先月(8月)やっと長友グランドの除染作業が行われました。 これまでも子供たちが野球の練習などに使っていました。
この黒色フレコンバックに詰め込まれた表土の線量を測ってみると0.714μSV/hでした。
なぜか除染したのは一部分、グランドの中央部は対象外のようです。 確かに中央部の線量は比較的低く周辺の芝生部分はたかかったのですが。
上の写真でも分かりますがモニタリングポストの周辺だけはしっかり除染対象です。 白い紐の外側なのにです。
除染していない芝生の線量です。 年間1mSVを超える部分は除染対象だったのでは??
除染後の地面の線量です。 確かにかなり下がっています。
グランドの中にも芝生が生えているところがあります。
写真中央よりやや下の白いものは線量計です。
ここの線量がしたの写真です。 周辺部の芝生と大差ない0.399μSV/hという値です。
しかも芝生の生えている面積は決して少なくありません。
除染作業前のモニタリングポスト。 0.278μSV/hです。 この時もポスト周りの直径2m前後は芝生が取り除かれていました。
除染後は0.211μSV/hになりました。 地面ほど効果が数字に現れないのは桜の木が側にあることと、以前からポスト付近は実質的に除染されていたからです。
どういう基準で除染範囲を決めているのか分かりませんが、なんとも不可解な除染作業ではありませんか。
莫大な税金を使っての仕事なのですから本来の目的=被曝を最小限に押さえ込むための効率的な除染作業を実施していただきたいものです。