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クラージュせたがや ~Courage Setagaya~

元はベルマーレ応援サイト「STweb」の別館で2005年7月開始も、2010年12月の韓国赴任を機に半ば休業中。

第2クール最後の大一番を思いもよらぬ大差で制す(3-0セレッソ)

2008-08-11 04:05:08 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2008 J2リーグ第30節 2008/08/09 19:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ3-0(前半2-0)セレッソ大阪
【入場者数】5,365人【天候】曇 27.6℃ 70%
【主審】西村雄一【副審】相樂亨/岡野宇広
【得点】15分(湘南)石原直樹(13)、26分(湘南)石原直樹(14)、
80分(湘南)カレカ(1)
SH:13 -7  CK: 4 -5  FK:22 - 23
【警告】(湘南)12分鈴木伸貴(1)、82分菊池大介(3)
 (セレッソ)07分小松塁、15分乾貴士、31分江添建次郎、
【退席】(セレッソ)44分白沢敬典(通訳)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。

          25金永基

5臼井幸平  3 ジャーン   2斉藤俊秀  21鈴木伸貴

       6田村雄三    8坂本紘司
35菊池大介                 24加藤望
                          
      11石原直樹    18阿部吉朗     

SUBは
GK1伊藤友彦、DF19山口貴弘、MF26永田亮太
MF17大山俊輔、FW7カレカ
監督: 菅野将晃

選手交代は
68分:24加藤→17大山俊輔
75分:18阿部→7カレカ
84分:35菊池→26永田亮太



セレッソのスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。

           21山本浩正

13柳沢将之  5前田和哉    14江添建次郎  16尾亦弘友希

        7アレー    10ジェルマーノ
31乾貴士                    6濱田武
 
        15小松塁   33カイオ   


SUBは
GK1相澤貴志、DF4藤本康太、DF34平島崇、
FW11柿谷曜一朗、FW24白谷建人
監督:レヴィー・クルピ

選手交代は
55分:16尾亦→34平島崇
62分:14江添→11柿谷曜一朗
77分:33カイオ →24白谷建人


第2クール最後の試合は、昇格争い生き残りを懸けた大一番。
警告9回の上に2分に1回のペースでFKが与えられるというやや荒れ気味の展開にはなったが、
湘南が前半の圧倒的攻勢の時の決定機、そして後半の数少ない攻撃チャンスの中での
決定機の両方を確実にモノにして、さらに相手を完封。
思いもよらぬ3点差の勝利。・・・第2クールの勝利は全て3点差ではないか・・・
とはいえ、前回の直接対決の時に抜かれた借りを返してセレッソを突き放した上、
ホームゲーム3連勝・6戦負けなしという形で次節の休みを迎えた。

石原の2得点・・・石原すごすぎ。
1点目は左サイドのクロス(望さんから)にPA内ニアサイドで頭であわせたもので、2点目はセットプレーからの流れで斉藤さんが左からあげたクロスをファーサイドでGKがクリアミスしたのを石原がゴールへけりこんだもの。
前半の早い時間に2点取ったことが湘南の勝利に大きく貢献したのは確かだが、
内容では圧倒していた前半に2点しか取れなかったことが
セレッソが建て直してきた後半に湘南自身を大いに苦しめたともいえる。
湘南では初出場のカレカの駄目押しゴールでやっと勝負をほぼ決定付けることができた。

セレッソは前半の失点直後の決定機(この直後ジャーンが坂本らへ向かって激怒した)を
モノにできず、後半にカウンターから乾のドリブル中央突破中心の攻撃に転じて
押している時間に決定的なシュートを打てず、さらには後半ロスタイムの決定機まで外したのが痛かった。
2週間前の試合なしの週にキャンプで建て直しを図ったはずが既に連敗。
戦力的にはピカイチで監督も策士なだけに
このまま沈んでいてくれると湘南を含めた他チームは大いに助かるが・・・

メンバーはFW以外は前の2試合と替わらず、選手交代も前の2試合と同じパターンで、
「これでええんか」とは思うことしきりだが、結果は残した。

まず・・・菊池。
正直なところ、スタメン出場をずっと続けるのは厳しいと今でも思う。
いいところは確かにみせているし、それがJ2の舞台でも通用するのはわかるが、
いいところ以外について(守備など)を考えると、どこかのタイミングで途中出場で
いいところだけが出せるようにしないとチームとして厳しくなると思う。
(これは、むしろ他の中盤の選手に向かって
「何やっとねん、お前ら。17歳よりも通用するものがないんか、スタメン奪えや」と
言うべきかもしれないが)

ただ・・・試合前のピッチ内練習を望さんと組んでやっていたり、
福岡戦の得点シーンを見たりすると、
「望さんと一緒にやりながら色々吸収できるなら(他に斉藤さんや石原、坂本らもいるし)、
起用法はともかくトップチームでずっといるほうが長い目でみて彼のためになるだろうな、
前からの難点の克服をどうするか、はあるけれども
トップチームで自身を認めさせるだけのものは示しているし」と思います。

ついで、石原。得点シーンもさることながら
後半に敵陣中央でボールを失ってからの乾のドリブル中央突破に対して
後方から猛然と自陣中央まで追いかけていったのは驚いた。
自分が奪われたボールを奪い返す、という鉄則をここまでやりとげようとするとは・・・
ゴール前でのポジショニングの正直さ(意表を突く位置取りで得点したことはないよね)など、
まだまだなところはあるが、石原は現時点でも十分すごいと思う。

臼井はカウンターからカレカへのアシストでようやくオーバーラップが報われたように思う。
もっと彼のオーバーラップを効果的に活かせるチームになってほしいものだ。

永田は・・・試合ごとにどんどん調子が落ちているように思う。
終盤に入った直後で近くのボールへのアプローチすらしなかったんだから。
菊池が疲れたときの代役扱いならば、随分と寂しいものだ。
彼自身の問題もあろうが、まずは彼が活きる位置での起用を求む。



何はともあれ、勝ち点45で第2クールまでの28試合を終えた。勝ち点獲得率53.6%。
とはいえ、昨年よりの同時点(32試合で勝ち点52=同54.2%)よりもペースは上ではないし、
第1クール(勝ち点25)よりも第2クールでの勝ち点獲得ペースが落ちている。
第1クールのペースのままでやっと3位以内が現実的となるだけに、
第3クールでは最低でも勝ち点30(通期で75)が必要。
具体的には、ホーム6勝1敗、アウェイ3勝3分1敗、くらいでいかないと・・・

アジエル不在の直近4試合で2勝2分は、中断まで残り4試合という状況と対戦相手(の状態)あってのものであり、
アジエル不在でこれだけ、いやこれ以上勝てるだけのチームづくりは難しいものとは思うが、
このチームにはアジエルを除いても32人のプロ選手がいる。
しかも決して他の昇格争いのライバルに大きくひけをとることのないメンバーが少なからずいる。
彼らが力を発揮し、監督・コーチが彼らに覚醒のヒントを与え、彼らを使いこなせば決して不可能なことではないと思うのだ。

ミスで失点も引き分けには持ち込み、次にはつなぐ(2ー2福岡)

2008-08-04 00:52:38 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2008 J2リーグ第29節 2008/08/03 19:03開始
福岡市・レベルファイブスタジアム
アビスパ福岡2-2(前半1-1)湘南ベルマーレ
【入場者数】10,450人【天候】曇 29.9℃ 65%
【主審】田辺宏司【副審】廣嶋禎数/越智新次
【得点】29分(湘南)菊池大介(2)、43分(福岡)ハーフナー・マイク、
48分(福岡)ハーフナー・マイク、58分(湘南)加藤望(4)
SH:16 -10  CK: 6 -2  FK:18 - 14
【警告】(福岡)50分柳楽智和、69分大久保哲哉
 (湘南)24分菊池大介(2)、 41分臼井幸平(6)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。

          25金永基

5臼井幸平  3 ジャーン   2斉藤俊秀  21鈴木伸貴

       6田村雄三    8坂本紘司
35菊池大介                 24加藤望
                          
      20原竜太     11石原直樹     

SUBは
GK1伊藤友彦、DF19山口貴弘、MF26永田亮太
MF17大山俊輔、FW18阿部吉朗
監督: 菅野将晃

選手交代は
66分:20原→18阿部吉朗
75分:24加藤→17大山俊輔
88分:35菊池→26永田亮太



福岡のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           1神山竜一

14中村北斗  13柳楽智和    5長野聡   17中島崇典

       3山形辰徳    18鈴木惇
7久藤清一                  8タレイ
 
      19大久保哲哉  20ハーフナー・マイク  



SUBは
GK22吉田宗弘、MF6布部陽功、MF11田中佑昌、
MF15中払大介、FW9黒部光昭
監督:篠田善之

選手交代は
59分:8タレイ→15中払大介
71分:20ハーフナー→11田中佑昌
81分:19大久保→9黒部光昭

(8/5未明 記録・メンバー追記)

一週間前に行くと決めてるようじゃ、この時期しかも土曜昼が会社の組合の用事で帰りが日曜最終便という条件付ではじゃ安く往復するのは難しい。
結局行きは広島まで格安バスで広島から18きっぷ。それでも久しぶりに門司港にちょこっと寄れたり福岡の友人に会えたりとまずまずの出来。
帰りは選手の挨拶の直後に飛び出してスタジアム前にぽつんと停まっていたタクシーを拾って空港まで五分で着いてくれた。今は京王線の終電の中。あと5分飛行機が早く着いてくれれば、南武線経由で早くかえれたんだけどね(苦笑)



予想ほどの暑さではなかったが(岐阜の方が暑かったよね)、それでも遠
征してきての暑さは徐々に身体にこたえてくる。
壮絶な撃ち合いになるのは想像できたが、困ったことに湘南のベンチは阿部と原が入れ替わった以外は前節と同じで、走れそうな中盤の選手がいなかったし、流れの中のプレーでは活きないことも多い菊池がまたもスタメン。。。とここの監督はほんとに物事考えているのか、勢いだけでやってないか。。。結果的には、よくこのメンバー構成で劣勢の試合を引き分けに持ち込んだとは思うが、勝ちきれなかったのはこのメンバー構成だったのも大きいのではないか。

前半、アウェイ側からみている限りでは混戦の中から突然誰かが抜け出してキーパーとの1対1を制して先制。。。誰かと思えば、実は菊池のゴールだった。アシストでもそうだが、おいしいとこに出てきてそれを確実にものにする力はすごい。
しかし。。。前半のうちに右サイドを破られ、クロスを入れられ、ファーサイドのハーフナーにジャンピングヘッドを決められ、同点にされる。
後半開始数分でヨンギが中盤右タッチライン際まででてきながらクリアミスしてハーフナーに無人のゴールへのゴロでの正確なパスを許したときには「こんなのでこの試合、いや、今季を落とすのか。。。」とまで思った。前節の熊本みたいにならなかったのはこの後の同点ゴールあってのもの。
菊池が右サイド深くのライン際からゴール前へ絶妙なクロスを入れたこと、そしてそのクロスをファーサイドで望さんが相手ディフェンスの隙間から頭でゴールへ押し込んだのにはほんとにシビれた。
その後は田中佑昌、中払らを投入して完全に走り勝った福岡の前にほとんど防戦一方となるが、自らのセンターの守備の強さそして相手の雑さに助けれて決定的な枠内シュートはなかったと思う。
その間隙を縫ってセットプレーからジャーンのヘッド、カウンターから阿部、石原らが決定機を得るが得点ならず、引き分けで終了。



敵地でシュート10対16の通りの劣勢、このメンバー構成、あのミスがあってよく引き分けにできたとは思う。勝てなくて上位との差を最大限には縮められはしなかったが、福岡を抑えてセレッソをやっと抜けはした。次のセレッソ戦、これもまた昇格争い生き残りを懸けたホームでの大一番、これはなんとしても勝たねばならぬ。
ただ。。。たまにはアウェイで勝たねば2位、三位浮上はとても難しい。また、今のままのやり方で勝ち点をとり続けられるとも思いにくい。たとえば臼井、永田、将太の活かし方を定めるだけでももっと効率よく脅威ある攻撃ができると思うのだが。17歳任せを続けないでほしいものだ。


追伸:博多の森のアウェイ側ゴール裏に駆けつけたベルマーレサポーターは60人くらいであった。昨年の平日夜より少なかったのは少しショックであった。2週間後の日曜には鳥栖で試合がある。今度は18時開始なので、鳥栖からとはいえ博多の森よりも多少余裕をもって最終便に乗ることができる。セレッソに勝とうが負けようが、休み明けの鳥栖戦が第3クールの湘南の行方を大きく左右するのは確か。鳥栖には博多の森よりも多くのサポーターに駆けつけてほしいところ・・・

17歳3ヶ月・菊池のスタメン起用が吉と出ての勝利(4-1熊本)

2008-07-28 02:53:33 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2008 J2リーグ第28節 2008/07/27 19:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ4-1(前半1-1)ロアッソ熊本
【入場者数】4,350人【天候】曇 27.9℃ 68%
【主審】池田直寛【副審】阿部浩士/蒲澤淳一
【得点】14分(熊本)小森田友明、41分(湘南)石原直樹(12)、
64分(湘南)加藤望(3=PK)、77分菊池大介(1)、89分三平和司(1)
SH:23 -7  CK: 5 -3  FK:20 - 17
【警告】(湘南)38分ジャーン(2)、80分菊池大介(1)、87分田村雄三(6) 
(熊本)54分矢野大輔
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

            25金永基

5臼井幸平  3 ジャーン   19山口貴弘  21鈴木伸貴

       6田村雄三      8坂本紘司
35菊池大介                     24加藤望
                          
      11石原直樹    18阿部吉朗     

SUBは
GK1伊藤友彦、MF17大山俊輔、MF26永田亮太
FW20原竜太、FW36三平和司
監督: 菅野将晃

選手交代は
57分:18阿部→36三平和司
75分:24加藤→17大山俊輔
82分:35菊池→26永田亮太



熊本のスタメンの布陣は以下のように見えた。
上がGK、下がFW。

             31太洋一

15市村篤司  3河端和哉    19上村健一   16矢野大輔

            27宮崎大志郎

     26山本翔平          22吉井孝輔

33小森田友明                    30山内祐一
             11高橋泰

SUBは
GK21小林弘記、DF23有村光史、MF8喜名哲裕、
FW32木島良輔、FW18中山悟志
監督: 池谷友良

選手交代は
18分:6河端→23有村光史
59分:33小森田→8喜名哲裕
66分:30山内→32木島良輔



アジエル帰国後の最初の試合。これは手段を問わず勝たねばならない・・・
序盤に熊本が3人目の動きから湘南DF裏に抜け出してGKとの1対1を決めたときは
「ここまで厳しいのかよ・・・」と思ったが、
前半のうちに石原が伸貴のファーサイドへのクロスに頭であわせて同点に追いついてくれたのは本当に大きかった。
(石原、ほんとにスゴイ・・・この時間にこのゴールがあってこその結果でしょう)
後半、菊池がPA内右で相手のトリッピングを誘ってPKを獲得(仙台戦以来のPK)
それを望さんが決めて逆転。そして菊池のゴール、
最後はCKから三平が相手につぶされながらもヘディングゴールでダメ押しして
アジエル帰国後の大事な初戦を制し、8月以降に望みをつなげた。
(水戸戦に勝っていれば、もくろみどおりの7月だったんだが・・・結果として7月は2勝2分1敗)



やはり・・・菊池には大いに触れないといけないでしょう。
1年ぶりの出場そして今年初出場がスタメン出場と知った時は本当に驚いたけどね。
「勝利の花道」の時から彼はものすごく緊張していたように感じた。
試合前のピッチ上アップの時にはコンビを組む三平にうまくボールを出せなくて
監督に何か(多分、やさしそうな)声をかけられるほど。
キックオフ前の円陣の後も周囲から色々と声をかけられていた。

ゴールは、敵陣中央ミドルレンジで菊池がボールを拾った菊池がそのまま豪快に決めたもの。
試合前のシュート練習ではPアーク付近から3本打って1本枠内という程度だったのに、
試合前よほど緊張していたのか、本番に強いのか。
17歳3ヶ月15日でのゴールは、確かにJ2最年少得点記録ですが、
J1には15歳のうちに得点した選手がいるので
(我々はJ1にいきたいし、元J1でもあるので)
J2最年少得点という単語はここではこれ以上は使わないようにします。
(Jリーグ史上では、現時点でその森本に続いて2番目の年少得点記録。年少出場記録も同様)
むしろ・・・ベルマーレ史上(少なくとも94年以降)最年少ゴールと私はいいたいな。(ベルマーレ史上最年少出場記録も菊池)

ゴールの後は急激に足が止まり、80分には遅れてのタックルから初警告も受け、さらに
その直後には再度遅れてタックルにいこうしていたので「これは・・・・」と思っていたら
そのタイミングで交代の準備が進み、82分に永田と交代。
試合後のウォーキングの時には完全にヘロヘロだったような・・・
そして・・・MAN OF THE MATCHで10万円獲得。
(画像の写りが小さくて恐縮)
バスの周囲で待つサポーターには最後の最後まで丁寧に応えていた。

もちろん・・・いくら相手の足が先にとまっていた時間とはいえ、
そこできちんとあれだけのシュートを撃てるのは彼のすごさ。
でも・・・一方で、よかったところ・悪かったところの両方があったのも確か。
ここで通用したように見えたのは、(位置問わず)ボールを受ける動き・中盤中央で相手をかわす動き。
ここで通用しなかったように見えたのは、敵陣中央深めの位置で彼が出すパスや彼が相手をかわす動き。
・・・ユースや先日見たU-17とほぼ同じだと思います。

「ユースでできること」が「ここである程度できる」のは確かにスゴイが、
「ユースでできないことはここでもできない」のも確かではないか。
(あとは・・・ユースチームの成績、そこでの菊池の記録を見れば
今のユースの世界ではどれだけの選手かはわかると思う・・・)
相手が自陣中央でしっかり構えている時(決して、相手の足が止まっているときではない)に(これから)どれだけのことができるか、が
彼が湘南そして日本のこれからに不可欠な選手となれるかどうかを左右するように思っています。
(決して・・・当時は将来を嘱望され高校生のうちに得点を決めた2人のベルマーレの先輩と
同じ轍を踏むことがないよう、選手本人も周囲も心を引き締めなくてはね)

8月一杯はユースの公式戦がなく、トップチームはアジエルが不在、そして学校が休みと
彼がトップチームに参加を続けるのには十分な理由が揃っているけど、
彼のこれからを考える際には、ずーーっとトップチームでいいと断じるのは早計と思います。
正念場の続くトップチームの実戦に出すならば、彼のよさを生かせる展開で出してほしいところ。
(トップチームの実戦で弱点も鍛える・・・ということは避けてほしい・・・
それに、彼に生涯ワンポイントの選手ではなくぜひ中心選手になってほしいしね)



あと、三平の得点も喜ばしいところ。
出場4試合目のロスタイムでのゴール。
いくら角度が厳しいところでも、GKと1対1ならばFWは勝負でしょ!という場面もあったが、
ドリブルで持ち込んでからの豪快なミドルを撃ったり、ここまでの3試合よりははるかに見せてくれた。
総理大臣杯の予選・本選をはさみながら6月から合流していた彼は
全日本大学選抜チーム(来年のベオグラードでのユニバを目指す)の
イタリア強化合宿に7/29から8/9まで参加する。
帰国後は本業の関東大学リーグ・後期開始間近ゆえにしばらく湘南に合流することは
できなさそうなだけに、ここで得点できたのは本当によかった。
(広島戦などで・・・使った甲斐はあったということでは?)

この試合は、菊池起用という賭けにでた菅野さんが賭けに勝った、ともいえるだろう。
また、サブに永田、大山が入っていたことを考えると、
「この先(少なくとも中断前3試合)は、アジエルの位置は菊池、永田、大山、将太らのなかから調子のいい選手を充てていく」というメッセージかもしれないな、と思った。
大山が終盤にゴール正面に近い位置でシュートを打ったが枠の外・・・
大山、永田だって高校生に先を越されていい思いはしていないはず。
ぜひ、競争していってほしい。(チームが菊池と心中することのないように、という意味でもね!)



PS:前回のホームゲームの時の指摘ゆえか、某DJの背番号が「37」になっていた。
奇しくもこの試合の後はホンモノの36番がしばらくいなくなりそうなタイミングで・・・

08/7/13 練習試合 対慶應義塾大@馬入

2008-07-26 20:38:58 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2週間近くも前の試合だが、滅多にみれないSUB組の練習試合なので、
ここにUpする。
この試合は13日13時から馬入で行われた練習試合・慶應義塾大戦。
私はプリンスリーグ@産能大が終わってから駆けつけたので、
着いたのは14時ごろで試合は後半が始まって数分の頃。


その時の湘南の布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。(GKは背番号なしのシャツを着用)

          濱崎陽平

35原田開  37島村毅   31川股要佑   38三田光

      22練習生   19北島義生
34菅野哲也                14永里源気 
           
     36三平和司    28小林竜樹     


なお、前半から見ている方に聞いたところ
1.前半はGKが植村だったが、負傷交代した模様。
2.大山、原、梅田も前半はでていた様子。
3.得点経過は前半が0-2だったとのこと。
4.練習生は、体型・髪の色など外見どおりオーストラリア育ちの日本人。
  少し調べたところ、ドイツのチームでプレーしたことのある28歳で、日本のチームに在籍したことはない。
  (この練習生、結局契約に至るのだろうか?)
湘南側でこの試合にも出ていなくてかつ同日開催の愛媛戦のメンバーでもない選手は
ケガ・・・だと思っていいかもしれない。
個人的には特に翔雅や林の回復を待ちたい。

また、慶應側は中町がいたりAチームだったようだが、背番号が前期の公式戦とは
大きく変わっていて中町は14番だった。


後半、慶應に追加点を許すも、後に三平が得点して
試合は1-3で終了。
三平にしてみれば、同じ学生相手だけに得点して意地はみせたかったところだろう。
内容は・・・特に新たな発見はなかった・・・・・

画像は、約7ヶ月ぶり(だよね)に馬入へ戻ってきた彼。

一見妥当な結果のゼロゼロだが、このままでは・・・・・(0-0岐阜)

2008-07-21 02:29:44 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2008 J2リーグ第27節 2008/07/19 19:05開始
岐阜メモリアルセンター長良川競技場
FC岐阜0-0(前半0-0)湘南ベルマーレ
【入場者数】3,691人【天候】晴 30.2℃ 58%
【主審】鍋島將起【副審】村田裕介/前之園晴廣
【得点】なし
SH:9 -9  CK: 3 -12  FK:21 - 17
【警告】(岐阜)47分深津康太、59分菅和範
 (湘南)21分永田亮太(3)、63分斉藤俊秀(4)、82分田村雄三(5)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

5臼井幸平  19山口貴弘   2斉藤俊秀  21鈴木伸貴

       6田村雄三    8坂本紘司
26永田亮太                24加藤望 
           
      11石原直樹    18阿部吉朗     

SUBは
GK1伊藤友彦、DF3ジャーン、MF13鈴木将太、
FW20原竜太、FW9梅田直哉
監督: 菅野将晃

選手交代は
59分:26永田→3ジャーン
71分:18阿部→9梅田直哉
84分:24加藤→13鈴木将太



岐阜のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           21日野優

5川島眞也  2深津康太    4小峯隆幸   27菅和範

      6奈須伸也     7北村隆二
33梅田高志                 11高木和正
 
      10片桐淳至    20小島宏美  


SUBは
GK31水谷允俊、MF17山田正道、MF23岩田昌浩、
MF13大友慧、FW24片山真人
監督:松永英機

選手交代は
69分:20小島→13大友慧
69分:27菅→23岩田昌浩
79分:33梅田→24片山真人
11年ぶりの長良川での試合。
一見入り口のわかりづらいアウェイ側ゴール裏には300人近くのベルマーレサポーターが。
これから先、岐阜より近いアウェイゲームってリーグ戦ではないしね・・・・・
夕方5時で35度。試合開始の時でも30度の猛暑。
いや、ほんとに暑かった。
(ただ、すぐそばに長良川があるからか、涼しげな風は少しは感じられた)

その中では、両チームともまだ動きがあったほうかもしれない。
シュート数9対9、攻め合ったのは確か。
終盤こそ湘南が押し込んで将太のクロスやセットプレーから攻撃の好機・・・ではなく機会を
得たが得点はならず。
もっとも、それまではどちらかというと岐阜がサイドを制していながらも
サイドから中央へのクロスは湘南の中央の守備を越えて味方に合うまでにはいかなかった。
決定的なシュートは両チームともあったがGkセーブもあって得点ならず。
よって、ゼロゼロは一見妥当な結果ではある。

とはいえ、このままでは上位との勝ち点差は詰まらないよ。昇格できないよ。
徳島の時と同じだけど、水戸戦に勝っていればまだこの引き分けはプラスに考えられただろう。
ホームで勝てないでいると、アウェイで勝たないと勝ち点を積み重ねられなくなる。
アジエル不在が痛かったのはわかるが、アジエルがいないと点がとれないままでいいのか。
石原はこの試合でシュートゼロだった。石原まで抑えられると点がさらに遠くなる、
もっというと相手のミス頼みになるのは変わっていない。

去年よりも勝ち点獲得ペースは落ちている。3位圏内も遠くなっている。
※今年(27節終了時):25/42試合(進行度59.5%)で勝ち点38/75(獲得率50.7%)
 (2位山形とは8点差、3位セレッソとは6点差) 
 昨年(31節終了時):29/48試合(進行度60.4%)で勝ち点46/87(獲得率52.9%)
 (2位京都とは11点差、3位仙台とは2点差)
もう7月も下旬になるが、増資を受けての補強は実現するのか。
昨年は6月中に新外国人の補強が決まり、7月のうちにその効果が出た。
セレッソ戦こそ大勝負の時のはず、補強するとしても、そこで新戦力がフルに活躍できなくてどうする・・・
セレッソ戦の後に1週休みが入るだけに、勝てば直接対決の勝利=勝ち点6分、
負ければその逆で勝ち点マイナス6プラス翌週試合なしで実質勝ち点マイナス9分のダメージを
負うだけに・・・・・

まずは次は熊本相手の試合だが、相手はこの時期に「火の国」から来るだけに
容易には勝てないだろう(よほどの凡ミスをしてくれれば別だが)。
まずは勝ち点3を奪うのが大事だが、それプラスアルファを得られる展開にはしてほしいもの・・・・

坂本メモリアルとジャーン復帰・・・ミッションを果たしての勝利(4-1愛媛)

2008-07-14 00:56:49 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2008 J2リーグ第26節 2008/07/13 19:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ4-1(前半2-1)愛媛FC
【入場者数】4,738人【天候】晴 26.6℃ 76%
【主審】山西博文【副審】名木利幸/五十川和也
【得点】12分(湘南)阿部吉朗(7)、26分(愛媛)内村圭宏、
30分(湘南)坂本紘司(2)、53分アジエル(6)、80分石原直樹(11)
SH:16 -9  CK: 4 -3  FK:9 - 16
【警告】(湘南)68分石原直樹(3) (愛媛)22分金守智哉
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

5臼井幸平  19山口貴弘   2斉藤俊秀  21鈴木伸貴

       6田村雄三    8坂本紘司
10 アジエル                24加藤望 
           
      11石原直樹    18阿部吉朗     

SUBは
GK1伊藤友彦、DF3ジャーン、26永田亮太、
MF13鈴木将太、FW7リンコン
監督: 菅野将晃

選手交代は
71分:24加藤→26永田亮太
78分:18阿部→7リンコン
83分:21鈴木→3ジャーン



愛媛のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           21多田大介

28高杉亮太  3金守智哉    4南祐三   14三上卓哉

      16赤井秀一    17キム・テヨン
22横谷繁                  18江後賢一
 
      8内村圭宏    11田中俊也  


SUBは
GK1川北裕介、DF13関根永悟、MF27青野大介、
FW9三木良太、FW19笹垣亮介
監督:望月一仁

選手交代は
56分:8内村→9三木良太
73分:16赤井→27青野大介
76分:11田中→19笹垣亮介


前半は坂本が最近にない前線への攻撃参加をみせた上で(節目の時だからか?)、
J2リーグ300試合出場記念を自ら祝うゴール(しかも、同点ゴールから数分後に)を決める。
後半は4-1にまで得点を重ね、4/5の草津戦(ロスタイムに退場処分を受けた試合・・・)
以来のジャーンの出場を可能にした。
そして、この勝利で前節の引き分けをポジティブなものにすることができた。

ただし・・・上記のこと以外は、新たな収穫はあまりなかった。
1点目は坂本のシュートのこぼれ球を阿部が頭で押し込んだもの。
坂本による2点目は相手のパスミスをピッチ中央でフリーで足元に得たアジエルが
攻めあがってからスルーパスをだしたことによるもの、
3点目はアジエルの個人技、石原による4点目はアジエルと石原のパス交換から。
アジエルと石原頼みからの脱却を感じさせるものはあまりなかった。
守備面でも、特に前半の中盤中央では相手の自滅によるパスミス(プレッシャーをかけたから、というわけではないもの)以外からでは全くといっていいほど奪えず。
相手の11番の出来や、右サイド22番のミスマッチ(彼は本来はボランチである)などで
随分と助けられている。あと、後半は彼らの足が止まっていたのも助かった。
(こちらのアジエルと石原は本当にタフだと思う)
相手の中盤のパス回し自体は速く効果的で、メンバーが毎年少なからず入れ替わるのに、
アウェイゲームなのに相手がみせた組織としての完成度は高く感じた。
(こういうのを見ると、ベルマーレは何をやっているんだ???と改めて思う)

ただ・・・少しは進歩があったともいえる。
例えば、ロビングに対してゴール前で斉藤さんがわざとかがんで後方のヨンギに
捕らせる、ということが少なくとも2回はあった。
(もっとも、伸貴がどフリーなのに相手のクロスミスをCKにしてしまったことがあったが)
これまでの似たような状況ならば斉藤さんが周辺フリーなのになぜか触って
CKにしてしまうことがあったので、細かいところでは修正ができているのだな、と感じた。
あとは、試合展開の末、選手を試す余裕ができたこと。1点差じゃいくらジャーンでもいれづらいよね。
三平もこういう試合展開にした上で出すことができていたら・・・



次なるヤマは8月3日のアウェイ福岡(やりづらい場所)、9日のホーム・セレッソ戦(相手が相手)。
この2試合に希望をつなぐためには、今月の残り2試合で連勝は必須でしょう。
そして今のままではセレッソ相手にまた同じ結果となりかねない。
19日の長良川、27日のホーム・熊本戦では勝利プラスアルファを求めて応援していきたい。

情けねえ、涙もでやしねえ。。。(0ー1水戸)

2008-07-06 18:09:51 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2008 J2リーグ第24節 2008/07/05 19:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ0-1(前半0-0)水戸ホーリーホック
【入場者数】4,973人【天候】曇 23.5℃ 86%
【主審】松尾一【副審】間島宗一/平野伸一
【得点】56分(水戸)荒田智之
SH:4 -7  CK: 4 -4  FK:19 - 12
【警告】(湘南)26分田村雄三(4)、75分鈴木将太(1)、
89分アジエル、89分アジエル (水戸)なし
【退場】(湘南)77分リンコン(1=乱暴な行為)、89分アジエル(1=警告2回)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。



湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

5臼井幸平  19山口貴弘   2斉藤俊秀  21鈴木伸貴

       6田村雄三    8坂本紘司
10アジエル                26永田亮太 
           
      11石原直樹    18阿部吉朗     

SUBは
GK1伊藤友彦、DF4三田光、MF13鈴木将太、
MF24加藤望、FW7リンコン
監督: 菅野将晃

選手交代は
55分:18阿部→7リンコン
78分:26永田→3鈴木将太
81分:21鈴木→24加藤望



水戸のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           1本間幸司

4鈴木和裕  3平松大志    32大和田真史   2小澤雄希

       7村松潤    26ビジュ
8菊岡拓朗                   6堀健人
 
      18赤星貴文    9荒田智之  


SUBは
GK28首藤慎一、MF25鈴木良和、MF29眞行寺和彦、
MF30中村英之、FW23遠藤敬佑
監督:木山隆之

選手交代は
69分:6堀→23遠藤敬佑
75分:26ビジュ→30中村英之
89分:8菊岡→25鈴木良和



情けねえ、涙も出やしねえ。
今年も七夕にこんな試合やってくれるとは。。。

守備的にくるとわかっている水戸との試合、
先制点を前半のうちにとる=湘南の形を出せれば一番いいが、
それができないときに早い時間にどうするかが問われていたはず。

それが。。。アジエル、石原を揃って抑えれるとこうも攻撃ができないものか、そしてそういう状況への打開策をいつ監督はしめしてくれるのか。。。
シュート数が湘南4、水戸7。湘南の枠内シュートは終盤のアジエルのPA内からの1本(本間がセーブ)だけで、決定的に相手DFの裏をとったのは皆無だったのでは。
ホームでアジエル、石原がいてチームが無得点だったのは第三節の広島戦以来(アウェイでは何回もあるが)。
アウェイだけでなく、ホームでも点がとれなくなった。

その一方で、失点のポイントは最近ずっと同じ。山口個人の能力不足もあるだろうが、山口の右隣の選手(意外と攻めあがっても得点に直結するプレーが少ない一方で相手にスペースを与えている)や前の選手(ホーム連続で同じ形で失点のラストパスは彼のチェック不足も大きいだろう)の問題も大きいだろう。


水戸がねらい通りのゲームプランを遂行したのは確か。
前半の相手シュートを1本に抑え、後半早い時間にリンコンのキープミスを赤星がかっさらってから即カウンターで最後は村松のスルーパスを山口の裏で荒田が受けてGKとの1対1を確実に決めて先制。そしてその後は前がかりにくる湘南の背後をカウンターで何度も脅かした(詰めが甘くて追加点はならなかったが)

ただでさえホームゲームを落としただけでなく、リンコン、アジエルが退場して田村が警告通算4回で計三人が鳴門での試合に出場停止。
しかもその鳴門のナイトゲームで湘南が勝ったことはゼロ。
その次のホーム愛媛戦も湘南が勝ったことはゼロ。戦力的にも相性的にも厳しい連戦、どう勝利を奪うか。ハードワークの徹底プラスアルファが求められるはずだが。。。もしそれができないのならば、指揮官交代を求める必要もでてくるのではないか。1年前からの課題を昨年以上の戦力で克服できないのだからね。今年の湘南は昨年と同じ成績ではいけないのだ。
さらに、今年に入って実戦経験の乏しい教え子をレンタルで連れてきて重宝したり、浅野さんをベンチからはずしたりと監督の好きなようにやってきているのだからね。責任をとるべきときはとってもらうべきだ。


まずは。。。鳴門での、実のある勝利を祈るのみ。相手の自滅待ちの勝利では延命するだけでなにも生まないのは甲府戦のあとのこの試合で十分わかったと思うし。

最後。商店街の七夕ブースで「店番」をしていたソフトボールチームのみなさん、おつかれさまでした。いくら試合とはいえ、サッカー関係の人がほとんど誰もいないのはマズいと思うが。フットサルの昨年の監督問題と同じご都合主義を感じてやまないのだった。

1ヵ月半ぶりのアウェイ勝利で、なんとか7月の巻き返しにつなげられるか(4-0甲府)

2008-06-30 01:35:01 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2008 J2リーグ第23節 2008/06/29 18:33開始
甲府市・山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場
ヴァンフォーレ甲府0-4(前半0-2)湘南ベルマーレ
【入場者数】7,267人【天候】雨 21.3℃ 85%
【主審】吉田寿光【副審】中込均/相葉忠臣
【得点】06分(湘南)阿部吉朗(4)、32分(湘南)田村雄三(2)、
83分(湘南)リンコン(4)、85分(湘南)リンコン(5)
SH:11 -14  CK: 6 -4  FK:12 - 12
【警告】(甲府)03分林健太郎、47分保坂一成、71分池端陽介
 (湘南)74分金永基(1)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。


(7/2未明、メンバーと追伸を追加)
湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

5臼井幸平  19山口貴弘   2斉藤俊秀  21鈴木伸貴

       6田村雄三    8坂本紘司
10アジエル                26永田亮太 
           
      11石原直樹    18阿部吉朗     

SUBは
GK1伊藤友彦、DF4三田光、MF28中村祐也、
MF24加藤望、FW7リンコン
監督: 菅野将晃

選手交代は
66分:26永田→24加藤望
79分:18阿部→7リンコン
85分:8坂本→28中村祐也



甲府のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           22桜井繁

7石原克哉  19池端陽介    5井上雄幾   32杉山新

          31林健太郎

     6保坂一成        10藤田健

9大西容平                 28神崎大輔
          13前田雅文

SUBは
GK21阿部謙作、DF4山本英臣、MF25美尾敦、
FW14ジョジマール、FW20木村勝太
監督: 安間貴義

選手交代は
54分:6保坂→25美尾敦
71分:28神崎→20木村勝太
75分:13前田→14ジョジマール

(府中~)平塚競技場~小瀬~府中のツアーでユースとトップを4人ではしご。
雨には道中や小瀬のスタンドでは参ったけど、
試合中のピッチ上は雨で助けられたかもしれない。

試合前は激戦を予想していたが、終わってみたら大差での勝利。
前半戦21試合を10勝3分8敗、勝ち点33、得点38失点29得失点差+9で終えた。
昨年(勝ち点獲得率ちょうど5割)をわずかながら上回る成績での折り返し。

とはいえ、決して楽勝だったわけではない。
もちろん、前半に相手DFのクリアミスを拾っての阿部のループシュート、
そして田村のミドルシュートで前半に2点先制したことが試合運びを楽にしたのだが、
それでも後半の湘南は相手に走り負け、なんとかゴール前中央で踏ん張るシーンが多かった。
相手に高精度なクロスボールを出せる選手か、
滞空時間の長いヘッドを叩き込めるセンターフォワードがいたら厳しかったかもしれない。
そして、湘南のプレスをかいくぐれるだけの速くてタッチ数の少ないパス回しを
甲府ができていたのならば・・・・・
ハードワークしかできない湘南にとっては、この試合の甲府はやりやすかったかもしれない。

終盤、リンコンの2得点で試合の行方は決定付けられた。
リンコンも、終盤だけでなく前半から得点できれば誰も彼の起用に疑問をなげかけないと思うが。

リンコンの2得点で、小瀬に集った300人以上のベルマーレサポーターは大いに沸き、雪崩れた。
アウェイでは1ヶ月半ぶりの勝利、そして今季4勝目。
長居、広島と大事なアウェイで負け続けていただけに、この勝利は大きく感じる。
でも、やっと給金直しができただけ。
7月は土日のホームが3試合あるし、7月はより多くの貯金ができる月にしたいもの。

・・・以上、小瀬がえりのせたがやが取り急ぎUpしました・・・


追伸(7/2):
帰りは甲府南ICまで恐ろしくクルマがなくて驚いた。
2年前に小瀬に来たときは甲府が勝って(観衆もこの試合の倍で)
渋滞の中ICまで1時間近くかかったものだが。
ホーム側の観客で、3点目の直後から帰りはじめる人が少なからず出たことが大きかったか。
日曜から一夜明けると、
「このままじゃいけないよな・・・昨年9月の札幌戦、今年5月の福岡戦、横浜FC戦と同じで
苦しい時にいつも相手の自滅頼みじゃ・・・・」と思うようになった。
実はこの試合の収穫ってゴール(シーン)以外にはないに等しいのではないか。
永田はサイドで消えたままだったし。
苦しくなったら原点に返って相手の自滅を誘う、だけではほんとに昨年を超えるのは難しい。
まずは第2クール最後の3連戦(ここまで平日・土日の連戦が多かった)で着実に
ホームで勝ってアウェイで勝ち点を稼いで貯金をするのが先決だが
(それとて、田村・斉藤が警告3回で、かつ鳴門のナイトゲームで過去勝ちなし、
ホームの愛媛戦で過去勝ちなしと思うと、決して容易ではない)
ただ勝つだけではない、今までにない何かを求めていく必要はあると思う。

内容は不満・・・この勝ち点1を生かせるかどうかは次の小瀬次第(1-1山形)

2008-06-26 00:58:57 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2008 J2リーグ第22節 2008/06/25 19:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ 1-1(前半1-0)モンテディオ山形
【入場者数】7,039人【天候】曇 22.4℃ 67%
【主審】飯田淳平【副審】中原美智雄/西村典之
【得点】42分(湘南)石原直樹(10)、47分(山形)宮崎光平
SH:6 -12  CK: 5 -5  FK:14 - 21
【警告】(湘南)81分田村雄三(3)、83分山口貴弘(5)、85分坂本紘司(6)
 (山形)なし
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。


試合中、雨が降らなかったのは助かった。府中に帰宅した時は降っていたし。
産能さんのおかげで平日夜でも7,000人もの観衆となったが、
メインスタンドの中央部(指定席エリア)がガラガラ。
これが今の湘南の集客力の一面を示しているようにも感じる。


湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          25金永基

5臼井幸平  19山口貴弘   2斉藤俊秀  21鈴木伸貴

       6田村雄三    8坂本紘司
26永田亮太                10アジエル 
           
      11石原直樹    18阿部吉朗     

SUBは
GK1伊藤友彦、DF4三田光、MF24加藤望、
FW7リンコン、FW36三平和司
監督: 菅野将晃

選手交代は
65分:5臼井→24加藤望
79分:18阿部→7リンコン
81分:6田村→36三平和司



山形のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

           1清水健太

14宮本卓也 3レオナルド    23石井秀典  13石川竜也

      19秋葉勝     17佐藤健太郎
7宮沢克行                 10財前宣之
 
       16北村知隆   15長谷川悠  

SUBは
GK21遠藤大志、DF2木村誠、DF4小原章吾、
MF6宮崎光平、FW20根本亮助
監督: 小林伸二

選手交代は
45分:10財前→6宮崎光平
62分:16北村→20根本亮助
74分:19秋葉→2木村誠



試合を通しては山形がかなりの優勢であったが、大体は守りきる一方で、
前半に石原の素晴らしいドリブル&グラウンダーのミドルシュートで1点を先行し、
後半も石原、アジエルが軸となって決定機をいくつかつくり、
勝ち点1を奪えたともいえる。
しかし・・・決定機を生んだ時や相手の決定機をゴール前で阻んだ時以外は、
一体何をやっているのだ?????と嘆かざるを得ない。
中3日で連続アウェイの(しかも、一度甲府から山形に戻っている)山形が
中9日の湘南陣内の中盤をスイスイとパスをつないでいることがなんと多かったことか。
そして、後半開始早々には後半開始から登場の中盤の選手をつかまえられず、
しかもまたも山口の裏をとられて同点ゴールを許してしまうし。

いや、ほんと、この9日間、何をやっていたのだろうか。
個人個人で頑張りをみせてくれた選手がいたのは確かだが、
チームとしての動きはとてもよくなかった。
そして、2人目の選手交代の意図もよくわからなかった。
出来がいいとは思えない永田を下げてその位置に望さんを入れたらいいのに、
まるで、某ユースチームが後半途中によくやるような交代。
監督コメントにはその意図が含まれていたが(セットプレーの高さ対策で永田を残した)
それでも釈然としない。流れの中で永田の位置で抜かれてもいいというのか。
実際、永田のキープミスから決定機も与えてしまっている。
また、SBのオーバーラップがなくなってもいいというのか。



この試合の引き分けで、1ヶ月間・5試合勝ち星なし。これは昨年になかったこと。
そして20試合消化で勝ち点30(勝ち点獲得率5割)と、ついに貯金がなくなった。
昨年は4月中旬から一度も借金生活(勝ち点獲得率5割未満)になったことがないが、
次の小瀬の結果で貯金生活復帰OR借金生活突入のいずれかとなる。
しかも、アウェイらしいアウェイの雰囲気のところで、相手は今節試合なし。
ほんとに小瀬は正念場の試合となりそうだ。
そして2位山形との引き分けの意味がポジティブにもネガティブにもなる。
小瀬で勝てば中断後2試合負けなしになるが、負ければ6試合勝ちなしとなるのだから。
3年ぶりの小瀬へ向けて、選手も指導陣もほんと全力を尽くしてほしい。

攻勢の時間が多かったが、89分の失点で敗戦(サテライト・0-1横浜)

2008-06-23 00:45:55 | 湘南ベルマーレ(観戦記)
2008 Jサテライトリーグ Aグループ第6日(湘南は第4日)
2008/06/22 14:00開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ 0-1(前半0-0)横浜F・マリノス
【得点】89分(横浜)天野貴史


湘南のスタメンの布陣は以下の通り。
上がGK、下がFW。

          16植村慶

33原田開  30島村毅   31川股要佑   14永里源気

      28中村祐也   17大山俊輔
13鈴木将太                29古林将太 
           
     23小林竜樹    34菅野哲也     

SUBは
GK27濱崎陽平、GK1伊藤友彦、MF15中澤高也、FW32鶴見正樹

選手交代は
45分:16植村→1伊藤友彦
59分:28中村→15中澤高也
70分:34菅野→32鶴見正樹


大雨の中、競技場のメインスタンドの屋根下に780人の観衆が集い、
両チームのサポーターが応援を繰り広げた。

今回のメンバーは、J2戦に出場経験のない選手がスタメンに6人、サブに3人。
さらに、「コバヤシ」が2人、「将太」も2人いて、
ベルマーレに3兄弟とも在籍している選手もいて(長兄は他へ期限付移籍中だが)
苗字が監督、名前がコーチと同じ選手もいる・・・ということで、
サポーター的には名前のコールの仕方が容易ではなかったな、と思います。
ユースの3選手(古林、中澤、鶴見)については、
ユースでのコールと同じにさせてもらったけど
(今後もこの3選手は出場機会あるでしょう・・・あってほしい)、
菅野哲也はもう一工夫要るかも。

ピッチが水を多く含み、ボールがほとんど弾まない中、
ボールの支配率と試合の勝敗を決定付けたのは
ピッチ状況を考えたボールコントロール、ピッチの味方へのつけ方だったと思う。
少なくとも大山、中村が揃っていた時間は、湘南が優勢であった。
横浜が中盤省略でただ単に後方から相手DF裏に蹴りこむだけなのに対し、
湘南はこの2人が中盤で巧みにボールをコントロールした上で
オープンスペースにボールを散らしていた。
特に中村には相手のレイトタックルが集中した。
ただ・・・この2人にはシュートへの意識が弱かったかもしれない。
一方、横浜は後半の途中からは決定機をつくるようになり、
89分には長谷川アーリアの浮き球のタテパスからPAライン上やや右に止まったボールを
天野が右から走りこみながらダイレクトでシュートしてこの試合最初で最後のゴールを奪う。

湘南の選手について、いくつか記すと
原田・・・自らの裏に蹴り込まれて、守勢に回ることが多かった。
攻撃面では一度セットプレーから弾丸シュートを放ったのが印象的。
永里・・・原田ほどではないが、裏に蹴られることは多かった。
とはいえ、自らの持ち味である駆け上がってからのシュートがゼロだったのは残念。
(少なくともこのメンバーの中では主力としてやってもらわねば・・・)
島村・川股・・・空中戦の競り合いと止まったボールのクリアが仕事の多くだったとはいえ、
集中力をもって89分間はよく戦ったの確か。(いいピッチ状況でのプレーも見たいが)
ただ・・・決勝点の場面はこの試合唯一中央で裏に抜かれてしまった。
2人ともに責任あるだろう。
中村・大山・・・この試合のピッチ上の22人の中で、
「上手い」トップ2がこの2人なのはわかった。
ボールの散らしも上手かった。でも・・・自らのシュートも必要ではないか???
源気と同じく、少なくともこのメンバーの中では主力なのだしね。
小林・・・前半のドリブル、シュートなど、積極さをみせてくれた。
あとはシュートが決まれば・・・
古林・・・2日連続で90分出場。今ユースで重点的にやっている(であろう)ワンタッチプレーそして
もともとの身体の使い方、そしてドリブルシュート1本など持ち味はある程度みせてくれたと思う。

もう水曜日にはJ2リーグ戦。
3日後のメンバーはどうなっているか・・・