無精髭

無精者の日記です

紅葉に染まる中村城跡

2013-11-18 17:21:20 | 日記

 相馬市の観光名所中村城跡の紅葉が色づき始めました。 下の写真は私が一番のお気に入りの場所8相馬神社の裏手の紅葉です。 神社の屋根と紅葉がとても似合っています。 写真より実物の報がきれいです。

 

 こちらは一番早く色づく赤橋の入り口の土手の上の紅葉です。

 

  赤橋の手前に石碑があるのですが、一本だけ真っ赤な一本が。 赤橋付近は日当たりが悪く一番最後に色づくところです。

 

 

 赤橋をわたり本丸にあがると中央に藤棚がありその南側に紅葉が数本あります。 ここは早くから紅葉し南の長友グランドの方からみるといまいちなのですが本丸にあがると逆光になってきれいに透けて見えます。

 

 本丸から西に下りると黒橋があります。この南には紅葉がいっぱいで、紅葉すると見事です。  まだまだ青いのですがまもなく美しい姿を見せてくれるでしょう。

 

 

 中村城跡には数本大きなイチョウの木があります。  大きな黄色の固まりは周囲を明るく彩っています。  それにしてもイチョウの生命力はすごいです。 幹を見上げるとそのパワーに圧倒されます。

 

 二の丸のお堀には白鳥が姿を現しました。  もう今年も残り少なくなりました。


秘密情報が権力を握る社会

2013-11-08 22:56:21 | 日記

 日本はスパイ天国と言われて久しい国です。  一方、アメリカとソ連(ロシア+・・・)はずっと冷戦のなかでスパイ活動を活発化させ情報戦争を闘ってきました。  近年でもアメリカでロシアの美人スパイが捕まったとかニュースになったのですが、私にとっては映画の中の話のようにしか聞こえませんでした。  平和ボケとでも言うのでしょうか。  

 しかし、問題はどちらのほうが社会にとって健全なのかということです。  ソ連は私たちのイメージでは民主主義のない抑圧された社会のように暗いものでした。  一方のアメリカは日本にとって目指すべき憧れの存在でしたが、実はとんでもない監視社会で個人の通話や私的な情報まで国家権力によってファイリングされるようなことが超法規的に行われている社会でした。  このようなアメリカの暗部についてはずっと指摘されてきたことではありますが、エドワード・スノーデン氏の暴露によって今日のアメリカによる諜報活動が、敵対国ばかりか同盟国の首脳さえが電話を盗聴されていることが明らかになりました。(一般の米国民でさえ例外ではありません)  ドイツが米国によるメルケル首相の携帯電話盗聴疑惑に対して強く抗議したことは記憶に新しいところです。  驚いたことにはこのとき日本の菅官房長官は記者会見で「日本ではそのようなことはなかったと信ずる。」と発言したことです。  情報管理に神経をとがらし国家的諜報機関や秘密保護法を作ろうと必死の政権が、国家首脳の電話まで監視盗聴されていたことに対してなんという無神経さでしょう。  国民を欺くための方策としたら、さらに情けないお話です。  このような重大な違法の諜報活動にたいしてもこんな鷹揚な態度で臨む政府に情報を管理する能力などあろうはずがありません。  その政府が日本版NSCといわれる国家安全保障会議設置法案を衆議院で可決し、秘密保護法案が衆議院で審議入りしました。  そろりそろりと船出した安倍政権がいよいよその本性を露わにし徐々にスピードを速めています。  「はじめは処女のごとく、後には脱兎の如し」 脱兎になる前に止めねばなりません。

 かつての米国FBIのフーバーは1924年にFBI長官に就任すると亡くなるまで長官を続けました。 8代の大統領に仕えたといいますが、時の大統領は彼を気に入って長官職につけたのではなく、むしろ彼を罷免しようとして果たせなかったのです。  暗殺されたケネディ大統領もその一人でした、この暗殺事件には謎が多くCIAやFBIの関与が強く疑われています。  情報収集を組織化し、いつでも検索できるデータとして蓄積することに成功した彼は犯罪者ばかりかどんな人間でも、集めた情報をもとに脅迫し支配したのです。  絶大な権力を握る大統領でさえ彼をFBI長官の座から追い落とすことが出来なかったのです・・・彼が死ぬまで。  世界に冠たる民主主義の守護神アメリカの歴史は民主主義の本当の敵は誰なのかを余すところなく私たちに教えてくれているのではないでしょうか。

 

  

 


鮭が帰ってきました

2013-11-04 22:13:52 | 日記

 相馬市を流れる宇多川に鮭が群れとなって帰ってきています。  鮭は回遊魚で淡水の川で産卵、孵化し稚魚となって海に下り、ベーリング海やオホーツク海を回遊し2~8年かけて産卵した母川に戻ってくる不思議な魚です。

今では漁協で採卵、し稚魚に育てて放流しているので自然孵化と比べたらかなり多くの稚魚が海に出てるものと思われます。  宇多川の場合は孵化、放流しているようですが、ヤナがないのか毎年この季節になると大量に川を上ってきます。  (漁業権があるので一般の人が川で鮭を捕ることはできません)

 下の写真は力尽きた鮭の死骸に群がるウミネコ。  河原に降りてみると生臭い腐敗臭があたりに漂っています。

 川を遡上する鮭。 あちこち傷になって白く変色して痛々しい。

 ウミネコは死骸ばかりか生きた鮭にも攻撃している。  ウミネコにとっては至福のひととき、鮭には厳しい試練に違いない。  ここは宇多川橋ですが、よくみるとあちこちに窪みができているようなのですが、こんなところでも産卵するのでしょうか?

 鮭の回遊期間が2年から8年で平均が4年ほどだということなので原発事故後に生まれた鮭も早いものは帰ってきていることになります。  遠くの海域を回遊してくる鮭なので放射能の影響を受ける期間は短いのかと想像しますが日本近海に帰ってきてからの汚染はどんな影響を与えているのでしょう。  

 双葉郡の各町も鮭漁が盛んに行われていたのですが、事故後は自然のままに遡上、孵化が行われているでしょうから、ここ宇多川と同じような光景が見られていることでしょう。