トーク・アバウト・アメリカン

トークアバウトボーラ→300C→アメリカン。最近はアメリカからだいぶ外れてきています(笑)

夏、ハイランドフォールズにて

2009-09-30 23:55:00 | ミュージック
「夏、ハイランドフォールズにて」(SUMMER,HIGHLAND FALLS)
ビリー・ジョエルがタイトルにつけた「ハイランドフォールズ」はニューヨークのマンハッタンからハドソン側沿いに車で北に走ること約一時間。静かで緑豊かな町。
(隣接地にはアメリカ合衆国の陸軍士官学校(United States Military Academy)、通称:ウェストャCントがある)

SUMMER,HIGHLAND FALLS



この頃は良い時代じゃない、と皆が口にする
だけど僕はこの時代しか知らないんだ
それに自分の心の聖堂で深く考える時なんだと思う

愛する人の瞳の奥に悲しみに沈んだ色が見えても
他人である僕には同情するより他にない
僕らはいつも周りの状況によって結びついているだけなんだ
それが悲しみであれ 喜びであれ

だから熱心に議論して妥協しても
結局、何も変わっていなことに気づくだろう
お互いの経験も異なる結論も結局は全く同じなんだ

いやでも社会の残酷さを思い知る
僕らの理性も狂気と共にあるのだと
僕らがその中間を望んだとしてもね
それが悲しみの時でも喜びの時でも

軽率なことだけど 僕らは力をすり減らすだけで
お互いの理想を叶えるなんてきっと出来ないだろう
いつかは人生の壁に立ちすくむことになる
それぞれの良く似た考えとともに
それが悲しみであれ 喜びであれ


流れるようなピアノで始まるこの曲は、やがてドラムがリズムを刻み、流れ去るハイウェイ灯と曲がシンクロしていく・・
彼が言うように、何か自分の心の聖堂で深く考えたい事がある時は、夜のハイウェイクルージンしながら今でもよく聴く。