地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

福島県沖の余震

2016-11-25 04:47:39 | 日記
 福島県沖の地震の動向を調べているのですが、これ、緯度と経度を見ると、緯度はそれほど動きがないのに対し、経度の範囲が広くなっているようです。となると、この地震の広がりは、南北方向ではなく、東西方向となっているようなんですね。

 さて、東日本大震災では、この広がりが南北方向に起き、連発で大きな沈み込みが起きたため、大きな津波となりました。それに対し、今回は、どちらかというと東西方向ですから、どうやら、東日本大震災の余震とは言えないような気がします。

 むしろ、こちらで10月26日に書いた福島の中期塊の動きのように、中央構造線と平行に走っている感があるのですが。となると、実は、この地震は、関東で起きている群発地震に影響されて起きたもの、と考えたほうがいいようです。

 さて、東京都心では、観測史上初めての積雪がありました。要するに気温が低くなっているんですね。そして、このブログで何度かお話ししましたが、気温が低くなる原因の1つとして、地殻に引っ張る力が加わったケースを10月27日に北海道の状況を想定して書きましたが、現在、それが関東から東北にかけても起きているということです。すなわち、昨日書いたフィリピン海プレートの状況で、現在では、再び、沈み込みの力が加わっている状況ととらえることができます。

 今回の福島沖の地震も「正断層」という話でしたから、地殻に引っ張る力が加わって起きた断層です。また、震源の深さ20~30キロで崩壊が起きているとするならば、かなり深い範囲まで、崩壊が進んでいますから、熊本や鳥取以上に広い範囲で長く崩壊が続く可能性があります。

 そして、さらに、この余震が急に収まった場合、今度は、ほかのところで大きな地震が起こる可能性が大。この余震の動向にも注意が必要です。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フィリピン海プレートの動向 | トップ | 元に戻った!? »

コメントを投稿