飾もなく、とても感じがよかった。
ひとり利用なのに、けっこう広めのツインルームだったし。

オールナイトに備えて、部屋でごろごろしてから、市民会館に向けて出発。
雪道を歩いていくのです。
まあ10分程だし、車道はキレイに雪かきがされているので歩きやすいのですが、ほとんど人のいない夜の雪道をホラーを求めてひたすら歩く、って不思議な気分でした。
聞こえるのは、「ジャリッ ジャリッ」「モコッ モコッ」という、自分が雪を踏みしめる音だけ。

しばらく歩くと、やっと灯りが!
たどりつけて、ホッと一息。

市民会館の前では、ストーブパーティなるものが催されていました。

上映については、次項で!

修道女の誘惑

2009-02-09 23:48:17 | movie
なんだか無性に、修道女が気になる今日このごろなのです。

週末は、『修道女縄地獄』というロマンポルノをDVDで観ました。団鬼六原作もの。
なんでしょうね、ロマンポルノの棚で惹かれたのが、これだったのです。
修道女の悶々とした感じがいい、修道衣と裸のコントラストがいい、ちょっと現実感ないシチュエーションがいい…のでしょうかね。
性欲と切り離されたところにいる敬虔な女性が、しかし自分の中の欲望に打ち勝てず堕ちていく、という部分がポイントなわけですよね、このジャンルは。
うーん、そこなのかなあ、私のツボ。違う気がするなあ。
ただ単に、ビジュアルと、M要素の強さに惹かれてだけのような気がする。
そういえばこの前、「シスターの一日」という記事が読みたくて『暮らしの手帖』買ってしまいました。

ちなみに、先日TSUTAYAで
『修道女縄地獄』
『マル秘 女郎責め地獄』
『貴婦人縛り壷』
と3本ロマンポルノを借りたのですが、ロマンポルノコーナーでマスク姿でじっくり品定めをする私は、周囲から見たらけっこう怖かったかも。
しかも、同時に新作ホラーも3本借りたし。それも拷問系だし。
一見、異常性欲者的セレクト。

TSUTAYAは、レジで目の前に商品を並べられ、「タイトルにお間違いないですか?」と言ってくれるのが、親切だけども、こういう場合照れる。
「ええと、修道女に、貴婦人に、女郎・・・OKです!」と心の中で素早く確認。
このシステムって、AVコーナーにもあるんだろうか。さすがにないか。