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ブックエンド

永年、埃を被った重石の山を整頓と日々意気込。
図書目録作成奮闘日記の目論見。

サイクリングロードにて

2008年04月05日 | 日記

五分咲きの並木の下に輪行も
 汗ばむ春となりにけるかな
 富山から小矢部に向かうサイクリングロードを散歩に週に1~2度自転車で走っています。北陸電力の電化農場の前から黒川までの約5kmはほぼ直線で専用道路となっていて、桜並木がちょうど東老田のあたりにあります。17時頃淡い日差しの中5分咲きぐらいの花の下を走ったのですが、もちろん日陰にはならず心地よく汗ばむ陽気になり「春」いっぱいの情景を31文字に押し込んだところです。
最初の句としては…ではないでしょうか。
ちょうど葉書を出さなければならず、季節のあいさつを考えていていました。頂いた葉書を参考にしていて田植えを題材にした素敵な書き出しがあったものですから。無謀にも負けじと挑戦しましたがおこがましい次第でした。
小生の好きな春の句は 西行の桜を歌った句のなかでもこの句です。
願わくは 花のもとにて 春死なむ そのきさらぎの 望月の頃
野山が芽吹く生命力にあふれた陽気な春の宵、ふと歩き出し、満月の桜のしたで散りふぶく花を寝ころび仰ぐ情景が浮かんできます。もう少し年を経ると老人には嫌な歌になるのかな。

 

 

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