ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

リッチェル、ファインアール WL。

2009年09月26日 | blog
かなりいいです。

マクラーレン・クエストとの比較ということになりますが、

・軽い
・日よけが動く
・コンパクト
・畳んで自立する

というのが、いいところです。

機能的には、

・リクライニングしない
・座面が伸びない(足がつかない月齢でもぶらぶらしない)

というのがマイナスです。

・軽い
というのは、載せたままで抱えて、階段をちょっと昇る…なんてときに、すごくいいです。
重いマクラーレンでやろうとは思わない。
クルマに積むときもラク。
クルマ移動なら重いベビーカーでもOK、みたいなハナシがありますが、
けっきょく持ち上げるので、軽いに越したことはないですよ。

・日よけが動く
というのは、どうでもいいようで大事です。
朝や夕方、陽が傾いたときに、赤ちゃんの顔に直射日光が当たるのは気になります。嫌がるし。
赤ちゃんは大人みたいに、手で太陽を避けるとか、帽子を目深にかぶって避けるとかができない。
だから日よけで遮ってあげるしかないのですが、マクラーレンは日よけが動かない。
ごく簡単な機構で、幌が動くのですが、ほぼ必ず動かしているので、マスト機能と言えるでしょう。

・コンパクト
並べて比較してみると、ほとんど同じで驚くんですが、
使っているとすごく小さく感じます。特に全長が短い。
全長の短さは、エレベーターの中での方向転換に効いてきます。
マクラーレンでは引っかかるところが、リッチェルだと回れる。その差は大きい。
ベビーカーは、押している自分が常に後ろにいるので、意外と長さがあるのです。
マクラーレンはハンドルがハの字に絞られていて、
狭いところで身体を密着させられないので、余計にそう感じます。
幅はほとんど同じ、前輪の幅が1.5~2センチ程度違うくらいなのですが、
カルディの店内に押して入る気になるかならないか、くらい違います。
そのへんのサイズに、日本での使い勝手の「しきい値」があるのかも。

・畳んで自立する
クルマに積むとき、バスに乗り込む前に畳んで待つときなど、
自立するとすごく便利です。
マクラーレンは自立しないのですが、自立しないうえに、接地するのがタイヤ(後輪)なんですね。
ロックをし忘れると、タイヤが下なので、ころころしちゃって、たてかけることすらできない。
これはけっこう困ります。

軽い、コンパクト、畳んで自立。この3点は、バス移動、電車移動のときにすごく効いてきます。

マクラーレンは、もちろんいいです。

機能的な違いだけでなく、デザイン的にも品質的にも「ブランド」なんですね。
しっかりしているし、使っていて気分がいい。

このリッちゃん、マクラーレンがあるから、
セカンドカーとして「いいね」と言えるんだと思いますが、
客観的にもよくできてるとおもいます。

押した感じは、マクラーレンより軽く、剛性が低いのですこし安っぽい。
軽すぎて、空荷だと手を預けられません。
フレームの構成は、パクリとは言わないけれども似ていて、重心位置はマクラーレンに近く、
軽さもあって、取り回しやすく、扱いやすいです。

もともとセカンドカーとして検討していたんですが、マクラーレンの幌が歪んじゃいまして。
修理に出したら「無償、ただし4週間」と言われて、たぶんイギリスに送り返すんでしょうが、
その間ホロなしもつらいなぁ、ということで購入した次第。

ちなみに、正規品だと4万のところ、平行モンで2万で購入したマクラーレン。
このリッチェルは、正規品で1万円を切ります。
正規品はこういうときに代車(代車!)が出るらしいですが、
それでも正規品を買うより安いです。

あ、ちなみになぜか緑だけが不人気で安く、黒と赤はもうちょっと高いんです。
なんでかな。グリーン、いいじゃん。



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