6月20日に東電は福島第一原発事故調査報告書を発表しました。 しかし驚くべきことに事故の原因を「想定を超える」巨大津波のせいにしてしまいました。 そればかりか菅首相をはじめとした官邸の動きを過度の介入によって事故の対応を遅らせたなどと政府の対応を批判しています。
東電さん、いい加減にしてください。 地震の件も津波の件も裁判や国外国内の事故が起こるたびに各方面から指摘され、自身も社内で検討された問題だったのではないですか。 以前にこのブログでも取り上げた、新潟柏崎原発の地震被害事故の後に設けられた地元の方々を入れた情報交換のための委員会でも何度も地元委員が指摘してきた問題なのにうやむやにしてきたのはあなたたちではありませんか。 もはや今度の悲劇的事故は人災であることは誰の目にも明白です。
まして事故以来の東電の態度はこれまでの隠蔽体質が全面にでて、いったい福島原発で何が起きているのか官邸でさえ把握できない状態だったのですよ。 菅首相が乗り込まなかったらあなたたちは何をしていたかと思うと背筋が冷たくなります。
そしてまたまた問題になっている、事故をめぐる東電幹部がやり取りが収録されているテレビ会議システムの記録が公開されないというのです。 おまけに、一部報道されている菅首相が現地対策本部に乗り込んで話をしている場面では音声が収録されていないというのです。 「録音をわすれた」とか・・・他の部分は録音されているのに。 事故時の重要なやり取りが公開されれば福島原発事故の原因解明に大きく寄与することは間違いありません。 事故解明を恐れているとしかおもえません。
東電は民間事故調査委員会の調査を拒否しました。 国会事故調査委員会の調査には応じていますが、清水社長や勝俣会長の発言からはあれだけの大事故を起こした会社の責任者としての自覚があるのかと疑います。 福島県の大部分と全国にまたがる放射能汚染を引き起こしながら、ゴルフ場の損害補償を求める裁判において、「空から降ってきた放射能は無主物である。 したがって東電には責任がない」との主張をしたのにはさすがにビックリしました。 東電はほんとうにそんな風にこの事故を考えているのでしょう。
政府は実質国有化という道を選びましたが、間違いでなかったことを祈るばかりです。
原発震災に被災した私たちは大切な身の回りの自然を奪われてしまいました。 年老いた母が苦労して作ったジャガイモを収穫してもうれしくありません。 以前はひ孫たちを呼んで茹でて食べたり、持って行って喜ばれたものです。 それが今では「とりあえず役場に持っていって測ってみよう」ということになります。 長年野菜づくりをしてきた母にとってどんなにか悔しいことでしょうか。 隣のうちには竹やぶがあって毎年いただいていましたが、今年は断りました。 たけのこは線量がたかいのです。 田んぼの畦には野蒜が自生します。 たんぼの水掛けや草刈にいくと見つけて味噌をつけて食べていました。 今は雑草と一緒に刈り取ってしまいます。 日々の小さな楽しみが奪われているのです。 避難されている方は言うまでもありませんが汚染された地域に住む私たちは未来にわたって希望や喜びを奪われているのです。 この罪の重さを自覚していただきたいのです。
東電さん、いい加減にしてください。 地震の件も津波の件も裁判や国外国内の事故が起こるたびに各方面から指摘され、自身も社内で検討された問題だったのではないですか。 以前にこのブログでも取り上げた、新潟柏崎原発の地震被害事故の後に設けられた地元の方々を入れた情報交換のための委員会でも何度も地元委員が指摘してきた問題なのにうやむやにしてきたのはあなたたちではありませんか。 もはや今度の悲劇的事故は人災であることは誰の目にも明白です。
まして事故以来の東電の態度はこれまでの隠蔽体質が全面にでて、いったい福島原発で何が起きているのか官邸でさえ把握できない状態だったのですよ。 菅首相が乗り込まなかったらあなたたちは何をしていたかと思うと背筋が冷たくなります。
そしてまたまた問題になっている、事故をめぐる東電幹部がやり取りが収録されているテレビ会議システムの記録が公開されないというのです。 おまけに、一部報道されている菅首相が現地対策本部に乗り込んで話をしている場面では音声が収録されていないというのです。 「録音をわすれた」とか・・・他の部分は録音されているのに。 事故時の重要なやり取りが公開されれば福島原発事故の原因解明に大きく寄与することは間違いありません。 事故解明を恐れているとしかおもえません。
東電は民間事故調査委員会の調査を拒否しました。 国会事故調査委員会の調査には応じていますが、清水社長や勝俣会長の発言からはあれだけの大事故を起こした会社の責任者としての自覚があるのかと疑います。 福島県の大部分と全国にまたがる放射能汚染を引き起こしながら、ゴルフ場の損害補償を求める裁判において、「空から降ってきた放射能は無主物である。 したがって東電には責任がない」との主張をしたのにはさすがにビックリしました。 東電はほんとうにそんな風にこの事故を考えているのでしょう。
政府は実質国有化という道を選びましたが、間違いでなかったことを祈るばかりです。
原発震災に被災した私たちは大切な身の回りの自然を奪われてしまいました。 年老いた母が苦労して作ったジャガイモを収穫してもうれしくありません。 以前はひ孫たちを呼んで茹でて食べたり、持って行って喜ばれたものです。 それが今では「とりあえず役場に持っていって測ってみよう」ということになります。 長年野菜づくりをしてきた母にとってどんなにか悔しいことでしょうか。 隣のうちには竹やぶがあって毎年いただいていましたが、今年は断りました。 たけのこは線量がたかいのです。 田んぼの畦には野蒜が自生します。 たんぼの水掛けや草刈にいくと見つけて味噌をつけて食べていました。 今は雑草と一緒に刈り取ってしまいます。 日々の小さな楽しみが奪われているのです。 避難されている方は言うまでもありませんが汚染された地域に住む私たちは未来にわたって希望や喜びを奪われているのです。 この罪の重さを自覚していただきたいのです。