ぶらいやWATTY 探求の泉

人生も残り少なくなってきたので、単なる近況報告となります。

「違法ではないが、不適切である」その2

2016年06月11日 12時37分48秒 | 社会問題
舛添都知事問題。
別の面で気になっていることがある。

いやしくも法治国家なら、違法じゃなければ不適切でも合法だからもっと堂々と強弁しても良いのではないか。
「政治資金規正法」が抜け道が多いことがいけないということになる。

かなり昔のことになるが、プロ野球で江川投手の「空白の一日」事件があった。
法治なら合法で、むしろ「こんなところにルールの穴があった。よくぞ見つけた。さすが。」と賞賛されても良かったのではないか。

「違法じゃなければ何をしても良いのか?」と批判も当然と思う。
政治資金なら政治活動の目的以外に使用してはならない、とか、ドラフト制度(当時の)なら戦力均衡の原則がある。立法趣旨だね。
それは法以前の当然弁えていなければならない大前提である。

気になるのが「立法趣旨」を逸脱していると明確な意見が出るケースはそれでいいんだが、世間の空気とか、極端な場合は好き嫌いで判断が大きく左右されることがある。特に所属団体や身分等で扱いが違う場合は問題である。

そして、本当はもっと法を常に「立法趣旨」に叶うように修正、場合によっては新たに法を打ち立てる習慣を官僚だけでなく地域住民レベルで養成していくべきだろう。偉い人とかヒーロー様に任せてばかりいないで、どんなに拙くてもいいから自らの手と言葉で。

舛添都知事のせこくあまりにも政治目的外に使用されるケースが「違法」になるようにしていくべき。
常に「立法趣旨」と問いかけをして「法律改正」していかなくては。宗教改革のルター(ルーテル)のごとく、常に「聖書」に拠って立っているかどうかを常に確かめたように。。。

何故「政治資金規正法」を改めようという動きが出ず、舛添を糾弾しようという動きばかり先鋭化するんだろうね。

日本は、ルソー、ホッブズ、モンテスキューの時代からやり直すべきなんだが、そもそもそれにはキリスト教的神に関する肝というべき思考がいるから、そもそも無理な話か。。。日本だとそれに当たるものは一体何になるのかね。
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