Pa'Lante!(パランテ!)

ジャズじゃ、ロックじゃ、サルサじゃ、ソウルじゃ、ファンクじゃ、歌謡曲じゃ、ジャージャー。

ニッセイのおばちゃんの歌を作ったおじちゃん。

2006-04-08 22:44:06 | 日本のロック・ポップス
ここのトコロ、菊地成孔氏の本を読んでいるせいか、ワタシ自身の音楽認識能力がどのように培われて来たのかというコトが気になっております。
というコトで、ワタシの音楽的感性の萌芽に大きな影響を与えたに違いないと思われる音楽の収拾にアタっております。

例えばコレです。
   ↓↓↓

「懐かしのCMソング大全3 1966~1973」

要するに、ドミナント・モーションに納得できる音楽感性(フツーの音楽をフツーに聴けるってコトね)って、少なくともフツーのニッポン人なら、幼少の内に、日常流れている音楽に触れている事で身に付くんだと思いますが、アタクシの場合で言うと、それは「ニッセイのおばちゃん」の影響が大だよな~とか思ったのね。ついでに、きっと同時代にテレビから流れていた他の音楽にも訓練された筈である、とか思ったのね。(当然、CMソングと教育番組の音楽を一番よく聴いていた筈ダ!って事ヨ。)

そんな訳で、1969年生まれのワタシにとって、覚えているモノと、覚えていないけど聴いた可能性の高いモノが入っている、コレ、買ったのよ。
したっけ、コレ、やっぱり最高。
ま、あくまでもCMソング集ですから、音楽になってないモノもあるんですが(「はっぱふみふみ」とか。大体、コレ、歌じゃないもんね!)、予想通り、音楽的にも魅力的な曲が多いデス。
そういうコトで、魅力的な曲が多すぎるので、このブログには、一度では書かず小出しにします。

んで、今日は、「ニッセイのおばちゃん」を持ち出したので、その作曲者って誰だっけ?というトコロから行きますが、ハイ、正解!
小林亜星氏でアリマシタ。
実に、小林亜星氏、このアルバムに収録されている曲のうち、7曲の作曲を手がけているんですが、そのどれもが素晴らしいメロディを持ってます。改めて、作曲家としての小林亜星氏に脱帽致しました!(特に、サントリーオールドと、明治チェルシーの歌は、改めて名曲だと思いました。)

ニッセイのおばちゃんの歌が「もくせいの花」というタイトルだってコトも分かったし、ホントにコレ買って良かったですワ。

(あんまり関係ないですけど90年頃、サンプラザ中野とパッパラー河合が組んだフォークデュオ「The花びら」では、ニッセイのおばちゃんの歌の替え歌をやってました。あンまりな下ネタなんで歌詞はココには書けん・・・。爆笑したけど・・・。)

そんで、コノCDの収録曲は以下の通りです。
当然ですが、CMソングなんで、ほとんどの曲が、ほぼピッタリ、1分、30秒、15秒デス。だから、43曲も入ってるけど、30分ソコソコで聴き終わります。

1.チョコレートは明治
2.オリンパス・ペン
3.サントリーオールド(人間みな兄弟)
4.どこまでも行こう(ブリヂストン)
5.ライオネス・コーヒーキャンディ
6.鉄火焼せんべい
7.イエイエ(レナウン)
8.森永エールチョコレート/森永サウンドロゴ
9.お歳暮は味の素
10.小さな思い出(サントリー)
11.明治ハイポリック だめなのよ!
12.小さな瞳(ロッテ)
13.私のカローラ
14.わんぱくでもいい(丸大食品)
15.みえるみえる(ゼブラの歌)
16.ナショナル・パナソニックテレビ・パナパナ
17.資生堂石鹸の歌
18.オー,モーレツ!(丸善ガソリン100ダッシュ)
19.はっぱふみふみ(パイロット)
20.サンカラー薔薇の歌(三洋電機)
21.愛のスカイライン
22.ハウスプリン
23.ジャルパックの歌
24.男が旅に出る時は(サッポロビール)
25.ハヤシもあるでよー(オリエンタル)
26.見えすぎちゃって困るのオ~(マスプロ電工)
27.ふりむかないで(ライオン)
28.かっぱえびせん
29.愛する瞳(参天製薬)
30.ガンバラナクッチャ(中外製薬)
31.気楽に行こう(モービル石油)
32.明治チェルシーの歌
33.清酒大関
34.愛情はつらつ(丸井)
35.若さだよ,ヤマちゃん!(純生ドドンと音頭)
36.三越ハウス
37.バイタリス 乱れたら
38.もくせいの花(日本生命)
39.新ナーベル ハナハナ(中外製薬)
40.~と日記には書いておこう(龍角散)
41.答一発!カシオミニ
42.赤いキッス(カゴメ)
43.お正月を写そう(富士フィルム)

う~ん、楽しいゼ!!!
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ドン・アライアス逝去・・・。

2006-04-08 09:30:27 | Jazz / Cross Over
ドン・アライアス逝去・・・。
何だか今年は、偉大なミュージシャンが次々と鬼籍に入られてますね。

今でこそワタシはラテン聴き野郎ですので、色々なコンゲーロを聴いて来たと思われますが、ラテンを意識して聴き始める前に一番多く聴いていたコンガって、もしかすると、ドン・アライアス(Don Alias)かもしれない・・・。
ジャコの諸作、サンボーンのアルバム、ジョニ・ミッチェル、と聴いていると、コンガにドン・アライアスって事が多いし・・・。そういう事で、マイ・フェイバリット・ミュージシャンという訳ではなかったのですが、やはり寂しいものがありますね。

ドン・アライアスと言えば10年くらい前の「ジャズライフ」のインタビュー記事に印象的な話が載ってました。
なんでも、29歳の時に病理学の研究者としてのキャリアを棒に振って、プロミュージシャンになる決意を固めたんだそうで、そして、その為に離婚にまで至ったそうです。穏やかな風貌ですが、やはり音楽に対してはとても熱い人だったんでしょう。

さて、今日は、ジョニ・ミッチェルのDVDと、ジャコのDVDを観てドン・アライアスの在りし日の姿を偲びましょうか。それとも、サンボーンの「Upfront」でも聴きましょうかね。

(関係ないんですが、ココのところ、ミュージシャン以外でも気になる訃報が多いです。絵門ゆう子さんとか。)
コメント (3)
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