地震の構造と+α いろいろ考えてみよう!

自分が、日ごろ思ったことを記録しておくブログです。今は「地球の構造と地震の関係」という内容です。

震源の浅い地震の起き方

2017-07-25 05:54:19 | 日記
 今回は、日本で起きている地震のうち、震源の浅い地震の起きるメカニズムを考えていこうと思います。


 まずは、1番の構造ですが、これは、浮力の支えがなくなった状況で、自重によって、プレートの先端が沈み込みを起こしているケースです。この場合、自重に耐えきれなくなった部分に亀裂が入り、そこで、地表近くで地震が起こるというメカニズムになっていると考えています。
 この場合、支えがないと、いつまでもズルズル亀裂が入り続けるだろう、と予測していて、これがいわゆる「熊本地震」や「鳥取中部地震」のように、余震が長期間にわたって続いていた地震のメカニズムではないか、と考えています。

 次の2番は、下部に他のプレートが入り込み、浮力によって上のプレートを押し上げながら、先端方向から内部に向かって進んでくるという構造です。こうなると、上のプレートには圧力がかかり、上ぞりになって押されるため、地表近くの部分が押しつぶされて崩壊が起きるというメカニズムです。
 この場合、下に入り込んだプレートの分だけ、地表上部で崩壊が起きるため、余震は断続的になってくると考えています。また、上のプレートには圧力がかかるため、気温の上昇が起こるとも考えられます。
 これが、現在の熊本や鹿児島などで起きている地震のメカニズムではないか、と考えています。例えば、熊本の地震は、当初は1日数回の余震が半年以上も続きましたが、今では、断続的になっています。これは、フィリピン海プレートの動きの変化に伴い、地震のメカニズムに変化が起きた、と考えています。

 そして、3番ですが、これは、他のプレートが完全にプレート下部に入り込み、浮力によって上に押し上げている構造です。この場合、起き方は2通りあり、一つは、押し上げられた部分の頂点の地殻で1番と似たメカニズムの地震が起きるケース。ただしこの場合は、押し上げられた分だけ亀裂が入るので1番のように1日数回の余震がいつまでも続くというようにはならず、少し間隔をあけて断続的な地震になるだろうと考えています。
 日本では、千葉・茨城・福島や三陸沖などで起きている震源の浅い地震がこれにあたるのではないか、と推測しています。
 もう一つは、押し上げられた部分のふもと付近で、2番と似た構造の地震が起きるというケースです。こうなると、2番などよりも、もっと地震と地震の間隔があいて、ちょっと忘れかけたころにグラっと揺れるというペースになるだろうと考えています。日本では長野などで起きている地震のメカニズムではないかと推測してます。
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