無精髭

無精者の日記です

動き出した瓦礫焼却施設

2013-03-05 10:00:48 | 日記


 相馬市光陽の工業団地に建設中だった瓦礫焼却施設がこのほど完成し2月20日から本格的に運転を開始しました。 上の写真はその全景で炉は3基あり右端の炉が最も大きくIKE社製(IHI環境エンジニアリング)です。 他の2基はこの事業を受注した株式会社タクマ製でしょうか。 瓦礫は相馬市の約15万トンと新地町の約2万トンで計17万トン、1日570トンの能力で来年の3月までに焼却するそうです。 (写真の左端の大きな煙突は共同火力のものです。)




 瓦礫は木材とその他に分けられ木材はIKEの炉で燃やすそうです。 写真はホイールローダーで瓦礫を焼却炉へ投入している様子。





 焼却灰には当然セシウムなどの放射能が濃縮されて出てきます。 さすがに作業員は防塵マスク使用の白装束で作業されていました。 試験操業で測定の結果は8000ベクレル以下であったとか、焼却炉にはバグフィルターという工業用集塵機が取り付けられていて650℃で気化したセシウムをバグフィルターを通す前に200℃まで冷却して灰などに吸着させ90%以上のセシウムを回収できるということですが・・・。




 焼却灰の処理は袋詰めしてテントハウスに貯蔵、この放射能に汚染された焼却灰の行く先はあるのでしょうか?  沖縄の米軍基地同様危険な嫌われ者がいつまでも居座ることにならなければいいのですが。 瓦礫の処理は放射能を全国に拡散させる広域処理などはもってのほかで現地で仮設焼却炉を造って処分するほうが結果的には安上がり(建設費40億円)で現実的だと思いますが、放射能の管理と最終処分についてはしっかりやってもらわねばなりません。




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