ぶらいやWATTY 探求の泉

人生も残り少なくなってきたので、単なる近況報告となります。

プロレス文化について

2016年06月04日 13時29分02秒 | スポーツ-格闘技についての感想
近年、日本におけるプロレスはすっかり旅芸人の格闘演劇であるという認識が世間に定着して、誰もわざわざ「八百長」と指摘したり罵らなくなってきた。そして、格闘技の持つスリル、緊張感はおろか、「出世」「ライバル」「感情的軋轢」を観客に見せる人間ドラマとしても安っぽくなってきた。

これでよかったのかどうかはわからないが、しょうがないとも思う。

本当は、総合格闘技(これも本当に真剣勝負か怪しい側面もあるが)でも、格闘演劇でも、実力発揮や人気獲得できるスーパースターがいれば良かったのだがなかなかそんな素晴らしい人材はいない。

誰もが集う有名掲示板で、以下のようにうまい例えを書いていた人がいた。

剣道の高段者が集まる大会で優勝できる実力を持ち、時代劇の殺陣でも格好良く剣士を演じられる人間などなかなか居やしないと。

最近は名ばかりだがチャリティー番組やバラエティ番組でも、裏側とか背景とか見せる番組で、キャラクターを補強している。例えば24時間テレビのマラソンランナーの密着、裏側とか。

プロレスも近年はネットでキャラクターを補強できているが、舞台はリングのみだから表現は通常のドラマよりなお難しい。幕引きで回転して背景交換とかできず、バックステージの騒乱やインタビューでのアピールや罵り合い程度でも会場の巨大モニターを使えるところはまだまだ少ない。テレビのレギュー放送は深夜だから一般層にはなかなか届かない。

何より、国際的豊かな人材を揃えることが困難で国籍ギミックも上手く使えない。

観衆はネットのSNSを用いて情報交換や対話して小利口になっているし、人材は確保できない。爆発的人気を獲得するのはなかなか難しい時代である。


>元世界ヘビー級チャンピオン モハメド・アリ氏 死去[06/04]

>プロボクシングの元世界ヘビー級チャンピオン、モハメド・アリ氏が、アメリカ西部の
>病院で亡くなりました。74歳でした。

アリのマイクアピールもプロレスを参考にしたんだっけ??
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