魚沼の旅～タヴェルナ・ヴィチーニ 西福寺開山堂～

******************************************************

先週末は土日を利用して新潟魚沼へ。

美味しいもの、本物の温泉に目がない私が
愛してやまない雑誌“自遊人”。
編集部ごと、自然豊かな魚沼に引っ越ししてしまうという
本腰の入れようは他の雑誌と一線を画してます。

これとの出会いが旅の幅を広げてくれたといっても
過言ではありません。

ざっと思いつくだけでも
熊本県阿蘇の清風荘、渋温泉の金具屋旅館、鹿児島の妙見温泉　石原荘、
修善寺温泉のあさば、青森のランプの宿　青荷温泉、
同じく青森の蔦温泉旅館、そしてまだ記憶に新しい和歌山の湯の峰温泉…

特にあさばは、この雑誌で知ることがなければ
こんなにも早く足を運ぶ機会に恵まれなかったであろう…と。
あのすべてが美しく凛とした雰囲気、フカフカのお布団、
蛍が飛び交う能舞台…。
今でも思い出に浸っては思わずうっとり、です



前置きが長くなりましたが
もはや自遊人ホリックの私

今回の旅でも大変お世話になりました



土曜日は生憎のお天気
日本最長、関越トンネルと抜けるとそこは…。

雪国～とまではいかないけど冬に様変わり。



南魚沼の大自然に囲まれた
タヴェルナ・ヴィチーニでランチ

4月下旬～11月中旬のみの営業です。



こちらでは店内の釜で
薪で焼かれるパンがいただけます。
　



温かい雰囲気の店内。




日替わりスープは南瓜のポタージュでした。




アッソ　スペシャル。

アッソとはピザ生地と同じように一次発酵だけのパン。
しいかりした噛み応えでいわゆるピザ生地のよう。
もちろん焼き立てで熱々です。
イタリアン生ハム、ロースハム、ローストポーク…と豪華。



私のゴルゴンゾーラニョッキ。

ちなみに旦那はスパゲッティー　カルボナーラで
何だか似たような味で選択失敗かも
お隣のカレーが美味しそうでたまらなかった



ゆっくりランチして時間は14時。
まだ宿に向かうには早すぎるし…
強い雨も止みそうにないし…ということで
旦那が調べてここ、よさそう、というお寺へ。



曹洞宗の西福寺。

ただのお寺かと思うなかれ。
江戸時代末期に建てられた開山堂がすごいのです

向拝、堂内に幕末の名匠・石川雲蝶の彫刻、絵画、漆喰細工など
数々が施されていて、その完成度は“越後のミケランジェロ”と称されるほど



パンフレットで伝わるかな

何より驚いたのが
一見、人けがなく寂しい雰囲気のお寺なのに
この開山堂に次々と流れてくる見物客の数。
帰り際には大型バスも停まっていて
人気の観光スポットのようです。



時間も程よく、今宵の温泉宿へ
西福寺からは約30分の道のり。



大湯温泉へ到着。

お宿の案内で場所が分かりづらいとは知っていたのですが
案の定、この二股を左に進んでしまい…Ｕターンしてこの右へ。



すごい霧なんですけど




聞いてはいたけど
寂れた物寂しい雰囲気です




お宿はいかに!?