2008 J2リーグ第30節 2008/08/09 19:03開始 平塚競技場
湘南ベルマーレ3-0(前半2-0)セレッソ大阪
【入場者数】5,365人【天候】曇 27.6℃ 70%
【主審】西村雄一【副審】相樂亨/岡野宇広
【得点】15分(湘南)石原直樹(13)、26分(湘南)石原直樹(14)、
80分(湘南)カレカ(1)
SH:13 -7 CK: 4 -5 FK:22 - 23
【警告】(湘南)12分鈴木伸貴(1)、82分菊池大介(3)
(セレッソ)07分小松塁、15分乾貴士、31分江添建次郎、
【退席】(セレッソ)44分白沢敬典(通訳)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。
湘南のスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。
25金永基
5臼井幸平 3 ジャーン 2斉藤俊秀 21鈴木伸貴
6田村雄三 8坂本紘司
35菊池大介 24加藤望
11石原直樹 18阿部吉朗
SUBは
GK1伊藤友彦、DF19山口貴弘、MF26永田亮太
MF17大山俊輔、FW7カレカ
監督: 菅野将晃
選手交代は
68分:24加藤→17大山俊輔
75分:18阿部→7カレカ
84分:35菊池→26永田亮太
セレッソのスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。
21山本浩正
13柳沢将之 5前田和哉 14江添建次郎 16尾亦弘友希
7アレー 10ジェルマーノ
31乾貴士 6濱田武
15小松塁 33カイオ
SUBは
GK1相澤貴志、DF4藤本康太、DF34平島崇、
FW11柿谷曜一朗、FW24白谷建人
監督:レヴィー・クルピ
選手交代は
55分:16尾亦→34平島崇
62分:14江添→11柿谷曜一朗
77分:33カイオ →24白谷建人
第2クール最後の試合は、昇格争い生き残りを懸けた大一番。
警告9回の上に2分に1回のペースでFKが与えられるというやや荒れ気味の展開にはなったが、
湘南が前半の圧倒的攻勢の時の決定機、そして後半の数少ない攻撃チャンスの中での
決定機の両方を確実にモノにして、さらに相手を完封。
思いもよらぬ3点差の勝利。・・・第2クールの勝利は全て3点差ではないか・・・
とはいえ、前回の直接対決の時に抜かれた借りを返してセレッソを突き放した上、
ホームゲーム3連勝・6戦負けなしという形で次節の休みを迎えた。
石原の2得点・・・石原すごすぎ。
1点目は左サイドのクロス(望さんから)にPA内ニアサイドで頭であわせたもので、2点目はセットプレーからの流れで斉藤さんが左からあげたクロスをファーサイドでGKがクリアミスしたのを石原がゴールへけりこんだもの。
前半の早い時間に2点取ったことが湘南の勝利に大きく貢献したのは確かだが、
内容では圧倒していた前半に2点しか取れなかったことが
セレッソが建て直してきた後半に湘南自身を大いに苦しめたともいえる。
湘南では初出場のカレカの駄目押しゴールでやっと勝負をほぼ決定付けることができた。
セレッソは前半の失点直後の決定機(この直後ジャーンが坂本らへ向かって激怒した)を
モノにできず、後半にカウンターから乾のドリブル中央突破中心の攻撃に転じて
押している時間に決定的なシュートを打てず、さらには後半ロスタイムの決定機まで外したのが痛かった。
2週間前の試合なしの週にキャンプで建て直しを図ったはずが既に連敗。
戦力的にはピカイチで監督も策士なだけに
このまま沈んでいてくれると湘南を含めた他チームは大いに助かるが・・・
メンバーはFW以外は前の2試合と替わらず、選手交代も前の2試合と同じパターンで、
「これでええんか」とは思うことしきりだが、結果は残した。
まず・・・菊池。
正直なところ、スタメン出場をずっと続けるのは厳しいと今でも思う。
いいところは確かにみせているし、それがJ2の舞台でも通用するのはわかるが、
いいところ以外について(守備など)を考えると、どこかのタイミングで途中出場で
いいところだけが出せるようにしないとチームとして厳しくなると思う。
(これは、むしろ他の中盤の選手に向かって
「何やっとねん、お前ら。17歳よりも通用するものがないんか、スタメン奪えや」と
言うべきかもしれないが)
ただ・・・試合前のピッチ内練習を望さんと組んでやっていたり、
福岡戦の得点シーンを見たりすると、
「望さんと一緒にやりながら色々吸収できるなら(他に斉藤さんや石原、坂本らもいるし)、
起用法はともかくトップチームでずっといるほうが長い目でみて彼のためになるだろうな、
前からの難点の克服をどうするか、はあるけれども
トップチームで自身を認めさせるだけのものは示しているし」と思います。
ついで、石原。得点シーンもさることながら
後半に敵陣中央でボールを失ってからの乾のドリブル中央突破に対して
後方から猛然と自陣中央まで追いかけていったのは驚いた。
自分が奪われたボールを奪い返す、という鉄則をここまでやりとげようとするとは・・・
ゴール前でのポジショニングの正直さ(意表を突く位置取りで得点したことはないよね)など、
まだまだなところはあるが、石原は現時点でも十分すごいと思う。
臼井はカウンターからカレカへのアシストでようやくオーバーラップが報われたように思う。
もっと彼のオーバーラップを効果的に活かせるチームになってほしいものだ。
永田は・・・試合ごとにどんどん調子が落ちているように思う。
終盤に入った直後で近くのボールへのアプローチすらしなかったんだから。
菊池が疲れたときの代役扱いならば、随分と寂しいものだ。
彼自身の問題もあろうが、まずは彼が活きる位置での起用を求む。
何はともあれ、勝ち点45で第2クールまでの28試合を終えた。勝ち点獲得率53.6%。
とはいえ、昨年よりの同時点(32試合で勝ち点52=同54.2%)よりもペースは上ではないし、
第1クール(勝ち点25)よりも第2クールでの勝ち点獲得ペースが落ちている。
第1クールのペースのままでやっと3位以内が現実的となるだけに、
第3クールでは最低でも勝ち点30(通期で75)が必要。
具体的には、ホーム6勝1敗、アウェイ3勝3分1敗、くらいでいかないと・・・
アジエル不在の直近4試合で2勝2分は、中断まで残り4試合という状況と対戦相手(の状態)あってのものであり、
アジエル不在でこれだけ、いやこれ以上勝てるだけのチームづくりは難しいものとは思うが、
このチームにはアジエルを除いても32人のプロ選手がいる。
しかも決して他の昇格争いのライバルに大きくひけをとることのないメンバーが少なからずいる。
彼らが力を発揮し、監督・コーチが彼らに覚醒のヒントを与え、彼らを使いこなせば決して不可能なことではないと思うのだ。
湘南ベルマーレ3-0(前半2-0)セレッソ大阪
【入場者数】5,365人【天候】曇 27.6℃ 70%
【主審】西村雄一【副審】相樂亨/岡野宇広
【得点】15分(湘南)石原直樹(13)、26分(湘南)石原直樹(14)、
80分(湘南)カレカ(1)
SH:13 -7 CK: 4 -5 FK:22 - 23
【警告】(湘南)12分鈴木伸貴(1)、82分菊池大介(3)
(セレッソ)07分小松塁、15分乾貴士、31分江添建次郎、
【退席】(セレッソ)44分白沢敬典(通訳)
※湘南の得点・警告・退場対象者の選手名の後の()は
今大会通算回数。警告4回で次節出場停止。
湘南のスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。
25金永基
5臼井幸平 3 ジャーン 2斉藤俊秀 21鈴木伸貴
6田村雄三 8坂本紘司
35菊池大介 24加藤望
11石原直樹 18阿部吉朗
SUBは
GK1伊藤友彦、DF19山口貴弘、MF26永田亮太
MF17大山俊輔、FW7カレカ
監督: 菅野将晃
選手交代は
68分:24加藤→17大山俊輔
75分:18阿部→7カレカ
84分:35菊池→26永田亮太
セレッソのスタメンの布陣は以下の通りにみえた。
上がGK、下がFW。
21山本浩正
13柳沢将之 5前田和哉 14江添建次郎 16尾亦弘友希
7アレー 10ジェルマーノ
31乾貴士 6濱田武
15小松塁 33カイオ
SUBは
GK1相澤貴志、DF4藤本康太、DF34平島崇、
FW11柿谷曜一朗、FW24白谷建人
監督:レヴィー・クルピ
選手交代は
55分:16尾亦→34平島崇
62分:14江添→11柿谷曜一朗
77分:33カイオ →24白谷建人
第2クール最後の試合は、昇格争い生き残りを懸けた大一番。
警告9回の上に2分に1回のペースでFKが与えられるというやや荒れ気味の展開にはなったが、
湘南が前半の圧倒的攻勢の時の決定機、そして後半の数少ない攻撃チャンスの中での
決定機の両方を確実にモノにして、さらに相手を完封。
思いもよらぬ3点差の勝利。・・・第2クールの勝利は全て3点差ではないか・・・
とはいえ、前回の直接対決の時に抜かれた借りを返してセレッソを突き放した上、
ホームゲーム3連勝・6戦負けなしという形で次節の休みを迎えた。
石原の2得点・・・石原すごすぎ。
1点目は左サイドのクロス(望さんから)にPA内ニアサイドで頭であわせたもので、2点目はセットプレーからの流れで斉藤さんが左からあげたクロスをファーサイドでGKがクリアミスしたのを石原がゴールへけりこんだもの。
前半の早い時間に2点取ったことが湘南の勝利に大きく貢献したのは確かだが、
内容では圧倒していた前半に2点しか取れなかったことが
セレッソが建て直してきた後半に湘南自身を大いに苦しめたともいえる。
湘南では初出場のカレカの駄目押しゴールでやっと勝負をほぼ決定付けることができた。
セレッソは前半の失点直後の決定機(この直後ジャーンが坂本らへ向かって激怒した)を
モノにできず、後半にカウンターから乾のドリブル中央突破中心の攻撃に転じて
押している時間に決定的なシュートを打てず、さらには後半ロスタイムの決定機まで外したのが痛かった。
2週間前の試合なしの週にキャンプで建て直しを図ったはずが既に連敗。
戦力的にはピカイチで監督も策士なだけに
このまま沈んでいてくれると湘南を含めた他チームは大いに助かるが・・・
メンバーはFW以外は前の2試合と替わらず、選手交代も前の2試合と同じパターンで、
「これでええんか」とは思うことしきりだが、結果は残した。
まず・・・菊池。
正直なところ、スタメン出場をずっと続けるのは厳しいと今でも思う。
いいところは確かにみせているし、それがJ2の舞台でも通用するのはわかるが、
いいところ以外について(守備など)を考えると、どこかのタイミングで途中出場で
いいところだけが出せるようにしないとチームとして厳しくなると思う。
(これは、むしろ他の中盤の選手に向かって
「何やっとねん、お前ら。17歳よりも通用するものがないんか、スタメン奪えや」と
言うべきかもしれないが)
ただ・・・試合前のピッチ内練習を望さんと組んでやっていたり、
福岡戦の得点シーンを見たりすると、
「望さんと一緒にやりながら色々吸収できるなら(他に斉藤さんや石原、坂本らもいるし)、
起用法はともかくトップチームでずっといるほうが長い目でみて彼のためになるだろうな、
前からの難点の克服をどうするか、はあるけれども
トップチームで自身を認めさせるだけのものは示しているし」と思います。
ついで、石原。得点シーンもさることながら
後半に敵陣中央でボールを失ってからの乾のドリブル中央突破に対して
後方から猛然と自陣中央まで追いかけていったのは驚いた。
自分が奪われたボールを奪い返す、という鉄則をここまでやりとげようとするとは・・・
ゴール前でのポジショニングの正直さ(意表を突く位置取りで得点したことはないよね)など、
まだまだなところはあるが、石原は現時点でも十分すごいと思う。
臼井はカウンターからカレカへのアシストでようやくオーバーラップが報われたように思う。
もっと彼のオーバーラップを効果的に活かせるチームになってほしいものだ。
永田は・・・試合ごとにどんどん調子が落ちているように思う。
終盤に入った直後で近くのボールへのアプローチすらしなかったんだから。
菊池が疲れたときの代役扱いならば、随分と寂しいものだ。
彼自身の問題もあろうが、まずは彼が活きる位置での起用を求む。
何はともあれ、勝ち点45で第2クールまでの28試合を終えた。勝ち点獲得率53.6%。
とはいえ、昨年よりの同時点(32試合で勝ち点52=同54.2%)よりもペースは上ではないし、
第1クール(勝ち点25)よりも第2クールでの勝ち点獲得ペースが落ちている。
第1クールのペースのままでやっと3位以内が現実的となるだけに、
第3クールでは最低でも勝ち点30(通期で75)が必要。
具体的には、ホーム6勝1敗、アウェイ3勝3分1敗、くらいでいかないと・・・
アジエル不在の直近4試合で2勝2分は、中断まで残り4試合という状況と対戦相手(の状態)あってのものであり、
アジエル不在でこれだけ、いやこれ以上勝てるだけのチームづくりは難しいものとは思うが、
このチームにはアジエルを除いても32人のプロ選手がいる。
しかも決して他の昇格争いのライバルに大きくひけをとることのないメンバーが少なからずいる。
彼らが力を発揮し、監督・コーチが彼らに覚醒のヒントを与え、彼らを使いこなせば決して不可能なことではないと思うのだ。