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クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

もう一度、このチームの原点・基本を大事にしてほしい(J2第31節・0-1富山)

2009-08-03 04:41:04 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第31節 2009/08/02 18:04開始
富山市・富山県総合運動公園陸上競技場
カターレ富山 1-0(前半0-0) 湘南ベルマーレ
【入場者数】2,835人【天候】雨のち曇 22.6℃ 98%
【主審】穴沢努【副審】恩氏孝夫/小曽根潮
【得点】67分(富山)姜鉉守(FK)
SH:19 -7  CK: 8 - 6  FK:17 - 20
【警告】(富山)69分野勇気、86分西野誠
(湘南)27分田原豊(1)、67分アジエル(3)


ジャーンがゴールライン寸前で身体を投げ出してシュートを枠外へ逸らしたシーンをはじめ、
前半の湘南からは「いいときのアウェイでの勝ちパターン」を思わせた。
しかし、「いいときのアウェイでの勝ちパターン」にある「一撃必殺」の攻撃はみられぬまま。
局面での人数は足りず、シュートはなかなか放たれず、セットプレーからは決定機が生まれぬまま。
そんな中、練習どおりというFKをファーサイド右上隅に決められて失点。
終わってみればスコアこそ0-1もシュート数7-19で今季初、いやここ3シーズンで初の4連敗。

今はおろか練習メニューがどういうものかは馬入に行っていないのでよくわかりませんが、
少なくともここ4試合を見ていると「このチームの原点、基本を忘れていない?」と思わずにいられない。
ボールを回しての攻撃も必要だし、決まれば面白いけれども・・・・・

ジャーンが退場した、ジャーンと幸平が出場停止だった、初の富山でしかも雨の慣れないピッチだった、ということ以前に重要な敗因はあるはず。(もちろん、出場停止選手の代わりがああだったのも重要な敗因だと思うが)
記者会見や囲みのコメントで「あえて表に出してない」ならまだいいのですが、そうは思えないので・・・

特殊なフォーメーションも今の敗因の1つかもしれず、それゆえにフォーメーション変更が必要と思う方もいるでしょうが、むしろ、どんなフォーメーションだろうが必要なことをもう一度体現することのほうが今は大事だと私は思います。
・・・攻守で走り勝つこと、シュートで攻撃を終えること、セットプレーの形を徹底的に仕込んで実践すること。
ムダなファウルをしないこと=無闇に相手ボールにしないこと、
そして、PA周辺ではゴール前中央だけでなくその後方にもファーサイドにもダイレクトシューターが控えていること。



もう水曜夜は水戸戦。つい1時間前に帰宅したばかりなのに早いものだ・・・・
今年の水戸は大エース・荒田不在でも上位以外への取りこぼしを最小限に抑えながらここまで来たチーム。
その非常に手強い水戸に勝つために、今一度このチームの原点、基本を見直してほしい。
そして、特に若手選手たちもこの記事に添付の画像の時の気持ちを今一度思い起こしてほしいし、その気持ちに応える指導等も必要ではないか。
若手選手が伸びなければ、湘南に明日はないのだ。
ひょっとしたら今年のこれからもないかもしれないのだから・・・


追伸1:猪狩のドリブル突破→PA手前でFK獲得は、この試合では数少ないベルマーレの見せ場の1つだった。
他によくない点もあっただろうけど、今までよりはかなりよかったはず、次回こそは得点まで結び付けてほしい。


怒りでいっぱいの試合・・・本当に次こそは「行き詰まり」から脱してほしい(J2第30節・1-2徳島)

2009-07-27 02:39:00 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第30節 2009/07/26 19:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ 1-2(前半0-1) 徳島ヴォルティス
【入場者数】6,503人【天候】晴 26.6℃ 73%
【主審】岡田正義【副審】手塚洋/西尾英朗
【得点】44分(徳島)羽地登志晃、56分(徳島)田原豊(7)、84分(徳島)徳重隆明
SH:11 -8  CK: 5 - 7  FK:26 - 18
【警告】両チームともなし


ベストメンバーが揃わないと、この程度のサッカーしかできないのか???????????
J2戦の翌日にいつもやっている練習試合はどういうレベルのものですか???????????
せっかくのユニフォーム背中スポンサー初日、夏子タダ初日にあまりにひどい試合をやってくれた。
昨年までの反省もあって、今年はネガティブなことを極力かかずにきた私ですが、この試合については怒りでいっぱいです。

今年初の3連敗。前にも書いたけど、今年のメンバー(選手+スタッフ)をみて、今年は3連敗を何回もするかもしれない、とシーズン前に覚悟はしていた。そして、今年は1度も3連敗しないですむかもと安心しかけていたが、そうは甘くはなかった。

はっきりいって、今日がスタメン2回目のCBの出来はあまりによくなかった。
全部が全部ダメなプレーとまではいかないが、少なくとも前半はことごとく相手CFと競ることすらできないまま。
そして相手右CKからのこぼれ球からの速いクロスをそのCFにゴール前中央でスピアヘッドでゴールに叩き込まれてしまう。
スタメン1回目でも失点につながるプレーをしたが、その時はまだその失点シーンだけ失敗をしたという印象だったのでまだいいが、2回目の試合がこうではね。ここには書けない怒りの言葉でいっぱいです。

これがもともとのスカウトの見る目の問題か(ライバルチームから期限付移籍でこのパフォーマンスは・・・)、それともチームの育成能力の問題か(昨年の悪夢が蘇るのですか???翔雅や大介がずっとベンチ外なのは、本人だけの問題とは思えないのですが???)はともかく、
大真面目に、CBの補強を明日からでもしてほしいものです。
もし他のJチームでスタメンで活躍していた選手の獲得が難しいのならば、例えばベルマーレユース卒業生が複数いるS大学にいる4年生CB3人(内1人はボランチもやっているが)の中の1人を特別指定にするなどの手もあってもいいのでは?おカネに余裕がない中でもできることはまだまだあるはずだが・・・

ただ、敗因は、今日がスタメン2回目のCBを含めたこの試合限りと思われるメンバー、布陣だけではないと思う。
試合を増すごとにショートパスが敵陣中央でつながるようになり、実際に福岡戦まで4試合連続で複数得点できているがゆえにピッチを幅広く使う展開が少なくなり、単調になって相手にカウンターを狙いやすくもさせているとも感じるのだ。

この試合に限っては・・・心の問題ではないと信じたい。
直近5試合勝てておらず、しかも第1クールに1試合とおして11人で戦って唯一得点できなかった相手である徳島相手にピッチ上が油断していたことはないと信じたい。

富山も難敵。何しろ、セレッソ相手に今季2戦1勝1分という結果を残せているチームだ。
また、この時期の北陸は意外に蒸し暑い。(監督もよくご存知だとは思うが)
ベストメンバーが揃っていてもそれに奢ることなく、必死に勝利を掴みにいってほしい。
今度こそ、本当に行き詰まりから抜け出してほしい。

追伸1:今日のメインのナビゲーターの方、町長の前でホームタウンデーの対象地域を間違えるという不手際は、あまりに問題です。本当に反省してほしいです。

追伸2:3-4-3の布陣の徳島に対して、湘南側の守備の時のマークが序盤は13→13、2→18、4→14のように見えた。(いつもよりも2の位置が低く感じたし) これはこれでいいぶつけ方だと思うのだが、時間が経つにつれて18のマークがあいまいになってきたのかもしれない。もし当初のマークの約束が正しければ阪田にとっては羽地をマークし続けるのは想定外だったかもしれないが、今年からDFやっているわけじゃないんだからね・・・・・

追伸3:この試合で多くみられた風景の1つに、攻撃の時に左SBが高めの位置を先にとる→右SBがそれをみて(と思うが)持ち前の攻撃力を活かす前にバランス重視ゆえ(か)高めの位置をとらない→右SBの姿勢が消極的に映っているのでは? というものがある。ヤマも伸貴との競争ゆえに攻撃面でアピールしたかったのかもしれないのでヤマを責めるのも酷だし将太も同様。自主性を空回りさせない指示や攻撃の全体像の提示がこの試合では弱かったのかもしれない。

愚かな退場劇から問われるもの(J2第29節 1ー2仙台)

2009-07-23 00:00:00 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第29節 2009/07/22 19:05開始
ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台 2-1(前半0-1) 湘南ベルマーレ
【入場者数】14,346人【天候】曇 19.6℃ 74%
【主審】田辺宏司【副審】岡野宇広/浅野正樹
【得点】35分(湘南)阿部吉朗(5)、80分(仙台)中原貴之、89分(仙台)中原貴之
SH:18 -15  CK: 3 - 1  FK:11 - 23
【警告】(仙台)43分朴柱成 (湘南)70分臼井幸平(4)
【退場】(湘南)45分ジャーン(1=乱暴な行為)


後休だけで日帰りできる貴重な平日遠方アウェイゲーム。
平日夜にもかかわらず200人前後の湘南サポーターがビジター自由席に詰めかけた。なんとしても勝って帰りたかったが。。。

前半、右サイドからゴール前へのやや低めで速いクロスへ向かって阿部がゴール前ニアサイドへ頭からつっこんで合わせ、ボールはファーサイドのネット内側へ吸い込まれて湘南が先制!
後半開始早々にも田原が左サイドから抜け出して決定機でシュートを放つ。

しかし。。。ジャーンが後半開始早々に乱暴なプレーで退場。
湘南はアジエルを下げて阪田を入れてジャーンの位置を埋める。
その後しばらくは仙台に完全に押し込まれたが、しばらく後には田原がまたシュートを放ち、さらにその後3、4本シュートするところまで持ち直す。

しかし。。。終盤の相手の放り込み→中原ハイジャンプヘッドの前にタイスケ(少なくとも2点目は阪田が競り勝てなかった・・・後日追記)がどうしても競り勝てなくて2失点。
二点とも中原の頭が放った弾道も確かに見事ではあったが。。。食らいたくなかった失点。

ロスタイム4分の途中、実質91分に食らったの逆転弾の後、座り込むタイスケ、阪田らを奮い立たせてボールをセンターサークルまで運ぶ野澤。タイスケは阪田の分までカバーし、ホントによくやってたけど、試合後はぼう然としていた。
。。。タイスケには災難だったけど、頑張って立ち上がってほしい。簡単ではないけれど、こういう場面で何かできるようになれば、もっとすごい選手になれるはず。

失点シーンはそのときピッチ上にいた10人だけではどうしようもなかったかもしれない。しかし、この試合のセットプレーがことごとく大失敗で終わっていることも明らかで、何かやりようがあったのではという疑念は消えない。このことば主ではないが敗因の一つだと思う。

次はジャーンとコウヘイが出場停止。守備陣の選手層が薄いか、実は厚いか改めて問われる。
次の試合次第で、今日の試合の行方を半分決定づけた彼(決してタイスケを指していない、念のため)の今シーズンのここまでやその彼すらいない場面をふまえて、残る外国人枠、アジア人枠を用いるポジション、タイプの答えが改めて明らかになるかもしれない。

そして。。。2試合連続でロスタイムに逆転されての連敗。
次の試合は相手といい自分たちの状況といい厳しいこと否めないが、それでも力を尽くし、ゴールを奪って勝利をつかめ!

良くも悪くも「サッカーとは何か」を示した試合(J2第28節・2-3福岡)

2009-07-20 17:56:57 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第26節 2009/07/19 19:04開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ 2-3(前半1-0) アビスパ福岡
【入場者数】9,013人【天候】曇 28.3℃ 70%
【主審】廣瀬格【副審】中原美智雄/五十嵐泰之
【得点】37分(湘南)アジエル(10=PK)、59分(湘南)寺川能人(4)、84分(福岡)岡本英也、89分(福岡)大久保哲哉、89分(福岡)大久保哲哉
SH:11 -8  CK: 3 - 1  FK:13 - 14
【警告】(湘南)40分村松大輔(3)
(福岡)36分釘康臣、40分丹羽大輝、45分高橋泰、66分宮本亨


今年でも1,2を争うくらいボールをよく回せていたが、その割に決定的なシュートが少なかった試合。
PA内でのアジエルの反転からPKを得て先制できるまではどうなることやらと思っていた。
最近祐也が流れの中から無得点。
彼に限らず・・・ボールが敵陣深く回せているのに得点が入らないときはファーサイドや田原のすぐ後ろに人がいないように感じるのは私だけだろうか。

ゴール前でのポストプレーから寺川のダイレクトシュートでいつもの形どおりに2点目が決まったのはよかった。
2点目が入ってから某選手を筆頭に遊びモードに入っていたと感じざるを得ないピッチ上は責めるべきだが、7ゲートで「遊んでんじゃねえ!とっととゴール決めろ!」という声が(少なくとも私や私の周囲で)少なかったのも確かである。
3失点したのはDFのお粗末さも否定できないが、カウンター攻撃の起点を与えた攻撃のお粗末さ(遊びっぷり)のほうがもっと問題だし、さらにいうと4得点できなかったことのほうを責めるべきだと思う。

また、相手が悪かったともいえる。平塚競技場でのアビスパ福岡戦はリーグ戦過去4勝10敗だし、過去2年連続で湘南は福岡戦での敗戦で昇格の可能性を絶たれている。そのことをこっちは忘れてしまっていたが、相手は「平塚競技場、ここなら何とかなる」と覚えていたかもしれない。84分、89分、そして実質92分と残り10分足らずの間の3チャンスで3得点したのは、
守備はともかく決定力だけなら元J1の意地があると示すかのようであった。

ホーム、先制、終盤で山口投入・・・勝ちきるための材料がこれだけ揃っていても、やるべきことができていないとこういう結末になってしまう。悪い実例を内外に示してしまった。
もちろん、ホーム無敗で、そして先制ゲーム無敗でシーズンを駆け抜けられれば一番よかったが、そこまで「デキた」チームではなかったと言わざるを得ない。
もっとも、昨年の広島ですらホームで2敗しているし、ホームでの先制ゲームで負けていたりするから、ホームで1回負けたことで全てを否定する必要はないのも確か。そして、この試合でおきたことを今後の教訓にできれば、次の試合からまたホーム無敗や先制ゲーム無敗を続けることはできるはずである。

過去にJ1ホームゲーム100万人突破記念(96年10月の市原戦)で10分ちょっとで4失点したり、
06年10月のホーム徳島戦で2ゴールの後に後半だけで4ゴールの大逆転負けを喫したりこともある。
一方で、96年5月に新潟で3失点の後に5得点して大逆転勝ちしたり(この新潟での試合は見ていない)、98年9月の西京極で後半ロスタイム4分で同点ゴールと逆転ゴールを決めて本当に劇的に連敗を7で止めたこともあるが、
残り10分だけでこういう逆転負けを喫したのは湘南は初めてのこと。

梅雨明けの蒸し暑さの中、観衆が密集してさらに暑苦しくなった9,000人超の大観衆の前で
こういう試合にはなったけれども、夏休みで集った子供には「サッカーってこういうものだよ」と教えることになったのではないか。また、遠路平塚に駆けつけた福岡サポーターにとってはサポーター寿命が延びる試合になったかもしれない。
そして、私たちも「こういう試合もあったね」と後で笑ってすませるためにも、次の仙台戦で心機一転また頑張りましょうよ。晴れの日も雨の日も、勝利の時も敗北の時も、共に戦っていきましょうよ。



(追伸)
1.試合終了後から今に至るまで、不思議と怒りがこみ上げない。
結局「2点目の後の遊びムード」を変えられなかったスタンドもどうよ、という自責の念もあるが、それ以上に「ベルマーレという名前になって16年目、こんなこともあるさ」という思いが強いのかな。
自分の過去でいうと、4年前の秋、ユースの応援に磐田まで行く途中の清水市内で追突事故もらって試合を見にいけなくなってしまったときと同じ心境。ぶつけられた瞬間だけは怒りがこみ上げたけど、その後はずっと「こんなこともあるな」という心境だった。
2.あの悪夢の失点の後、確かに野澤はなかなか立ち上がれなかったけれど、それを責める気にはあまりならない。昇格を経験してようが、あそこまで劇的なシーンは恐らく経験にないだろうし(ベルマーレ史上でもあんなシーン初でしょ)。
10年前のカンプノウでは、UCL決勝にまで出てきた選手たちがロスタイム3,4分でのあのマンUの同点ゴール・逆転ゴールの連発の前に立ちすくみ、中には泣いていた選手もいたくらいで。
仙台戦には、また頼もしい野澤が帰ってきてくれるでしょう。そして、仮に似たことがおきても、今度はすぐ立ち上がってくれるはず。

関西人の大活躍が生んだ、相手の土俵での勝利(J2第27節・4-3セレッソ)

2009-07-13 02:30:11 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第27節 2009/07/12 18:04開始
大阪長居スタジアム
セレッソ大阪 3-4(前半1-1) 湘南ベルマーレ
【入場者数】18,146人【天候】晴 30.0℃ 56%
【主審】家本政明【副審】平野伸一/森本洋司
【得点】15分(湘南)坂本紘司(9)、33分(セレ)濱田武(CK)、49分(セレ)香川真司、
59分(湘南)アジエル(9=PK)、66分(セレ)香川真司(PK)、69分(湘南)坂本紘司(10)、
86分(湘南)永田亮太(1)
SH:24 -11  CK: 9 - 1  FK:24 - 13
【警告】(セレ)47分マルチネス、57分キム・ジンヒョン
(湘南)52分坂本紘司(5)、87分臼井幸平(3)


2009J2天下盗り・第2幕(山崎の戦い)は壮絶な得点経過の末、湘南が再逆転で勝利。
18,000人ものホーム側観衆を黙らせ、ブーイングに走らせた。
そして、長居スタジアムでは99年3月以来の本当に久しぶりの勝利であり、
昨年の長居2戦2敗(特に11月の完敗劇・・・)の溜飲をも下げてくれた。

滋賀出身の坂本の前半の左足アウトサイドでのボレーによる1点目、2点目(PK)を誘発したPA内への巧みな侵入、
そして右足でのボレーによる3点目。
さらに、京都出身の永田がゴール前で田原のポストプレーめがけて駆け込んでのダイレクトシュートで決勝点。
30度の蒸し暑い天候の中、地元出身関西人の大活躍は大きかった。
永田の決勝点ももちろん素晴らしいけど、個人的には坂本による3点目で2度目の同点に持ち込んだことが大きかったと思う。ゴールの素晴らしさゆえか、あまりのしぶとさゆえか、先制点に続いてこのゴールがセレッソ側を沈黙に追い込んだから。

4-3というスコア、特に3失点は、湘南としては不本意なものかもしれない。
目下得点リーグトップのホームチームにまんまとやられた形なのだから。
しかし、場所だけでなく得点経過の面でも相手の土俵でありながら勝ったのは本当に大きいと思う。
また、失点こそ多かったが、後半は前半の反省を活かして守備の修正ができたと思うし、
特に田村と村松の動きは素晴らしかったと思う。

この3連戦で3勝できたのは本当に大きい。(3連戦3勝は5月以来のこと)
とはいえ、7月はまだ半分が終わっただけ。
残り半分も難敵続きだし、難所もある。
ここで慢心せず、勝ち点をさらに積み上げていきたい。

いつもの甲府戦、いつもの通りになんとか制す!(J2第26節・2-1甲府)

2009-07-09 01:53:34 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第26節 2009/07/08 19:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ 2-1(前半1-0) ヴァンフォーレ甲府
【入場者数】6,705人【天候】曇 26.1℃ 74%
【主審】岡部拓人【副審】大塚晴弘/中井恒
【得点】37分(湘南)中村祐也(11)、74分(湘南)アジエル(9)、82分(甲府)國吉貴博
SH:11 -11  CK: 7 - 8  FK:22 - 19
【警告】(湘南)20分ジャーン(5)、44分アジエル(2)
(甲府)42分金信泳、44分山本英臣、61分マラニョン

前半10分ごろからの参戦。
偶然出くわした顔見知りサポーターと共に西口から西回りでタクシーで1ゲート傍まで駆けつけると、すぐ後ろにタクシーが2台止まった。17時半に都内の東側で仕事が終わるならば、どうしてもこの時間が限界だよね。

相手のラフ具合も、審判のジャッジ具合も、相手のサポーターの多さ、そして終盤に何度も訪れる相手の決定機もいつもどおりの甲府戦だったけれど、それらをなんとかしのいで七夕ユニでの初得点初勝利!
(詳しくは後日書きます)
さあ長居へ、10年ぶりの勝利を掴みにいくぞ!!!

7試合ぶりの無失点勝利、そして久しぶりの三ツ沢での勝利(J2第25節・2-0横浜FC)

2009-07-06 02:30:33 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第25節 2009/07/05 18:03開始
横浜市・ニッパツ三ツ沢球技場
横浜FC 0-2(前半0-1) 湘南ベルマーレ
【入場者数】4,410人【天候】曇 23.1℃ 74%
【主審】柏原丈二【副審】相樂亨/浅野正樹
【得点】43分(湘南)アジエル(8)、59分(湘南)中村祐也(11)
SH:7 -13  CK: 6 - 4  FK:19 - 23
【警告】(横C)61分鄭容臺、62分八角剛史、70分池元友樹
(湘南)なし

いよいよナイトゲームオンリーのシーズン。
ニッパツ三ツ沢での神奈川ダービーは観衆4,410人。
正直、寂しい人数である。
とはいえ、アウェイ側ゴール裏には1,000人近くのベルマーレサポーターが詰めかけ、
トータルでは1,200~1,300人ものベルマーレサポーターが駆けつけたように見えた。

そして、↓リンク先にあるように2曲リバイバル。
http://www.la12efs.com/
さて、今年はいつの間にか黄緑が公式サイトやポスターはじめ復活傾向にあるし、
七夕GKユニも黄緑だし、やはり黄緑に燃える方々がここに集うのかな。
「まずはスタジアムを青くしよう」と数年間やってきた中で複雑な思いもあるが、
「青か黄緑か」の二者択一ではなく、
青と黄緑をうまく使い分けるときが来たのかもしれないね。

前半、後半と決定機を重ねるものの前目の選手がことごとくその決定機でシュートを決め損ねてしまう。
「彼ならありうるだろうな(失礼)」という選手だけでなく「え、あの選手も」という選手まで。
追い風で、相手が前半から時間を使いにきていた中で、なんとか43分にアジエルのゴールで先制できてよかった。
フリーでシュートを打たれた被決定機は、前半の1回と
後半の須藤の右足FKがゴール枠右上隅を直撃したものの2回だったが、
後半14分の祐也のゴールで2-0と突き放すまでは勝負がどちらに転んでもおかしくない展開だったと思う。

アジエルのゴールは、流れの中から敵陣深くにもちこんでから相手ゴール前でボールを左右に往復させた後でアジエルが頭でゴールへ押し込んだもの。
祐也のゴールは、確か右CKから中央でこぼれた浮き球をファーサイドで祐也がオーバーヘッド(に見えた)で逆サイドのゴールネットへ相手のクリアを吹き飛ばしながらゴールインさせたもの。

この試合を通して、得点シーン以外で6回は決定機があったとは思うがスコアは2-0で試合終了。
7試合ぶりに無失点で試合を終えることが出来た。
さらに、久しぶりの三ツ沢での勝利。
01年10月、05年12月に勝ってはいるもののその時はお互いのチームが中位以下の順位だっただけに、
リーグ戦でチームの浮沈がかかった状況で勝ったのは97年5月の1STステージ・横浜M戦以来といえよう。
そして、勝ち点獲得率7割を保ち、首位を奪い返して「七夕マンスリー」ホーム初戦に挑むことができる。
難敵、難所が続く7月。次の甲府戦は昨年のホーム甲府戦と同じかそれより厳しいスコア展開、そして肉弾戦になるかもしれないが、厳しい試合を勝ち抜こう!!!

「らしくなさ」を振り払え!!!(J2第24節・1-1栃木)

2009-06-30 02:20:40 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第24節 2009/06/28 16:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ 1-1(前半0-0) 栃木SC
【入場者数】4,517人【天候】雨 20.6℃ 77%
【主審】前田拓哉【副審】岡野宇広/伊東知哉
【得点】57分(湘南)臼井幸平(3)、69分(栃木)若林学
SH:5 -9  CK: 5 - 7  FK:23 - 23
【警告】(湘南)41分田村雄三(6)
(栃木)20分米山篤志、72分若林学


1-1で迎えたこの終盤は、「らしくなく」感じた。
湘南は79分に島村を投入。誰もが「パワープレーで勝ちきりにきた」合図だと思ったはず。
しかし、その割にはなかなか攻勢になりきれない。少なくとも、熊本戦や札幌戦の終盤のような凄味は感じなかった。
あと2人交代枠があり、他の4人はアップを続けるが、交代はないまま。
そのうち、サブの残り4人はアップをやめて、ただ立ってピッチをみつめるまま。
ピッチ上は攻勢になりきれないまま。
見ているほうは「交代枠を使うの?使わないの?今ピッチ上の選手の代えにくさも感じるけど、今のままでは変わらない・・・」という思いもあっただろう。
結局、そのままロスタイム4分が過ぎて1-1のままタイムアップ。



この試合のポイントは3つあったと思う。

1.前半、パスをスムーズにまわしながらゴール(というよりはボックスかもしれないが)へ何度も迫っていた時間にゴールがほしかった。少なくともこの時間は今月の他の試合の同じ時間帯とは明らかに違っていただけにね。
正直なところ・・・守備面での立て直しを期待して「この試合こそは阿部ちゃん先発だろう」とかねがね思っていながらも勝手ではあるのだが「『静かなる暗殺者』がスタメンならあっさり1,2点入っていたかもな」と振り返った次第。

2.67分、相手が左SB入江を投入し、明らかに「入江中心」で攻めてくることがわかっていたのに、その2分後に彼のゴール前ファーサイドへのアーリークロスが起点となって失点し同点にされる。相手CKからのカウンターがミスに終わった直後だったとはいえ、入江にどフリーで、しかも「野澤がキャッチ・クリアしにくく、かつ村松も対応しずらい高さと位置」へビシッとクロスをあげさせたのは・・・厳しい。この後、阿部とアジエルの位置が入れ替わって「入江封じ」に出たように感じたが、遅かった。
なお、このゴールは若林によるもの。ファーサイドへの折り返し(による幻惑)から若林に最後シュートさせてしまったのは湘南で初スタメンの阪田だが、このシーン以外は最低限の仕事はできていただけに残念。終盤のパワープレーでもそうだが、ジャーン出場停止の穴は感じずにいられない。

3.冒頭に記した、終盤の攻撃。
やりきれないピッチ上の選手もいけないけれど、ベンチの交代枠を使わないなら使わないでそれ相応のメッセージ(サブ4人をベンチに帰すとか)を送らなかったスタッフもいけないのではないか。これまでが見事だっただけに、なおさら「らしくなく」感じてやまないのだ。



6月は6試合とも失点を喫してしまった。そして、6月に稼げた勝ち点は最大18点中9点どまりであった。
2試合で勝ち点1しかあげられなかったのも今年はじめての事態。

まずは、「皆が最後までボールに食らいつく」姿勢を取り戻さないといけないのではないか。
そして、その姿勢を保てない選手は聖域を設けず容赦なくピッチ上から下げてもいいのではないか。
相手の湘南対策への対応ももちろん必要だが、相手によさを出させる前に「ガツンといてまう」ことが最大・即効の対策ではないか。

そして、これはすぐには難しいかもしれないが、今のピッチ上の選手たちにない良さをもっている選手が「ピッチ上で闘える」ようになってくれないといけない。例えを2人あげるなら・・・
1人は今度44年ぶりにW杯出場を決めたチームへの参加権がある、チーム1の長身選手。
もう1人はアンダー年代の世界大会予選への参加権がある、チーム1といっていいセンスのある選手。
彼らが、前任者時代に重宝されたよき思い出(はいいすぎかもしれないが)から心底から脱却して今のチームで誰よりも必要な選手へ化けてくれれば、チームはもっと いい意味で厳しく、そして楽に、面白く闘える。

7月も厳しい対戦相手・会場での試合が続く。
しかし、私は開幕前「今年は3連敗を何回喫するんだろうか」という思いでいたことを思うと、今どれだけ頑張って今この位置にいることか。
今年初の「取りこぼし」を機に、もう一度「皆が最後までボールに食らいつく」姿勢を取り戻してほしい。
そして、「らしくなさ」を振り払ってほしい。

猪狩佑貴主演 THE・劇的勝利(J2第22節・3-2札幌)

2009-06-22 02:22:08 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第22節 2009/06/21 16:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ 3-2(前半1-0)  コンサドーレ札幌
【入場者数】9,374人【天候】雨のち曇 24.3℃ 81%
【主審】飯田淳平【副審】穴井千雅/小曽根潮
【得点】10分(湘南)中村祐也(9)、48分(札幌)クライトン(PK)、
57分(札幌)西大伍、83分(湘南)阿部吉朗(3)、87分(湘南)猪狩佑貴(1)
SH:14 -7  CK: 10 - 1  FK:11 - 10
【警告】(湘南)47分ジャーン(3)、56分臼井幸平(2)
(札幌)59分吉弘充志、67分上里一将、68分クライトン


大スポンサー&大株主の1つである産能大によるスペシャルデー。
雨で5ゲートこそ人は入らなかったものの、9,000人以上が競技場に詰め掛けた。

前半、ゴール前での田原のポストから祐也の先制点が決まったのは湘南のセオリーどおりだった。
守備の時は4-1-4-1に近い形でいい形で相手の攻撃を防げていた。
しかし後半開始早々、相手のドリブルに対してボールではなく人を止めにいってしまいPK献上。
さらに相手の右サイドやや浅めの位置からのアーリークロスがゴール前ファーサイドに入り、
そのボールを西が打点の高いヘッドでゴール左下隅へ叩き込んであっという間の逆転。
確かに相手が後半に選手交代でやり方を変えてきたとしても、
湘南の後半の立ち上がりはとてもいいとはいえなかった。
ましてや前半は相手に隙を与えなかっただけに残念だった。

ここまでホームで逆転を許したことは一度もない。しかもやられ方が悪すぎる。
ついに「取りこぼす」のか・・・・・
湘南は島村を前線に入れて3-5-2に布陣を変え、さらにはジャーンも前線に上げて
なりふりかまわぬパワープレーに出る。
それでもなかなか湘南ペースにはなりきれず、相手のカウンターの脅威にさらされていた中で
阿部がパワープレーのこぼれ球をボレーでゴールネットへ突き刺して同点。
しかし、まだ1点足りない。その1点を取ったのは、猪狩だった。
確かこれもパワープレーからだとは思うが、ゴール前でアジエルが流したボールに
猪狩が後方から駆け込んで詰めてゴールへボールを押し込んだ。

猪狩が、ついにやった!!!28番のユニフォームを脱いで喜び泣きまくる私(笑)
まだリーグ戦出場時間が90分もいっていない彼だが、彼がこのチームの苦境から救った。

ロスタイム4分は本当に長かったが、スコアは動かないままタイムアップ。
ホームでリードされた展開からの逆転勝ち、
そしてホームゲームで85分以降の得点で勝利を収めたのは今年初である。
内容はまずいところが多々あるが、これぞ筋書きの見えない劇的勝利という試合であった。



やはり猪狩に触れないわけにはいかない。
いつまでかはわからないが、J公式のトップの画像にも彼がでてきた。
http://www.j-league.or.jp/
自分で太鼓(スネア)を買ってユースの応援をはじめてから4年、
その4年前から応援してきた猪狩がこうして結果を残して周りに認められて、
本当に、本当に、嬉しかった(泣) 猪狩、ありがとう!!!!!
また、猪狩はユースの産能大移転1期生でもある。
産能大スペシャルデーで決めてよかったよ!!!

冷静にみてみると、この試合の猪狩が全てにおいてよかったわけではない。
対面の相手の突破を止められなかったり、スペースへのパスに追いつけなかったり。
この試合の個々のプレーの出来からすれば多分「一勝九敗」くらいかもしれない。
でも、その「一勝」がチームを救った。
そして、猪狩自身を湘南ファンに対して今年の「戦力」だと印象付けることができた。
あとは、個々のプレーの星取を「五勝五敗」とかにできれば、自ずとチャンスは増えるはずである。
この試合のゴールはここまでの努力のゴールではあるけれども、ここが新たなスタートラインのはず。
これからの猪狩に期待です!

そして・・・考えたいこと、他の選手(誰とはいいませんが)にも考えてほしいことがある。
もともとはサイドの選手だった彼がなぜ中央で使われているか?
しかも、中央が得意な選手がいるにもかかわらず彼がなぜその選手よりも優先されているか?
その選手の再起、奮起も待ちたいところです。



次節は、国立でヴェルディ戦。平日とはいえ夜の試合。
15年前の3月12日夜のベルマーレJデビュー戦の記憶が蘇ってきません?(笑)
結果のほうはその試合のようにはなってほしくないどころか・・・
いいかげん国立でヴェルディに勝とうよ!!!(過去公式戦5戦5敗)
・・・とはいえ、拙者は次節欠場なのですが・・・・・職場から30分かからないのに・・・


追伸1:私は滅多に動画を見ない人なのですが
(観戦記ですから、動画を見ないで、概ね記憶に基づいて書いています)、
今回はこの記事のUp後にひかりTVのダイジェスト(公式サイトにリンクがある)を
みました。
猪狩の得点、自分の記憶と全く違う(恥ずかしすぎる)
あんなキレイなパスからだったとは。
あの時間はゴール前に放り込んでの記憶しかなかったもので(苦笑)

追伸2:猪狩のゴール、もちろん、アカデミー関連のみんなにとって
とても嬉しいゴール。
この記事を書いた後、他の方のブログなどを見ていたら、
やはり平塚の方にとってもとりわけ嬉しい猪狩のゴールだったと思う。
平塚出身のJリーガーでは、ベルマーレJY→金旭中出身の馬場賢治(神戸)に続くJリーグ戦のゴール。
このゴールが、平塚のサッカーの歴史を変えるきっかけの1つ、競技場改修の機運の高まりのきっかけの1つにもなればいいなあと思う。

露わになった弱点をどう克服するか・・・(J2第21節・2-2岐阜)

2009-06-15 02:23:37 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2009 J2リーグ第21節 2009/06/14 13:04開始
岐阜メモリアルセンター長良川競技場
FC岐阜 2-2(前半1-1)  湘南ベルマーレ
【入場者数】6,607人【天候】晴 29.4℃ 39%
【主審】松村和彦【副審】森本洋司/大川直也
【得点】41分(岐阜)冨成慎司、42分(湘南)坂本紘司(8)、
70分(岐阜)秋田英義、79分(湘南)中村祐也(8)
SH:14 -7  CK: 10 - 1  FK:11 - 10
【警告】(岐阜)なし (湘南)04分坂本紘司(4)、28分村松大輔(2)


首位チームが相手だからか、片桐の岐阜ラストゲームだからか、
6,000人以上の観衆が初夏の長良川に詰め掛けた。
試合中の気温29度は昨年7月のナイトゲーム(30度超)よりも低いが、
直射日光が暑さを増幅させる。長良川に近いことから、風が吹いてくれたのが幸いか。

開始早々、湘南の右サイドで相手の速いパス回しから最後は湘南DFの前で
18番(右MF)がダイレクトで強いミドルシュート。
シュートは枠をそれたが、シュートの位置、その打ち方、さらにはシューター・・・
湘南にとっての失点に直結しやすい弱点をいくつも露わにされたように感じるとともに、
岐阜はどういうプレーで得点しやすいかをやっと自身の身体でわかりはじめたのか、と感じ、
この試合は相当に厳しいものになると痛感した。

失点は2点とも相手のサイドからの波状攻撃から。
1失点目は、右サイドからゴール前中央への危険なクロスのこぼれを
左SB秋田がすかさずクロスを入れたことによるもので、
そのクロスにゴール前中央で合わせてゴールしたのはなんと右SB冨成だった。
2失点目も右サイドのクロスのこぼれ球からで、
そのこぼれ球をダイレクトでゴール右上隅へライナーで蹴り込んだのは
ミドルレンジに駆け込んできた秋田だった。

ただ、熊本戦に続いて相手のベストプレーを見せ付けられた中でも
負けん気を発揮して2回追いつくことはできた。
特に1得点目は失点の直後のキックオフからアジエルが力ずくのドリブルで突進、
最後は坂本にわたったボールを坂本がすかさずグラウンダーのミドルシュートを決めたもの。
2得点目は阿部のゴール前やや左への突進から最後は中央で祐也が押し込んだもの。

しかし、その後さらに1点を奪い取るだけのパワーは見せられず、
岐阜戦は今年2試合とも引き分け、さらにはここ2年間5試合で3試合目の引き分け。

最近ブログをUpしていない中で心苦しいのだが・・・・・
草津戦からの7試合はいずれもJ2昇格後5年以内のクラブ、いわば戦力的にも経営体力的にも下位に位置するクラブが相手といっていい。実際、この7試合で非アジア人のFWがいる対戦チームは1つだけであり、順位も21節現在で7チーム中6チームが二桁である。その7試合で3勝4分、勝ち点13というのは決していい成績とはいえないだろう。
しかも3試合連続で2失点以上。また、得点数も確かに多く、2得点以上はこの7試合中3試合あるが、富山戦以外の2試合は勝てていない。逆転勝ちはようやく愛媛戦で達成できたが、相手(特に交代選手)の決定力不足に助けられた面も大きいと感じ決して逆転勝ちが湘南の勝ちパターンの1つになったとはいえないだろう。

札幌戦からは4試合近場が続く。札幌戦までは1週間の時間がある。
まずは守備からになるだろうが、相手の研究を無力にするだけの上積みを期待したい。
また、攻撃でも、ショートパスが通じないときにどう攻撃していくか、その答えがそろそろ必要になるはずである。

札幌戦は産能大デーでもある。
今願うことは、試合当日ずっと晴れること。


追伸(Upと同時) 画像は試合後にメインスタンド近くで配っていた飴。
偶然にも、この試合のマンオブザマッチといっていい選手のプロフィールがパッケージにかかれていた。
(奇しくもこの試合の両チームのキャプテンはともに6番の左SBと珍しいケース)
この飴、スポンサーさんが自主的(?)に作って配っているんだね。
その熱意はすごいと思う。
熱意のある方はいても、地元そして地元高校出身の看板選手をシーズン中に放出する悲しさ。
これは決して他人事ではないのだけど、岐阜という地域の力を考えるともったいなく感じる。
スポンサーになっていない地元上場企業もいくつかある。
また、岐阜には友人も住んでいるし、富山の隣でもあるから、なおさらあまり他人事に思えない。
岐阜が地元の潜在力をフルに活かして、中京地区のサッカーどころらしさをもつチームになってほしい。

追伸2(これは21日早朝)
デビュー戦の島村がよかった、ということを書き忘れていた。
もちろん、交代直前のGKとの交錯(シュート打てると思いきや、GKにつめられて結果的に交錯)など、まだまだと思われるところもあるが、
キックオフ(前半は岐阜)直後のスライディングにはじまり、
攻撃面で前線でキープしながら突進の構えをみせるなど、
少なくとも私としては予想以上の働きだったと思う。
彼は学生時代「タイガー」と呼ばれていたが、その片鱗はみせてくれた。
少なくとも今年に入ってJ2戦にレギュラーの代役としてスタメンで入った選手が
あまりに不出来だったということはなく、それぞれが持ち味をみせてくれているのはいいことだ。
あとは、試合中に選手交代でどう変化をつけられるかなのだが・・・