ぶらいやWATTY 探求の泉

人生も残り少なくなってきたので、単なる近況報告となります。

日本政治の思考には欺瞞と非論理がある:サッカー日本代表監督電撃非礼解雇 その2

2018年04月28日 07時45分11秒 | スポーツ-球技についての感想
昨日4/28の午後4時から、電撃解雇された元・サッカー日本代表監督ハリルホジッチ氏の会見があった。
私はあまりにも下らない仕事のため不快な残業をしなくてはならなくなり生中継では見られず、以下のサイトにて全文を読むことになった。

「ハリルホジッチは何を語ったか?」

一読して思うのだが、コミュニケーション不足だったのはハリルホジッチ元・監督でなく、日本サッカー協会だったのでは無かったということと、そして、あまりにも組織構成上基礎的な欠落が示唆されている。それは代表監督及びスタッフのオフィスを設置するという考えが招聘時に無くて、「一度だけ西野さんに聞かれたのは『フランスでの技術委員長はどういった仕事をされるのですか』ということです。」の発言に伺われるようにあまりにも代表サッカーを支える業務責任者として無知過ぎるということである。

勿論、ここに齟齬があり従って誤解が生じたケースもありうる。その場合であれば、「日本において技術委員長はこれこれの仕事をしており、あれそれのことを司っているのですが、サッカー強豪国であるフランスにおいては、他国よりアドバンテージを獲得するのにどんなことを更にすべきですか」と訊ねるべきであろう。

外国語の壁があるなら、なお一層「論理的に」物事を訊ねなくてはならない。
ずっと昔、外国人の「日本語」弁論大会があり、とあるライターの「日本語は今まで論理的な言語でなく特殊なもの、と思っていたが、この(外国人の)弁論大会では、日本語を論理的に操って話していたので、言語の問題でなく思考の問題と気づいた。」という感想を、私、ぶらいやWATTYが青年期に読んだ記憶がある。

そして、代表監督及びスタッフのオフィス設置が念頭になく、しかも、今まで以前の代表監督もそんな要求はしていなかったのでは、と思わせる発言に少し驚嘆する。
それは監督のマネージメントの範囲をどこまで拡げるか、ということにも関係するのだが、選手の選出や戦略を考えるだけならオフィスは不要かもしれないが、健康管理、スタッフとの高度な連携、傘下の選手を含む全関係者との、それこそコミュニケーションを高めて効率的かつ正確な組織運営をしていくには、専用拠点は欠くべからざるものであろう。今回の件でわかったが、日本は代表監督を支えるべき人達が、むしろ監督の寝首をかく、信用ならざる者達なのだから尚更、監督が末端までマネージメントできなくては危険すぎるだろう。

そして、もっと無様なのは、日本サッカー協会の田嶋幸三会長の以下の発言。今回のハリルホジッチ前・監督の来日記者会見を受けてのものである。

>4月7日にパリで契約を解除した際、前監督が「5分で部屋を出た」と言ったことには
>「とんでもない。その10倍は説明した」と食い違いを証言。
>「技術委員会など知らない」との反論には「西野さん(当時委員長)は頑張っていた」
>と言い返した。

>前代未聞の会見は日本協会25年目で「記憶にない」が「気が晴れるなら」とスルー。
>再反論の意思はなく「あとは弁護士に任せ、我々は次に進んでいく」と言った。

あまりにも「非論理的」「感情的」で呆れ果てて侮蔑してしまう。
日本サッカーを支えてくれるサポーター、ファン、日本国民の為にも、ハリルホジッチ氏の言ったことは、事実が異なるなら明確に逐一再反論すべきである。これは日本国にも不名誉なことなので、サッカーの最高責任者(傀儡かもしれぬが、表向きでは会長なのだから)が名誉回復に注力しなくては。何の為の地位・権力・権限なのかと、指弾したくなる。

「気が晴れるなら」と放置しておく態度がおかしい。「次に進んでいく」って、格好つけて気分良くパックパスして後退してディフェンスを破られて失点する「自分達のサッカー」のことですか、とからかってやりたい。まあ、選手達の士気が高揚して本番で勝てるといいですね。ふふふ。
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