牛込生活

荒木町・神楽坂の旨いもの食べ歩き。日々雑感。散財の記録と反省。というより、鈴木康太郎の備忘録代わりです。

鯛ふじ (水天宮前)

2009年01月22日 | 食べ歩き (その他)
日本橋箱崎町にある「鯛ふじ」でお昼をいただきました。

水天宮前の東京シティエアターミナルと茅場町との間くらいにあり、オフィスビルが多数立ち並ぶ街にありながら、その一角だけ忘れさられたように昭和の風情が残っています。

美味しいという評判を以前から聞いていたので、これまでも何度か訪れることがあったのですが、12時前であってもいつも満席なので、なかなか入ることができませんでした。
今回は打合せが思いのほか早く終わったので、11時40分くらいにすべり込んだのですが、カウンターだけ10席程度の店内は早くもいっぱいで、運よく最後の一席を確保することができました。

目の前には映画のセットのような古めかしい大き目の厨房が広がり、ご主人が忙しそうに動いていました。ときおり私の目の前で繰り広げられる包丁さばきは、これぞ職人の仕事というべき美しいものでした。

メニューは鯛丼に鯛茶漬け、焼魚定食、味噌カツなどありましたが、「鯛ふじ」というくらいなので、鯛丼をいただくことにしました。

薄くスライスされた鯛の切り身が漬けになっており、たっぷりの粉鰹節とごまにあえられて固めに炊かれたご飯の上にのせらています。醤油ベースのタレ、薬味のわさびとあさつきが鯛の旨みを際立たせており、とても美味しくいただけましたね。

隣の方が鯛茶漬けをいただいていたのでのぞいてみると、具としてのせられている鯛は同じようなものでした。1000円と800円の差は、味噌汁だけなのでしょう。
その味噌汁もシャケの切り身がごろっと入っており、具だくさんで食べごたえがありました。

焼魚は大き目の切り身を炭火でじっくりと焼き上げていたのですが、その様子を伺っていたら、こちらの方がよかったのではと迷いました。
次回は焼魚をいただいてみたいと思います。