「一人暮らしをするなら、食器も家具も日用品も、
すべて無印良品で揃えた、統一感のある部屋に暮らしたい」
という「ちんまい」夢を実行したのは、29のとき。
学生でもペーペーでもなかった私は、
金銭的にも多少余裕があり、有言実行。
そう、無印良品は、決して安くはないのです。
かくして、「AV機器」と「もらいもの家電」以外は、
ほぼすべてが「MUJI」な1Kアパートが完成。
自称「良品計画実験室」。
こんばんは、無印良男です。
もちろん、自分的に「良品」じゃない無印もあったけれど、
多少気に入らなくても、「とりあえず無印にしとく」ことで
生まれる「統一感」を優先する。
という、やや偏狭的なストイックさを貫いて。
結果的に、「全体的にベージュ」な、味気ない部屋が完成。
…。
うーん、これじゃイカン。というか、
たぶん、良品計画もそんな極端なコーディネートは想定してないだろ。
このごみばこは、そんな「自分的」には「良品」じゃない無印の典型。
使いにくいし、特にいいデザインともおもえない。
でも、長年売られていて、家には大小4個もあります。
2個はもともと家にあって、
2個は、会社で使ってたのを持って帰ってきたもの。
文句言いながら、めちゃめちゃ買ってます。
そもそも、イイとおもわなかったら、買わなきゃいいんだ。
ということに気付くのに、けっこう時間がかかりましたねー。
「こまかいことにとらわれて、全体を見失うより、
全体をみて、こまかいことには目をつぶる」
ということに、妙にこだわってたんですね。
ま、だから、両方必要ってことです。
どっちかじゃないんです。ね。