8月20日に300トンもの汚染水が発覚した福島第一原発の汚染水タンク、31日にはタンクから1800mSV/hの放射線を測定したと報道発表されました。
汚染水の流出は事故当初から原発本体から海への流出が問題になっておりそれが抜本的対策もないままに今日まで無視されてきました。
それがいよいよ隠しきれなくなったのでしょう。参議院選挙が終わった7月22日に港湾内への汚染水の流出を発表しました。
漁業組合の試験操業が本格化する中で、これ以上発表を遅らせることができないと判断したのかもしれませんが、この期に及んでも情報操作を当然の如く実施しているこの会社は企業倫理などというものはとうの昔からなかったのでしょうか。
さらに驚いたのには、知らんぷりを貫いてきた政府が突然470億円もの税金を負担し汚染水対策に乗り出してきたことです。 報道によれば「オリンピック招致に影響を与えかねない」からというのです。
これまでもこれからも放射能を際限なく環境に撒き散らすであろう原発を今後も使い続けるとした自民党、原発セールスに世界を回った安倍総理、今度はオリンピック。 彼らの頭の中には放射能に日々苛まされている私たちのことなどどこにもないのでしょう。
それにしても私たちはもっと真剣に放射能と私たちの関係を考えなければなりません。 このまま私たちの住む大地を放射能に汚染させ続けるのかということです。 今回のタンクの水漏れなどは本来たいした問題ではないはずです。 それが放射能が絡んだ途端にとんでもない大事になってしまいます。 原発の基本的な問題がここにあると私は考えます。 どんなに高度な技術があっても人間が近づけなくてはその技術も発揮できません。 溶解した燃料のありかさえ特定できなくてなんで廃炉作業が進むのでしょう。 1800mSV/hもの環境で作業員は仕事ができるでしょうか。 吉田昌郎所長率いる原発作業員の復旧作業を拒んだのは人を寄せ付けない強力な放射線でした。 原発を続けるかぎり事故の有り無しにかかわらず誰かが犠牲になり放射線を浴び続けるのです。 そしてその運転がつづくかぎり未来永劫厳重管理しなければならない死の灰を大量に生産し続けるのです。 こんなことは直ちにやめなけねばならないと、誰もが確信したあの原発事故だったはずです。 もうあんな悲惨なこと、この辛い現実を忘れたいという心の葛藤につけこんで、事故を過小評価し過去のものにしようと利権団体や行政は必死のようにみえます。 しかし現実の問題はそんな私たちの気持ちに関係なくさらに困難なさらに大きな問題へと突き進んでいます。 きっかけはオリンピックでもこれを機に本腰を入れて放射能対策に乗り出す時です。
放射能汚染がどんなにか危険か…
でOlympic?笑わせないで!
国内はごまかせても 世界中をごまかすことはできない。
残念だけどムリよ!!
もしも…Tokyoならそれはたぶん…
夢を買ったのでしょう!!