2007 J2リーグ第40節 2007/09/15 19:04開始
鳴門市・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス2-0(前半1-0)湘南ベルマーレ
【入場者数】3,173人【天候】曇のち雨 27.3℃ 86%
【主審】砂川恵一【副審】八木あかね/村田裕介
【得点】23分(徳島)小林康剛、57分(徳島)片岡功二
SH:6 -10 CK: 3 -7 FK:10 - 18
【警告】(徳島)64分西河翔吾、67分青葉幸洋
(湘南)26分加藤望、65分加藤望
【退場】(湘南)65分加藤望(1=警告2回)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。
湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。
25金永基
30山口貴弘 3ジャーン 2斉藤俊秀 21尾亦弘友希
15北島義生 14永里源気
7エドワルド※ 24加藤望
20原竜太 11石原直樹
※=エドワルド・マルケス
SUBは
GK1伊藤友彦、DF33林慧、MF5中里宏司、MF13鈴木将太、FW9梅田直哉
監督: 菅野将晃
選手交代は
62分:14永里→13鈴木将太
79分:20原 →9梅田直哉
徳島のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。
30鈴木正人
32塩川岳人 3石川裕司 4青葉幸洋 6西河翔吾
17丹羽大輝
8ダ・シルバ 31熊林親吾
11片岡功二 33長谷川太郎
9小林康剛
登録上は32番・11番がMF、33番・9番がFWの3-5-2だが、
実質的には上記の4-1-2-3の布陣であった。
SUBは
GK21島津虎史、DF16挽地祐哉、MF24小山拓土、
MF14石田祐樹、FW25大島康明
監督:今井雅隆
選手交代は
76分:33長谷川→25大島康明
89分:9小林 →14石田祐樹
なお、鳴門には80人以上のベルマーレサポーターが駆けつけ、
内50人以上がタスキの中。ともに四国のJ2戦では最多ではないか。
その人数で、東京V戦の同点劇の後で、第4クール初戦とあってEFSのリードは
試合前から熱かったが、試合中はともかく試合前はアウェイにしては熱すぎたかもしれない。
実際、今季アウェイで勝つときは(少なくとも私が見ている試合は)
まったり試合前に入る(試合中はともかく)ときに限られるから、気になるのだ。
ましてや、この試合のピッチ上の湘南はただでさえ手負いだったので。
万全でない時にあおられてかえってピッチ上で気合が空回りしたように感じなくもない。
あと、鳴門のナイトゲーム、一昨年からなぜか4戦勝ちなし。昼は2戦2勝なんだが・・・
(以上が日曜深夜にUp)
気分が非常に重いのですが、帰りの夜行バスから記事を投稿します。布陣や記録は日曜夜に記載。
台風の影響からか、大洋に面している徳島の天気はとても変わりやすく、晴れと雨が交互に訪れる。しかも鳴門は終始風も強かった。
徳島の先制点は右サイド深くに攻め込んだ小林が角度のないところからシュートを決めたもの。二点目は左サイド深くのスローインのこぼれ球を片岡がGKとの1対1から決めたもの。ともに一瞬の隙からといっていい。
湘南は後半セットプレーから決定機をつくるもシュートがなかなか枠にいかず。決定機の数は徳島も少なく三つか四つだったがそれを確実に決めた徳島に完敗を喫した。
この試合の完敗の一因は、まずは徳島が好調だったことにある。4123の布陣で中央が厚く、中盤中央でボールを奪ってからサイドの裏に、が徹底していた。
完敗の一因は湘南のスタメンの配置。特に永里が中盤中央でエドワルドが右サイドだったこと。永里はスペースがないと生きないのだが、よりによって中央が厚い徳島相手で中央に置くとは。永里が全く消えていて、結果として前半は一度も中盤でボールを奪えなかったのは彼のせいではなく彼を配置した監督の責任だ。徳島は中央が厚い分サイドが薄いのだから右サイドにふつうにおけばよかったのではないか。
エドワルドの右サイドも気の毒だった。彼はアジエルと比べてキープ力は同じくらいとしても単独での突破力はさすがに劣る。要は周囲の援護が必要なのだが彼の後方にいるのは山口。彼はもう疲れきっているとしか思えない。永里が右サイドでエドワルドが右のトップならふつうにうまくいきそうだったのでは?
もっとも、中盤の中央はじゃあ誰が?という問題はあろう。松本でもよかったのでは?少なくとも、他の位置で生かせる長所をもっている選手を置くことはなかった。選手配置ミスで実質二人マイナスだったといってもいいだろう。
敗因の原因のもう一つは個々の調子。梅田を除く多くの身体のキレがいまいちに感じた。また、特に両SBはミスが多い。左は攻撃面でクロスがあまりに雑、右は守備で裏をとられすぎ。
この敗戦で湘南は瀬戸際に追い込まれた。3位仙台と勝ち点差8。今年初の4戦勝ちなし。さらに次節、首位の札幌相手なのに湘南はレギュラーの中盤の3人を出場停止で欠く。
苦しい状況だ。でも勝たなければほんとに今シーズンの昇格の可能性が実質的に絶たれかねない。
次の札幌戦までの一週間でどれだけ「通常とは違うメンバーなりのやり方」が徹底できるか。特に攻撃面。やはり坂本アジエル望のそのまま代りをできる選手はいないのだから代りの選手の特性を少しでも理解した攻撃の展開が必要だろう。
例えば、この試合で前半こういうシーンが二回あった。ヨンギがボールをキャッチしてすかさず右のエドワルドへフィード。ところがエドワルドを援護すべき山口は金がボールをもったときまだ流れの関係でボックスの中にいて、そこからエドワルドの位置まで上がるには時間がかかる。これは金の経験不足ゆえかもしれないが、エドワルドはアジエルみたいに単独で突破しにくいということを、(さらに山口の位置も含めて)理解できればまた別の選択が金にはとれたのではないか。
ほんとに、次節たのんます。次節でも徳島戦みたいなことやっていたら・・・クラブも監督も将来みえないよ。
以下、日曜深夜に追記:
次回、四国の地に立つのは12月1日、愛媛での最終戦。
私は既に往復の飛行機を予約済みです。
12月最初の土曜の朝、希望と不安に満ち溢れながら
四たび四国の地に降り立てることを切に願います。
鳴門市・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム
徳島ヴォルティス2-0(前半1-0)湘南ベルマーレ
【入場者数】3,173人【天候】曇のち雨 27.3℃ 86%
【主審】砂川恵一【副審】八木あかね/村田裕介
【得点】23分(徳島)小林康剛、57分(徳島)片岡功二
SH:6 -10 CK: 3 -7 FK:10 - 18
【警告】(徳島)64分西河翔吾、67分青葉幸洋
(湘南)26分加藤望、65分加藤望
【退場】(湘南)65分加藤望(1=警告2回)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。
湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。
25金永基
30山口貴弘 3ジャーン 2斉藤俊秀 21尾亦弘友希
15北島義生 14永里源気
7エドワルド※ 24加藤望
20原竜太 11石原直樹
※=エドワルド・マルケス
SUBは
GK1伊藤友彦、DF33林慧、MF5中里宏司、MF13鈴木将太、FW9梅田直哉
監督: 菅野将晃
選手交代は
62分:14永里→13鈴木将太
79分:20原 →9梅田直哉
徳島のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。
30鈴木正人
32塩川岳人 3石川裕司 4青葉幸洋 6西河翔吾
17丹羽大輝
8ダ・シルバ 31熊林親吾
11片岡功二 33長谷川太郎
9小林康剛
登録上は32番・11番がMF、33番・9番がFWの3-5-2だが、
実質的には上記の4-1-2-3の布陣であった。
SUBは
GK21島津虎史、DF16挽地祐哉、MF24小山拓土、
MF14石田祐樹、FW25大島康明
監督:今井雅隆
選手交代は
76分:33長谷川→25大島康明
89分:9小林 →14石田祐樹
なお、鳴門には80人以上のベルマーレサポーターが駆けつけ、
内50人以上がタスキの中。ともに四国のJ2戦では最多ではないか。
その人数で、東京V戦の同点劇の後で、第4クール初戦とあってEFSのリードは
試合前から熱かったが、試合中はともかく試合前はアウェイにしては熱すぎたかもしれない。
実際、今季アウェイで勝つときは(少なくとも私が見ている試合は)
まったり試合前に入る(試合中はともかく)ときに限られるから、気になるのだ。
ましてや、この試合のピッチ上の湘南はただでさえ手負いだったので。
万全でない時にあおられてかえってピッチ上で気合が空回りしたように感じなくもない。
あと、鳴門のナイトゲーム、一昨年からなぜか4戦勝ちなし。昼は2戦2勝なんだが・・・
(以上が日曜深夜にUp)
気分が非常に重いのですが、帰りの夜行バスから記事を投稿します。布陣や記録は日曜夜に記載。
台風の影響からか、大洋に面している徳島の天気はとても変わりやすく、晴れと雨が交互に訪れる。しかも鳴門は終始風も強かった。
徳島の先制点は右サイド深くに攻め込んだ小林が角度のないところからシュートを決めたもの。二点目は左サイド深くのスローインのこぼれ球を片岡がGKとの1対1から決めたもの。ともに一瞬の隙からといっていい。
湘南は後半セットプレーから決定機をつくるもシュートがなかなか枠にいかず。決定機の数は徳島も少なく三つか四つだったがそれを確実に決めた徳島に完敗を喫した。
この試合の完敗の一因は、まずは徳島が好調だったことにある。4123の布陣で中央が厚く、中盤中央でボールを奪ってからサイドの裏に、が徹底していた。
完敗の一因は湘南のスタメンの配置。特に永里が中盤中央でエドワルドが右サイドだったこと。永里はスペースがないと生きないのだが、よりによって中央が厚い徳島相手で中央に置くとは。永里が全く消えていて、結果として前半は一度も中盤でボールを奪えなかったのは彼のせいではなく彼を配置した監督の責任だ。徳島は中央が厚い分サイドが薄いのだから右サイドにふつうにおけばよかったのではないか。
エドワルドの右サイドも気の毒だった。彼はアジエルと比べてキープ力は同じくらいとしても単独での突破力はさすがに劣る。要は周囲の援護が必要なのだが彼の後方にいるのは山口。彼はもう疲れきっているとしか思えない。永里が右サイドでエドワルドが右のトップならふつうにうまくいきそうだったのでは?
もっとも、中盤の中央はじゃあ誰が?という問題はあろう。松本でもよかったのでは?少なくとも、他の位置で生かせる長所をもっている選手を置くことはなかった。選手配置ミスで実質二人マイナスだったといってもいいだろう。
敗因の原因のもう一つは個々の調子。梅田を除く多くの身体のキレがいまいちに感じた。また、特に両SBはミスが多い。左は攻撃面でクロスがあまりに雑、右は守備で裏をとられすぎ。
この敗戦で湘南は瀬戸際に追い込まれた。3位仙台と勝ち点差8。今年初の4戦勝ちなし。さらに次節、首位の札幌相手なのに湘南はレギュラーの中盤の3人を出場停止で欠く。
苦しい状況だ。でも勝たなければほんとに今シーズンの昇格の可能性が実質的に絶たれかねない。
次の札幌戦までの一週間でどれだけ「通常とは違うメンバーなりのやり方」が徹底できるか。特に攻撃面。やはり坂本アジエル望のそのまま代りをできる選手はいないのだから代りの選手の特性を少しでも理解した攻撃の展開が必要だろう。
例えば、この試合で前半こういうシーンが二回あった。ヨンギがボールをキャッチしてすかさず右のエドワルドへフィード。ところがエドワルドを援護すべき山口は金がボールをもったときまだ流れの関係でボックスの中にいて、そこからエドワルドの位置まで上がるには時間がかかる。これは金の経験不足ゆえかもしれないが、エドワルドはアジエルみたいに単独で突破しにくいということを、(さらに山口の位置も含めて)理解できればまた別の選択が金にはとれたのではないか。
ほんとに、次節たのんます。次節でも徳島戦みたいなことやっていたら・・・クラブも監督も将来みえないよ。
以下、日曜深夜に追記:
次回、四国の地に立つのは12月1日、愛媛での最終戦。
私は既に往復の飛行機を予約済みです。
12月最初の土曜の朝、希望と不安に満ち溢れながら
四たび四国の地に降り立てることを切に願います。