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クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

満員のアウェイ仙台でなんとか手にした、大きな勝利(3-2仙台)

2007-11-19 02:54:06 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2007 J2リーグ第50節 2007/11/18 14:04開始
仙台市・ユアテックスタジアム仙台
ベガルタ仙台 2-3(前半1-2) 湘南ベルマーレ
【入場者数】18,313人【天候】晴時々曇 8.3℃ 46%
【主審】東城穣【副審】木島栄/恩氏孝夫
【得点】14分(湘南)加藤望(9)、18分(湘南)石原直樹(11)、
29分(仙台)岡山一成、64分(湘南)加藤望(10=FK)、88分(仙台)ロペス(PK)
SH:18 -9 CK: 6 -5 FK:17 - 14
【警告】(仙台)64分菅井直樹、81分千葉直樹
(湘南)34分田村雄三(6)、87分坂本紘司(11)、89分金永基(3)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。


湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

30山口貴弘 22松本昂聡   2斉藤俊秀  21尾亦弘友希

      6田村雄三   8坂本紘司
13鈴木将太                24加藤望 
           
      7エドワルド※ 11石原直樹     


※エドワルド・マルケス

SUBは
GK1伊藤友彦、DF22松本昂聡、MF14永里源気、
MF31猪狩佑貴、FW20原竜太
監督: 菅野将晃

選手交代は
74分:13鈴木→14永里源気
84分:7エドワルド→22松本昂聡



仙台のスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。
           16林卓人

25菅井直樹   2木谷公亮   34岡山一成  17磯崎敬太

       24永井篤志    7千葉直樹

10梁勇基        8 ロペス      20関口訓充
 
           13中島裕希


登録上は関口、中島がFWの4-4-2だが、
実際は上記の4-2-3-1の布陣に見えた。

SUBは
GK22シュナイダー潤之介、MF5ジョニウソン、MF26田ノ上信也、
MF11ファビーニョ、FW9中原貴之
監督:望月達也

選手交代は
69分:20関口→11ファビーニョ
78分:17磯崎→26田ノ上信也
78分:13中島→9中原貴之



東京より一足先に冬の気候になった仙台。
私は今季初のベンチコート着用。日陰のビジター席は寒かった。
周囲をスタンドに囲まれたピッチ上の気温は一桁だったようだ。

チームの現状と、新幹線日帰り往復1万円パックの相乗効果からか、
定員600名前後のビジター席には少なくとも400人以上のベルマーレサポーターが集結。
開門を待つ列は、普段の7ゲートのそれと同じくらいだったのではないだろうか。
入り口より下の下段は開始1時間前には埋まり、中後段も8割がたは埋まった。
EFSのリードは前段の最後部(中後段の一番前)で、後段にもけっこう効いていたように思う。
ロンドさんの選手紹介がある一方で過度に盛り上がりすぎることもなく、
東京以外でのアウェイ戦における今季最多の人数で最高の応援ができたのでははないかと思う。

試合展開は、6月の仙台戦と途中までは同様の展開といえる。
先制点がラッキーな形で湘南に入り、仙台が追いかける展開。
ただ、湘南に入った点が多かったのが異なるポイントであった。

湘南の1点目は将太の右クロスをニアで望さんが頭でそらしたもの。
2点目はロングボールとそれを追う石原をめぐって相手GKとDFが交錯した隙に
石原がこぼれ球を無人のゴールへ入れたもの。
仙台の1点目は相手のレイトチャージを受けながらの尾亦のフェアなクリアがなぜか
湘南のファウルととられたものからのFKで、梁が蹴って岡山が頭で合わせたもの。
湘南の3点目は尾亦の頑張りから得た敵陣ライン際深くでのFKを
望さんがなんと直接ファーサイドのゴールネットへ突き刺したもの。
ボールがGKの手の先を越えたと思ったら急にドロップしたもので、ほんとにすばらしかった。
仙台の2点目は敵陣中央深くからのFKが坂本のPA内でのハンドを誘ったことから得たPK。

湘南は攻撃の時にはピッチを幅広く使うことができていた。
両サイドからの攻撃がよくできていた。特に将太。
アジエルの代わりの将太の特性をうまく活かせたのではないだろうか。
一方、仙台はボールをもったときの技術は湘南よりも上だったが、
個々の狭いエリアでの勝負にこだわりすぎたのか
湘南陣内のスペースを突くことがほとんどなかったように思う。
もちろん、湘南のほうが頑張り度も(これは贔屓目もあろうが)上だったであろう。



ロスタイム3分の末、手にしたのは7年2ヶ月ぶりの仙台での勝利。
そして、湘南になってからは恐らく初の、満員のアウェイスタジアムを沈黙に陥れる勝利。
(00年9月の仙台は9,000人台の観衆だった)
しかも、大人数でアウェイ(しかも1都3県以外)へ押しかけて勝ったのも初だろう。
ピッチ上をみても、アジエル不在で上位相手の勝利である。
そして、何よりもホーム最終戦に昇格への望みを残した。
いろんな意味で大きな勝利だった。

この試合の結果、累積警告が3回に達している選手が
金、山口、ジャーン、坂本、加藤、石原と6人になった。
とある選手の松葉杖姿を仙台駅でみかけた。
ほんとにギリギリの戦いをしていると改めて思う。
とはいえ、泣いても笑っても今年のリーグ戦は残り2試合。
まずはホーム最終戦で、ベストを尽くしたい。


追伸:17時過ぎの「伊達の牛たん本舗」本店はベルマーレサポーターでごったがえしていた。
もちろん、例のパックによるもの。いわゆるアウェイジャックを湘南もできるようになったんだな・・・
もっとも、そのせいで、私(18時20分発)はそこの牛タン定食を諦めたんだけど(苦笑)

突然のブラジル人不在の中で苦しみながら勝利(2-1草津)

2007-11-11 22:43:01 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2007 J2リーグ第49節 2007/11/11 13:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ 2-1(前半1-0) ザスパ草津
【入場者数】4,579人【天候】晴 18.5℃ 63%
【主審】今村義朗【副審】西村典之/大西保
【得点】38分(湘南)鈴木将太(2)、
85分(湘南)オウンゴール、86分(草津)カレカ
SH:12 -9 CK: 6 -2 FK:22 - 19
【警告】(湘南)51分梅田直哉(1)、85分石原直樹(7)
(草津)12分高田保則、42分カレカ
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

30山口貴弘 22松本昂聡   2斉藤俊秀  21尾亦弘友希

      6田村雄三   8坂本紘司
13鈴木将太                24加藤望 
           
      9梅田直哉   11石原直樹     


SUBは
GK1伊藤友彦、MF33林慧、MF31猪狩佑貴、
FW19外池大亮、FW20原竜太
監督: 菅野将晃

エドワルドは累積警告で出場停止。
さらにアジエルがお父さんの急死で急遽帰国。
その上試合開始90分前のメンバー発表ではスタメンだったジャーンが
急遽メンバーから外れてSUBだった松本がスタメンに入って
メンバー外だった林がSUB入り。

選手交代は
57分:9梅田→20原竜太
78分:13鈴木→19外池大亮(原が右MFへ)
89分:24加藤→33林慧



草津のスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。

           1本田征治

36喜多靖   4田中淳     3尾本敬   2寺田武史

       17秋葉忠宏    30松下裕樹
6鳥居塚伸人                18櫻田和樹
 
       29岩田正太    9高田保則  


SUBは
GK22北一真、DF7佐田聡太郎、MF25佐藤大基、
FW20松浦宏治、FW35カレカ
監督:植木繁晴

選手交代は
31分:9高田→35カレカ
76分:29岩田→20松浦宏治
66分:2寺田→7佐田聡太郎


スタジアムに来てビックリのアジエル不在。
試合前になってビックリのジャーン欠場。
試合当日になって判明した、驚きの今季初ブラジル人不在の試合だったが、
その試合をなんとか勝てたのは大きい。

開門前後はまだ雨が降っていたが、いつの間にか上がって
晴天かつ蒸し暑さすら感じる天気での試合となった。
スタンドは4,500人強の入場者数で7ゲートはほぼ満席になった。


湘南は決定機こそ多かったが、シュートはことごとく枠外へ。
前半の得点は左後方からのアーリークロスを飛び出したGKが触る前に将太が
ヘディングで無人のゴールへ入れたもの。
なかなか2点目を奪えず、自ずと試合展開は厳しくなる。
2点目は相手DFからのバックパスを前目に位置していた
本田がトラップミスし、ボールが無人のゴールへ吸い込まれたもの。
しかし、なかなか奪えなかった2点目が奪えた直後の緩みからか、
ロングボールのこぼれ球を中盤で草津に拾われてからカレカに豪快なミドルシュートを決められて
試合展開はますます苦しくなってしまった。


ハーフタイムと試合後、次々戦・福岡戦での応援の位置取りのことを告知したけれど、
まずは次に仙台で勝たないとね。
仙台で勝たないと福岡戦は消化試合になってしまう。
ホーム最終戦・福岡戦を夢のあるものとするために、
まずは仙台になんとか勝ちたい。

4年5ヶ月ぶりの山形での勝利、そして入れ替え戦進出へ望みをつなぐ(1-0山形)

2007-10-28 23:38:05 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2007 J2リーグ第48節 2007/10/28 13:04開始
天童市・NDソフトスタジアム山形
モンテディオ山形 0-1(前半0-0)湘南ベルマーレ
【入場者数】3,262人【天候】曇のち晴 19.2℃ 51%
【主審】飯田淳平【副審】唐木田徹/村田裕介
【得点】60分(湘南)エドワルド・マルケス(4)
SH:11 -11 CK: 4 -5 FK:25 - 19
【警告】(山形)33分宮沢 克行、85分佐藤 健太郎
(湘南)19分田村雄三(5)、39分坂本紘司(10)、55分尾亦弘友希(5)、
39分エドワルド・マルケス(4)、89分原竜太(5)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

30山口貴弘 3ジャーン   2斉藤俊秀  21尾亦弘友希

      6田村雄三   8坂本紘司
10アジエル               24加藤望 
           
     7エドワルド※  11石原直樹     

※=エドワルド・マルケス

SUBは
GK1伊藤友彦、MF15北島義生、MF14永里源気、
MF31猪狩佑貴、FW20原竜太
監督: 菅野将晃

選手交代は
80分:7エドワルド→20原竜太・24加藤→14永里源気



山形のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           1清水健太

22園田拓也  5渡辺匠     2鷲田雅一  13石川竜也

       19秋葉勝    8本橋卓巳
6佐々木勇人                7宮沢克行
 
       11豊田陽平   26北村知隆  


SUBは
GK21遠藤大志 、DF15前田和也、MF25高橋駿太、
MF28佐藤健太郎、FW24坂井将吾
監督:樋口靖洋

選手交代は
63分:7宮沢→28佐藤健太郎
76分:8本橋→24坂井将吾


前日は静岡に行っていて帰宅が0時過ぎで、
睡眠時間3時間がたたって寝坊して「つばさ」の1便は逃したが
「はやて」1号~仙山線~山寺からタクシー(10分強、2,130円)で
開門1時間前~30分前の横断幕掲出時間には間に合った。
仙山線の作並~山寺では色づきはじめる山々が楽しめた。

前日は雨だったようだが、この日は好天であった。
アウェイ側ゴール裏には70人以上のベルマーレサポーターが駆けつけた。
昇格の可能性が数字上になりつつあることを思えば多いかもしれない。
普段は遠方アウェイでなかなか見ない方もいらしていたし。


試合は前半は山形ペース。今年の山形戦は4試合とも見ているが、
この試合はマイボールにしたら相手の裏へ蹴る傾向が一番強かった。
山形の2,3本のミドルシュートが追い風に乗って
ゴールマウスを襲うが、ヨンギのセーブでゴールは避けられた。
湘南も枠へいくシュートを放つが、得点ならず。
前半0-0は悪くないが、得点を奪って勝たないと・・・

後半のしばらくは湘南ペースで試合が進む。
カウンターから敵陣深くまで攻め込むこともできた。
その中の1回から得点が生まれる。
後半15分頃、カウンターから左の望へ大きくサイドチェンジ。
その望からのクロスをゴール前でジャーン(!)がヘディングシュートも
GKがセーブ。そのセーブで得た右CKはファーサイドの斉藤の周りへ飛び、
そのこぼれ球をアジエルが同サイドのゴール前にいたエドワルドへつないで
エドワルドが逆サイドのゴールネットへ確実にゴールを足で流し込んだ。
第4クール8試合で2回目の先制点である。

終盤は相手のパワープレーの前に劣勢を強いられ、
かつせっかくのマイボールも中途半端なキープと相手の寄せの前に
失うという無様なシーンもあったがなんとかしのいで、今季山形戦初勝利。
そしてここ山形ではなんと4年5ヶ月ぶりの勝利。
そしてほぼ同時刻には暫定4位の京都が敗戦したという知らせ。
入れ替え戦への望みをつないだまま、11月を迎えることができた。


とはいえ、展開は全然楽ではなかった。
相手のほうが寄せが速い時間もけっこうあった。
決定的なシュートの数は相手も同じくらいはあった。
残り4試合、まずはホームの草津戦も決して楽ではないだろう。
こっちには「負けたらもう終わり」という意味での
どうしても固さがでてくるのは避けられないかもしれない。

ただ、最低限守備をしっかりしていれば、
第4クールのほとんどの試合のように
相手に先制を許すことはないはず。
次節はエドワルドが出場停止だが、その代わりに高速2トップが
ガンガンにフォアチェックを利かせて
流れを湘南にもってくることを期待したい。



※次の湘南の試合は天皇杯4回戦、対広島(11/4(日)13時~ 鳥取)。
広島は現在J1で16位、入れ替え戦進出の可能性のあるチーム。
(広島さんとしてはもちろん入れ替え戦は避けたいだろうけど・・・)
湘南は現在J2で6位だが、入れ替え戦進出の可能性はまだ残している。
(もちろん、入れ替え戦目指して戦っているつもり)
つまり、入れ替え戦で実現する可能性が若干でもあるカードでもある。

湘南は若干ながらも残っている可能性を追求している最中だが、
その行き着くところである入れ替え戦を考えた場合、
湘南は手の内を見せるべきかどうか。これは一考に値するはずだ。
少なくとも、この対戦では湘南は明らかに格下になる。
私は入れ替え戦こそが本番、大一番と考えて
手の内を隠す=メンバーを数人は入れ替える
(特にアジエル、石原を温存するとか)ように
してほしいが、これは外野の意見であって、
実際にプレーする選手や監督・スタッフは
いつでも真っ向勝負をしたいかもしれないね・・・

ロスタイム1分で同点に・・・ここからがベルマーレユースの底力のみせどころだ!(Jユース・2-2甲府)

2007-10-21 23:47:55 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2007 Jユースサハラカップ 予選リーグCグループ 第3戦
2007/10/21 14:00開始 南アルプス市・櫛形総合公園陸上競技場
ヴァンフォーレ甲府ユース2-2(前半1-1)湘南ベルマーレユース
【得点】35分頃(湘南)10鶴見正樹、39分頃(甲府)、
50分頃(甲府)、89分(湘南)3阿部悠紀


行きの中央道からも、競技場からも、帰りの中央道からも
富士山やいくつもの山々がみえる快晴の好環境。
ただ、空気がかなり乾いていた。
あと、帰りは中央道が大渋滞だったのでR20~R413を
しぶとく橋本まで抜けて帰宅。
競技場は屋根こそないが、新しくて芝がきれい。
私は車を出し、ユースでは1都3県以外では久しぶりの4人での参戦。
いらしていた父兄の方の数は、鹿島のときよりはわずかだが多かった。


この試合の湘南のスタメンの布陣(開始の時)は以下の通り。
背番号、名前、(学年)の順。

          1内山賢斗(3)

13井上雄貴(1) 6鎌田翔雅(3) 31伊藤義恭(2) 18澤田勇人(3) 

       3阿部悠樹(3)  14桂川直人(1)
11岡正道(3)                12齋藤聖也(2)  
           
       10鶴見正樹(1) 15西野嵩志(3)


選手交代は
45分 13井上・12齋藤→2中澤高也(1)・22新村賢祐(1)
(中澤・新村は中央MF、阿部がCBへ)
60分頃 22新村→33岡崎亮平(中3)
(岡崎はCB、阿部が中央MFへ戻る)
73分頃 14桂川→34磯村朋宏(中3)
??分頃 15西野→32渡辺敬也(中3)
(渡辺は右MF、岡がFWへ)


後半のロスタイム目安はわずか1分。
相手選手の負傷で若干伸びたとはいえ、このロスタイムで
阿部が放ったグラウンダーのミドルシュートでの同点ゴールは
とても貴重なものだった。
ロスタイム自体が短かったので、この後のキックオフの10秒前後のうちに
タイムアップとなってしまったが、最大勝ち点が「9」と「10」とでは
予選リーグ突破の可能性はかなり違うと思う。
残り3試合、すべて勝たなければ望みは小さいが、
この試合で得た建て直しへの(少しかもしれないが)手ごたえを胸に、
ホーム3試合を戦ってほしい。

個人的には、05年10月のJユースで、川崎戦の敗戦の翌週の名古屋戦(大神)で
後半ロスタイムに猪狩がロングシュートで得た同点ゴールを
思い起こさせた、阿部のゴールだった。
(この年は、最後の最後でなんとか予選リーグ突破を果たせた)


試合は、前半同点→失点するまでは湘南が優勢。
サイドの空いたスペースへの展開もスムーズで、攻め込まれても決定機までは許さない。
先制点は右サイドのスペースに飛び出した齋藤がそのまま持ち込み、
最後は齋藤のラストパスをファーサイドで鶴見がゴールへ押し込んだもの。
しかし・・・39分頃、自陣右サイド・タッチライン近くで与えたFKへの
マークがあまりに甘く、あっという間にペナルティエリア内深くへ侵入されて
そのままシュートをサイドネット右内側へ叩き込まれた。

さらに後半、左CKからゴールエリア内のファーサイドに流れたボールを
クリアできずに相手に奪われて結局押し込まれて逆転されてしまう。
さらに左ポストを直撃するシュートもあり、決して相手優勢というわけでもないのに
いつの間にか試合を決められかねない状況になっていた。
阿部の同点ゴールはまさに執念によるものではないかと思う。

前の試合と比べて、明らかにチームは復調していると思うが、
課題はやはり残る。
まずは守備。セットプレーから明らかに自らのミスで2失点し、
自らゲームを難しくしてしまった。
そして攻撃。特に前半、先制した後にペナルティエリア内のゴールが見やすい位置に
2回持ち込みながらも結局シュートへ行かなかったのはいただけない。

個々の選手では、岡がまだ無得点ながらも「らしさ」を取り戻しつつある。
とはいえまだ無得点で、決定機で1度シュートをふかしてしまってもいる。
彼の得点の多寡がやはりベルマーレユースのバロメーター、次こそは・・・・・
あと、ジュニアユースから選ばれた3人、彼らはその特徴を少しは出せたのではないだろうか。

次は来週の日曜、13時半から馬入(天然芝?)で甲府と対戦。
私は次はトップチームのJ2戦のため山形へ行く為、馬入へはいけないが
次こそは今年のJユースで初勝利をあげられると信じている。
ここからが、ベルマーレユースの底力のみせどころだ。

確かに相手は別次元だったが・・・・・(0-3東京V)

2007-10-14 01:19:59 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2007 J2リーグ第45節 2007/10/13 13:03開始  東京都北区・西が丘サッカー場
東京ヴェルディ1969 3-0(前半2-0)湘南ベルマーレ
【入場者数】4,950人【天候】曇 20.8℃ 45%
【主審】辺見康裕【副審】浅野正樹/石川恭司
【得点】07分(東京V)フッキ(FK)、31分(東京V)シウバ、54分(東京V)土屋征夫
SH:11 -11 CK: 6 -9 FK:19 - 23
【警告】(東京V)22分菅原智、87分服部年宏
(湘南)39分エドワルド・マルケス(3)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。


今週は連日帰りが遅かったのが響き、朝起きたのは9時半。
救いだったのは、狭いゴール裏でも高い所にスペースがあり、
柵をいくつかよじ登りながらだったが横断幕を貼れたこと。

アウェイ側(北側)ゴール裏は、前日で完売扱いになっていたが、
実態は端のほんの一部をホーム側に明け渡してしまっていた。
やはり早いうちに皆でアウェイ側ゴール裏を買って(普段メインの人も!)
まずはアウェイ側を完全に埋めきらないといけないね。

今年のアウェイ戦では、一番の密度の濃さ。ましてやピッチがとても近い。
自ずと雰囲気は盛り上がる。
ただ、盛り上がりすぎてピッチ上が空回りした部分があったのかもしれない。
少なくとも、関東アウェイデーゲームで今年も1つも勝てなかったのは事実である。
人が集まるアウェイで勝てないのは一体何ゆえだろうか・・・


湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

30山口貴弘 3ジャーン   2斉藤俊秀  21尾亦弘友希

      15北島義生   8坂本紘司
10アジエル               24加藤望 
           
      7エドワルド※   20原竜太     

※=エドワルド・マルケス


SUBは
GK1伊藤友彦、DF6田村雄三、MF31猪狩佑貴、
FW19外池大亮、FW32柿本倫明
監督: 菅野将晃

選手交代は
66分:15北島→32柿本倫明(エドワルドが左MFへ)
80分:20原 →19外池大亮
80分:30山口→31猪狩佑貴





東京Vのスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           21高木義成

18海本幸治郎 17土屋征夫    2萩村滋則   22服部年宏

       11大野敏隆    6菅原智

31シウバ       10ディエゴ      16飯尾一慶
 
           9フッキ     

登録上は4-4-2だが、実質は上記の4-2-3-1であった。
  
SUBは
GK1吉原慎也、DF14富澤清太郎、MF13佐藤悠介、
MF20廣山望、MF27柴崎晃誠
監督:ラモス瑠偉

選手交代は
45分:16飯尾→20廣山望
73分:31シウバ→13佐藤悠介

開始7分で先制し、前半で2点差。後半の早いうちに3点目を奪うという
相手にとっては理想的な試合展開、
そして彼我の戦力的な差がまともに顕れる格好になってしまった。

その第一の原因は、やはり相手にペナルティエリア外中央の位置でFKを与えた
フッキへのファウルだと思う。
突進してくるフッキに対して3人で道を塞ぐところまでできていたのに、なぜそこで・・・
あそこでFKを与えたら、相手の能力なら決めてくるよ。
そして第4クールは札幌戦以外全てで先制点を与えている。しかも前半の早いうちに。
札幌戦だって前半の早い時間に相手に先に超決定機を与えている。試合の入り方どうなってんだ?

2失点目はパスミスからのカウンターで数的不利になり、
中央のディエゴから右でフリーのシウバにボールが出てそのまま決められた。
3失点目は右サイドライン際からのFKからで、ファーサイドに出たボールを
土屋が頭でたたきつけた。

相手の決定的な枠内シュートは確かこの3本だけだったが、
これをいずれも決められてしまった。
どこか1本でもヨンギが止めていたら・・・とは高望みすぎだろうか。
セレッソ戦や京都戦の引き分けの陰には彼のセーブがあっただけに、残念ではある。

湘南はシュート数こそ相手と同数だが、相手に脅威を与えたシュートは
3点差になってからのものばかりであった。
アジエルの突破から危険な位置でFKを奪うことすら皆無だったと思う。
今年に入って、4月の山形戦(0-4)と並ぶ1,2の完敗だと思う。スコアでも、内容でも。
こういう内容、結果が出てしまっては、かえって
「東京Vは別次元のチームだった」
「自動昇格の2枠は東京Vと札幌(貯金がたんまりある)で決まり、
残り1枠を争うんだ」と割り切ってもいいのかもしれないが、
最初の6分であんなファウルしなければ・・・とか悔やまれる事は多い。


終盤、猪狩が右サイドをスピードでぶち抜いていったのがこの試合唯一の収穫だと思う。
もっと彼を早い時間に入れてほしかった。
今回のリーグ戦初出場のチャンスは、他の選手の状態によるものもあっただろうけど、
残り6試合、彼が切り札として勝利を呼び込めるようになってほしい。


次節、湘南は試合がない。
土曜の時点で3位は仙台、勝ち点は73になり、こことの勝ち点差は8。
仙台が残り6試合を5分でいけば、勝ち点82。湘南は全勝しないと上回れない。
しかも、仙台と湘南の間に2チームがいる。
この2チームも最低でも5分の星に収まってもらわないといけない・・・
湘南の本当にがけっぷちに追い込まれた。
今回、負けた後に試合なしになって、次節は他のチームの結果をただ見るだけで、
しかもその結果次第では残っている可能性自体がさらに小さくなってしまうのが辛い。
日曜の京都対セレッソの結果も含めて、ここはもう祈るしかない。
また、警告累積3回がいつの間にか4人に達し、再び主力が出場停止になる危険性とも隣り合わせだ。

ただ・・・最悪、今月中に入れ替え戦の数字上の可能性すらなくなってしまう事実はあるが、
これは自分たちが連敗しなければそれだけで避けられる。
自分たちが勝てばそれだけ可能性は残る。
ただ、6試合全勝で・・・といきなり言う気はない。
まずは、せめて最後のホームゲーム・51節の福岡戦の前まで4つ勝って
入れ替え戦の可能性を残し、ホーム最終戦を「少しでも夢をもてる状態で」
迎えてほしい。4連勝なら、ここまでシーズン中にもやっているでしょ。
過去13シーズン、ホームゲーム最終戦は「消化試合」しかないベルマーレ。
今年こそは、「夢をもてるホームゲーム」にしてほしい。
(そこまですらできないで、「去年よりは進歩があった」で片付けないでほしい。
過去、去年より進歩があったと思った年の翌年に低迷したことだってあったしね)

そして、残り2試合までいけば、それこそ何が起こるかわからないし。
まずは4戦4勝を完遂するための準備を、次戦(24日)までの間にやってほしい。
それこそ、アジエルがいないときの戦い方を特訓するくらいでもいいのではないだろうか。
そして、試合開始の入り方をもっと徹底してほしい。

無難なスコアで初戦突破(天皇杯・3-0長崎)

2007-10-07 23:42:06 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦
2007/10/07 13:00開始  平塚競技場
湘南ベルマーレ3-0(前半1-0)V・ファーレン長崎
【入場者数】1,591人【天候】晴 22.0℃ 49%
【主審】山西博文【副審】前島和彦/数原武志
【得点】28分(湘南)原竜太(1)、78分(湘南)石原直樹(1)、
89分(湘南)石原直樹(2)
SH:12 -6 CK: 3 -5 FK:15 - 14
【警告】(湘南)29分林慧(1) (長崎)なし
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。天皇杯は警告通算2回で次戦出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

30山口貴弘 6田村雄三   2斉藤俊秀  21尾亦弘友希

      33林慧     8坂本紘司
13鈴木将太               29鈴木伸貴 
           
      20原竜太    14永里源気     

SUBは
GK27濱崎陽平、DF3ジャーン、MF10アジエル、
MF31猪狩佑貴、FW11石原直樹

監督: 菅野将晃

選手交代は
45分:20原 →11石原直樹
45分:29鈴木→10アジエル(石原、アジエルの2トップへ移行)
59分:13鈴木→31猪狩佑貴(猪狩は右MFへ)



長崎のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           26丹野研太

    8久留貴昭   4加藤寿一    19梶原公

       14原田武男    22田上渉
20石川高大                  11竹村栄哉
           10佐野裕哉

       13有光亮太    18岩本昌樹     


SUBは
GK1近藤健一、DF2堀川純一、MF24伝庄優、
MF3立石飛鳥、FW15小田幸司

監督:岩本文昭

選手交代は
67分:8 久留→2堀川純一
77分:14原田→24伝庄優
83分:13有光→15小田幸司


スタンドはメインのみの開放。運営は県?協会で、売店はダンブラー割引もカレーもなし。
それはまだいいのだが、開門時間が12時と思っていたところ実際は11時だったのには参った。
サポーターの間で「開門まで」というつもりでミーティングやっていたので。

04年、05年と湘南に在籍した佐野裕哉が中心選手である長崎(九州リーグ)との対戦。
例年と違って3回戦の3日後の水曜にJ2戦があり、かつ昇格へ向けての戦いもある為
この試合の湘南はスタメンをベストメンバーから5人替えてきた。
そして北島、エドワルド、望さん(誕生日)はメンバー外。
さすがに万が一の事態を考えたか、ジャーン、アジエルはSUBに入った。
まさかまだリードしている後半開始早々からアジエルが出てくるとは思わなかったけど・・・

長崎は湘南のバックライン~中盤のパス回しのカットを狙ってプレスを積極的にかけてきた。
特に右サイドライン際の山口~将太のパスが狙われる。
自陣、敵陣問わず、ボールを奪ってからの攻守の切り替えは速かった。
決定機は前半の佐野のペナルティエリア直外からの直接FK(ポスト直撃)の他にも1,2回あり、
決定機の数自体では湘南が上回りこそすれ終盤まで決して安心できない試合展開だった。

湘南は、前半は相手の3バックの両サイドのスペースをボランチからのスルーパスで
突くことでチャンスを見出す。その中の1つが28分で、右サイドのスペースに出た永里が
ボールをペナルティエリア内ゴールライン近くへ持ち込んでからファーサイドへクロスを出し、
そのクロスをファーサイドから原がヘッドでゴールへ押し込んだ。

後半はアジエルが入って攻撃のパターンを増やす。
やはりアジエルがいるといないとでは大きな差がある。
また、相手が点を取りにきたことからカウンターでの攻撃機会が多くなり、
決定機も増えたが永里、アジエル、石原がそれぞれ決定機を1度以上は逃してしまう。
それでも78分、89分(ロスタイム)とアジエルのラストパスから石原が得点して
スコア上は無難な勝利に結びつけた。
内容についての感触は、スコアの割の
選手たちの試合後の表情(の暗さ)が物語っている、と思う。

一方で、林が初公式戦でフル出場して猪狩も途中出場ながら初公式戦。
ユース出身の新人2人が公式戦の経験を積めたことも収穫の1つだろう。
林のほうが自分の持ち味をプレーに出せていたように感じたが、
相手のレベルも考慮する必要があろう。
猪狩はまだ周囲に遠慮しているところがけっこうあるように感じた。
まずは1試合に1度2度、迷わずゴールへ突進できるようになったらと思う。

天皇杯の4回戦は11月4日(日)。
相手(J1のどこか)と会場は今週中に決定予定。



他・・・個人的天皇杯ハイライトを2つ。
(1)ユースで林、猪狩と同期の日下部諒がいる順天堂大学。
仙台との延長後半終盤の点の取り合いを制して2対1で勝利。
日下部は84分から出場して勝利の瞬間にはピッチにいた。
林、猪狩といい、この7日はベルマーレユース出身者にとって吉日だったようだ。

(2)大学の同期の一人が6年前まで浜松にいて、
某社会人チームにも関係していた(選手や運営役員だったわけではないが)。
その社会人チームが延長で1対0で勝利。
彼の子供の姓名は、なんと某J1チームの監督と同姓同名(名前の漢字は違う)で
しかも子供の誕生日は4回戦の開催日。
彼の子供の誕生日に運命?の対戦なるか。

サテライトリーグ・対磐田(2-3)の記録

2007-09-30 20:59:28 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
Jサテライトリーグ Dグループ (湘南は第5戦)
2007/09/30 15:00開始 磐田市・ヤマハスジタアム
ジュビロ磐田3-2(前半1-2)湘南ベルマーレ
【得点】01分(湘南)13鈴木将太、24分(湘南)29鈴木伸貴、
34分(磐田)11山崎亮平、70分(磐田)6森野徹、89分(磐田)4大井健太郎

湘南のスタメン:
GK:27濱崎陽平
DF:18財津俊一郎、22松本昂聡、34川股要佑、36鎌田翔雅
MF:13鈴木将太、17冨山達行、33林慧、29鈴木伸貴
FW:28中町公祐、31猪狩佑貴
同SUB:
MF37曽我洋右、MF38中澤高也
同選手交代:
78分:29鈴木→37曽我洋右
86分:33林 →38中澤高也
同監督:浅野哲也


記録のみUp。交代要員がユースの2年(曽我)、1年(中澤)だけで
しかも両方とも中盤中央の選手だったのが終盤に響いたのだろうか。
サテライトは7月の清水戦(0-6)以外はJ1勢中心の対戦でも
比較的健闘をみせている、といえそう。
将太は好調そうだが、2試合連続でJ2戦のメンバー入りならず。
この好調を続けていって、札幌戦以上のプレーをみせてほしいが。

2位が遠くなったが、入れ替え戦を目指した戦いは、まだまだ続く(2-2京都)

2007-09-30 04:52:03 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2007 J2リーグ第43節 2007/09/29 13:03開始  平塚競技場
湘南ベルマーレ2-2(前半0-1)京都サンガF.C.
【入場者数】3,466人【天候】曇のち雨 16.8℃ 78%
【主審】小川直仁【副審】手塚洋/西村典之
【得点】13分(京都)アンドレ、45分(京都)中谷勇介、
84分(湘南)石原直樹(10)、89分(湘南)永里源気(3)
SH:11 -7 CK: 5 -2 FK:18 - 15
【警告】(湘南)15分ジャーン(7)、49分アジエル(9)
(京都)25分中谷勇介、49分中払大介
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

30山口貴弘 3ジャーン   2斉藤俊秀  21尾亦弘友希

      15北島義生   8坂本紘司
7エドワルド※              10アジエル 
           
      11石原直樹    20原竜太     

※=エドワルド・マルケス


SUBは
GK1伊藤友彦、DF6田村雄三、MF14永里源気、
MF24加藤望、FW9梅田直哉
監督: 菅野将晃

選手交代は
45分:20原 →24加藤望(加藤は右MF、エドワルドがFWへ)
69分:15北島→14永里源気
83分:30山口→ 9梅田直哉



京都のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           1平井直人

34平島崇   6森岡隆三     3チアゴ   36中谷勇介

       17石井俊也    20倉貫一毅
22渡邉大剛                  16斉藤大介
 
       9アンドレ    10パウリーニョ     

※ブルーノ・クアドロス
  
SUBは
GK33上野秀章、DF2秋田豊、MF14中払大介、
MF7徳重隆明、FW31田原豊
監督:美濃部直彦

選手交代は
45分:34平島→14中払大介(中払は右MF、渡邉が右SBへ)
64分:9アンドレ→31田原豊
80分:10パウリーニョ→ 7徳重隆明


競技場から18時半ごろに帰宅後、雨の中だからか疲れがどっと出て、
しかもBS1のJ1生中継が野球にとられたりしていて、寝込んでしまった。
起きたのは未明の1時半。

同じ13時開始のホームゲームなのに、先週より気温が13度も低く、雨模様。観衆は先週の2/3以下。
そういう時に、ホームで98年以降10年間(9試合)勝てていない京都が相手、という巡り合せの悪さ。
しかも秋の雨の京都戦について、いい記憶が全くない。それでも勝たないといけない試合。

序盤、主審の笛がことごとく湘南にとって不利に働く。「それでファウル取るの?」って。
その中の1つが13分、京都の敵陣右サイドやや深めからのFKを生む。
そのFKからの速いクロスがゴール前中央でアンドレの頭に合って、京都が先制。
今年の京都戦はセットプレーに泣かされてきたことはわかっているはずなのだが・・・
しかも、京都は決定力は高く、点を取るとさらに引き気味にしてくる。
(この点は、前回のJ2の時から良くも悪くも変わっていない。
つごう8年もJ1にいるのに、相変わらずJ1復帰とJ1残留しか考えていないのか・・・)

少なくとも前半の湘南は、右でキープ→左へサイドチェンジ、ができる時が一番好機をつくりやすかった。
尾亦は対面の渡邉に攻守にわたって優位に立っていたし。
ただ、そのことが組み立てだけでなくフィニッシュまで徹底できていたとは思えない。
相手は中央が厚いのに無理に中央へクサビのパスを出してカットされてカウンターを受けたり、
右サイドの狭いところでパス回しを続けすぎてそこでボールを奪われたり。
試合を通して相手の個々のポイントの強弱を見抜いてほしいものだ。

後半、1点を取り返しにいくはずが、まさかの開始早々の追加点献上。
京都が敵陣左サイドに通したスルーパスに対して湘南側は山口、ジャーンと金が
反応をみせていたが誰もボールにいくことがなく(最後は斉藤が逆サイドからクリアしようと駆けつけた)
結局中谷がそのパスを受けてシュートまでもっていった。
この1点は、あまりに痛かった。
ただ、守備面で唯一幸いだったのは、金が京都の3度目の決定機(パウリーニョが1対1)を
自らのセーブで防いだこと。幸いにして、京都は外国人2トップが終盤までに
両方とも下がり、その代わりの選手が怖くなかったことも、終盤の同点劇の一因となった。

後半、湘南は何度か好機は得るが、なかなか得点までいかない。
終盤に山口を下げて梅田を投入してなりふりかまわぬパワープレーに出てから
84分にようやく1点返せた。FKのこぼれ球を石原がゴール前で押し込んだ。
その後も攻勢を続ける湘南は、ロスタイム4分が1分前後経過したときに
流れの中から最後は永里がゴール前に飛び込んで同点ゴールを得る。
9月のホームゲーム4試合のうち2試合でロスタイムの同点ゴールがあるとは。

しかし、同点では満足できない。ロスタイムの残りで確か2回はチャンスがあったが、
ともに得点には至らぬままに引き分けで試合は終了。
2位の京都との勝ち点差は8のまま。
この引き分けで、2位以上(自動昇格)は数字上の世界になったといえるかもしれない。
でも、この引き分けで、3位東京Vとの勝ち点差は暫定ながら1縮まって6になった。
しかも3位東京V、4位仙台とは直接対決が残っている。
さしあたっては、30日のJ2の他の試合結果が湘南にとって有利に働くことを祈るしかない。
その上で、天皇杯3回戦の後に行われる鳥栖戦からまた1試合ずつ勝利目指すしかない。



この京都戦、ピッチ内外でいろいろと反省点があると思う。
まず、ピッチ上について。
3点目が取れなかった、ことより、
2点目をあんな時間にあんな形で与えたことのほうが問題。
後半の立ち上がりに、自陣深くで人数がいるのにお見合いして、
結局相手のサイドバックに点をとられているのはあまりにも無様すぎる。
それ以外の時間では戦えているだけに、なおさら悔やまれるのだ。
今年のここまでの試合の結果を振り返ってみて、
3点以上取れたのが第1・2クールの(当時の)下位相手のアウェイと
ホームゲームで相手が日程的に不利だった時、5月の草津戦(相手が2人退場)、
そして相手が絶不調だった先日の札幌戦だけなのをみると、
この時期に、それなりの状態の相手(しかも、今回は2点リードしている京都)から
3点取ることがどれだけ難しいことか、改めてわかるはずなのだが・・・

また、中盤3人のレギュラーが同時に欠けるという非常事態からわずか2試合にして
望さん(警告累積3回)、ジャーン(同7回)が出場停止にリーチになってしまった。
坂本、アジエルの2人がいない時に徳島に敗戦を喫したのを忘れてないか?
個々の警告にはそれなりの理由はあろうが、残り8試合でも
再度主力選手の出場停止の苦境にたたされるのは、なんとしても避けてほしい。



そして、応援する側についても問題が多かったと思う。
まず、「NEVER GIVE UP」云々が記された横断幕がこの試合で出る、と開門の後に
聞いたのだが、その意味が理解できなかった。
勝てばそれだけで「2位」と「勝ち点差5」になる試合、
(もちろん自力だけでは挽回不可だが、8試合で十分縮まりうる差)なのに、
試合前からそういう言葉を使うべきなのか。
ほんとに数字上の世界になった時に使うべき言葉ではないかと思うのだが。
そして、試合前の選手の練習中の応援がいつもとは違う。
歌が少ないし、選手コールの順番もいつもと違う。
また、後半、0-2の時間は確かに長かった。
とはいえ、点を取りに行くしかない時間なのは変わらない。
なのに、1点入るまで声が出ていない方が周り(7ゲート後段)にけっこういた。
さらに、試合終了直後。7ゲートは静まり返りすぎ。次節以降も戦うしかないのに、
「顔を上げろ!前向け!」(私も言った)という気持ちを選手(多くがうなだれていた)に
向けていたのはどれだけいる?
さらに「ベルマーレ」コール(選手が挨拶した直後。私も言おうとしていた矢先)の発信源は
その時私(通路まで降りていた)の右隣にいた方。太鼓がついてきたのは数コール目からだ。
・・・こういった一部始終、諦めているのは誰だよ??? といいたくなる有様だった。
こういった気持ちの出し方(気持ちそのもの、か)は、次節以降にほんとに変えていかないといけない。

次の試合は10月7日(日)の天皇杯、対V・ファーレン長崎(九州リーグ)。
例年と違い、3日後にJ2戦(対鳥栖)が行われ、かつ昇格(入れ替え戦進出)への戦いが続く中なだけに、
なおさらこの試合の扱いが難しいところだが、ホームでの下位カテゴリー相手の試合で
敗戦を喫することは許されない。いわゆるサテライト組中心のメンバー構成になるとは思うが・・・


個々が頑張りをみせて、濃霧の中引き分け(サテライト・1-1甲府)

2007-09-24 23:09:55 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
Jサテライトリーグ Dグループ (湘南は第4戦)
2007/09/23 14:00開始 富士吉田・富士北麓公園陸上競技場
ヴァンフォーレ甲府1-1(前半1-0)湘南ベルマーレ
【得点】12分(甲府)28木村勝太、52分(湘南)13鈴木将太

今季サテライト未観戦だったので、一番観戦にいきやすそうだった
富士北麓へJYの試合の後に駆けつけた。
ただ、天気が曇~霧雨であるにもかかわらず
御殿場ICからのR138は渋滞続き。恐るべし、富士五湖。
カーナビも詳細地図もないなりに抜け道を見つけ出すが
行き過ぎてなぜか富士霊園に出たりしながらなんとか
東富士五湖道路まではたどり着け、結果として15分遅れ到着。
既に1点リードされていたのは駐車場を探している最中に
聞こえてきた歓声でわかった。
湘南サポーターは20人弱。公共交通機関ではいけないことを思うと、上出来な人数か。

甲府は、全県ホーム体制を、ということで
サテライトをここ富士吉田で行っているという。
(少なくとも大合併前は富士吉田は甲府に次ぐ県内第2の市)
霧雨でも駐車場は満杯だった。ただ、気温は16度くらい。昨日の半分・・・


湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。
          1伊藤友彦

18財津俊一郎 17冨山達行   34川股要佑  33林慧

       5中里宏司    28中町公祐
13鈴木将太               31猪狩佑貴 
           
      9梅田直哉    19外池大亮  

SUBは
GK27濱崎陽平、FW32柿本倫明
選手交代は
45分:1伊藤→27濱崎陽平、9梅田→32柿本倫明


試合は・・・そもそも霧が濃くてよくみえないことしきり。
ただ、スコアが示すとおり、アウェイのサテライトゲームの中では健闘したほうでは、とは思う。
特に、将太の同点ゴール(左CKの流れから右サイドからシュート)は
直前に将太が負傷して足を引きずっていながらも生み出したものである。
将太はこの試合で一番光っていたように思う。
他のメンバーも、本来の位置ではない選手も数人いたとは思うが、
その中では頑張りはみせたと思う。
特にサイドの選手には、この試合だけでなく、この先の練習でもアピールを続けてほしい。


試合後は山中湖経由で三島(知人に久しぶりに会う為)へ抜けようとするが、
富士吉田市内からR138も東富士五湖道路も渋滞で動かない。
やむなく富士宮回りで三島へ向かうことにした。
かれこれ15年以上東京に住んでいながら初めて富士五湖近辺へやってきたのだが、
すごいね・・・この車。三島から深夜に帰京したが、東名は深夜でも渋滞していた。

唯一の勝ちパターンを遂行して、5戦ぶりの勝利(3-0札幌)

2007-09-23 00:00:07 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2007 J2リーグ第41節 2007/09/22 13:03開始  平塚競技場
湘南ベルマーレ3-0(前半1-0)コンサドーレ札幌
【入場者数】5,370人【天候】晴 29.9℃ 57%
【主審】片山義継【副審】石沢知/恩氏孝夫
【得点】16分(湘南)原竜太(11)、63分(湘南)斉藤俊秀(4)、83分(湘南)鈴木将太(1)
SH:26 -4 CK: 7 -6 FK:12 - 11
【警告】(湘南)なし
(札幌)29分大塚真司、42分ダヴィ
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。


湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

30山口貴弘 3ジャーン   2斉藤俊秀  21尾亦弘友希

      15北島義生   6田村雄三
7エドワルド※              14永里源気 
           
      11石原直樹    20原竜太     

※=エドワルド・マルケス

坂本、アジエル(共に警告累積8回で前節に続き2試合出場停止)に加えて
望さん(退場で1試合出場停止)

SUBは
GK1伊藤友彦、DF29鈴木伸貴、MF13鈴木将太、
FW9梅田直哉、FW19外池大亮
監督: 菅野将晃

選手交代は
68分:20 原 →13鈴木将太(将太は右MF、エドワルドがFWへ)
74分:11 石原→ 9梅田直哉
82分:14 永里→29鈴木伸貴



札幌のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          28高木貴弘

3西澤淳二  4曽田雄志    15ブルーノ※  6西嶋弘之

      16大塚真司     18芳賀博信
25藤田征也                 29西谷正也
 
       10ダヴィ    13中山元気     

※ブルーノ・クアドロス
  
SUBは
GK26佐藤優也、MF33鄭容臺、MF20上里一将、
MF8砂川誠、FW9石井謙伍
監督:三浦俊也

選手交代は
53分:16大塚→20上里一将
58分:13中山→ 9石井謙伍
65分:29西谷→ 8砂川誠


暦の上では秋も半ば。ほぼ暦どおりに秋が訪れる札幌では
最低気温10度強、最高気温20度強のようだが、この日の試合中の気温は30度前後。
ホームチームのサポーターですらハーフタイムや試合後は疲れをみせていたのだから
アウェイチームの選手、遠征のサポーターにとっては地獄に感じられただろう。

その天気の下、ただでさえ最近調子下降気味の札幌は
見事に、この試合の湘南の「唯一の勝ちパターン」にはまってしまった。
札幌の選手は動きがまるで鈍く、サイド攻撃(特に左)は不発。
湘南の最近の右SBは他チームにやられまくっているのだが・・・
カウンターから前半3回1対1の決定機を得るも、いずれも外したのには救われた。
(もちろん、ヨンギのコース切りやセーブがあってのことでもあるが)
ただ、湘南も何もしないで札幌の自滅を待っていたのではなく、
中盤の主力が3人いない中で、この暑さの中でハードワークを惜しまず、
「唯一の勝ちパターン」を遂行したのだった。

唯一の勝ちパターン・・・それは、
・(攻撃面で唯一万全な)高速2トップが相手を追っかけ回し、相手にロングボールを蹴らせる
・攻撃面でも彼ら2人が速さを生かして相手の裏をとりまくる、もしくはファウルを誘う
・そのファウルからのセットプレーで得点を狙う
・・・というものだといっていいだろう。

先制点は敵陣中央で得たFKからで、FKのボールは中央やや右の相手DF裏を突いた石原にわたり、
石原は飛び出してきたGKを見てど真ん中に折り返してそのボールを原が無人のゴールへ押し込んだ。
追加点もセットプレー。後半しばらく攻勢に出ながらもなかなか追加点を奪えていなかったが、
石原のシュートで得た左CKから永里がマイナスのクロス。そのボールをペナルティエリア内
ややファーサイドの遠目の位置の斉藤がヘッドでゴール右隅へきれいに流し込んだ。
3点目は途中出場の伸貴が左サイドを抜け出してゴール前へクロス、そのクロスをファーサイドで
受けた将太がフリーでシュートを決めた。



結果的には、8番、10番が不在の2試合をなんとか五分で乗り切れたのは大きい。
これでリーグ戦残り10試合をよほどのトラブルがなければスタメンは
ベストメンバーで乗り切れるのではないか。
また、この試合で伸貴が復帰し、田村、永里も復調し、バックアップメンバーも
少しではあるけどより充実しそうな気配がある。
(日曜のサテライトみてみないと、全体的にどうかはわからないが・・・)

ただ、首位・札幌に勝ったとはいえ、まだまだ瀬戸際にあるのは変わらない。
来週は水曜夜に長居でセレッソ(いつの間にか湘南より順位が上)、
土曜昼にホームで京都と難敵が続く。この2つの試合の結果、湘南が瀬戸際から前進できていることを願う。
水曜・・・長居行きたいけど(一度平日アウェイで勝つのに立ち会うと、またなんとしても行きたくなるね)
夕方に自分主催の会議がある上に(自分主催とはいえ日時は幹部の都合)
その後職場の歓送迎会だからどうしようもない・・・ 健闘を願うばかりです。