先日ご紹介した北浜レトロビルヂングの帰りに見つけたオシャレな建物。
某証券会社さんのもので、今回の「生きた建築ミュージアム」イベントには参加してないようですが、キレイなので思わずパチリ。
建物自体もそんなに古いという訳ではなさそうですが、金融の街・北浜にふさわしい重厚な外観。
地下に床屋さんがあるようですが、看板もカッコイイですね!
ダンディな紳士御用達、といった感じのお店でした^^
先日ご紹介した北浜レトロビルヂングの帰りに見つけたオシャレな建物。
某証券会社さんのもので、今回の「生きた建築ミュージアム」イベントには参加してないようですが、キレイなので思わずパチリ。
建物自体もそんなに古いという訳ではなさそうですが、金融の街・北浜にふさわしい重厚な外観。
地下に床屋さんがあるようですが、看板もカッコイイですね!
ダンディな紳士御用達、といった感じのお店でした^^
記念館に行ってすっかり寛次郎ワールドにハマり、すぐさま図書館で借りたものの、忙しさに紛れてほったらかしだったこの本。返却期限が迫って、慌てて読み始めたらとっても良かったんです。時間があればもっとゆっくり読みたかった~(自業自得)。
中でも印象に残ったのが、寛次郎の残した文章、『蝶が飛ぶ葉っぱが飛ぶ』。終戦間際、東京、大阪、神戸と主だった都市が空襲にあい、やがては京都も同じ運命をたどるのだろうと思われていたころを回想したものです。
『私は毎日のように夕方になるとこの町に最後の別れをするために、清水辺りから阿弥陀ヶ峰へかけての東山の高見へ上っていました。・・・明日は再び見ることの出来ないかも知れないこの町を、言いようもない気持ちで見ていました』
今でこそ私たちは、京都は空襲の対象から外されていたことを知っています。けれど、当時そんなことは知るよしもなく、鳴り響く警報におびえながら愛着のある土地を眺めている寛次郎の気持ちは察して余りあります。その後の発展でまるきり同じではなくなってしまったにしても、清水辺りは未だ過去からの連続したナマな時間が感じとれる場所であり、この国や人々がたどってきた歴史の重みを感じさせるところです。先日訪れたばかりのその風景が、寛次郎が眺めていた景色と重なって、ちょっと胸を打たれてしまいました。
寛次郎はこの『末期の目』で町を見つめるうちに、ひとつの思いにたどりつきます。
『なあんだ、なあんだ、何という事なんだ。これでいいのではないか、これでいいんだ。これでいいんだ、焼かれようが殺されようが、それでいいのだ――それでそのまま調和なんだ』
戦時中は書くことしかできなかったという寛次郎は、終戦後、たくさんの作品を生みだします。どれも大らかで自由で愛嬌があってすこぶる楽しいです。そんな明るい作品たちはこんな切実な体験から生まれてきたんですね。
京都も寛次郎もスゴイ。どちらも惚れ直しました
中央の白い箱の上にメッセージが。
秋のイベントとしてすっかり定着したハロウィン。大阪市営地下鉄・千日前線では、31日に昼間は親子向けハロウィン・カーニバル列車、夜には大人向けハロウィン・ホラーナイト列車が運行するそうですが、御堂筋線もがんばっています。
梅田駅のショーウィンドウに隠されているメッセージを読み解き、駅長室に行ってそのワードを伝えると景品がもらえるんです
謎ときにはなっていますが、大サービスヒントつきなので、まあ、ほぼ間違うことはないと思います。
こういうのを見ると素通りできないたちなので、早速メッセージを読み解き、駅長室へGO!
ありました!
あとはメッセージを伝えるだけなのですが、ここまで来て、大の大人がこそばゆいメッセージを見ず知らずの駅員さんに伝える照れくささにはたと気づきまして(^^;
結局は伝えましたけれども(笑)。
どなたが考えたのかは存じ上げませんが、この企画のおかげで駅員さんは、地下鉄を利用するお客さんと言葉を交わす機会ができるわけで、なんかいいなと思ってしまいました。
想像してみてください。自分の仕事の恩恵を受けている人たちが入れ代わり立ち代わりやってきて、素敵なメッセージ(ここには書けませんが、少し照れくさいでも大事な言葉です)を告げていくんです。顔が見えるのってきっと嬉しいですよね。
初対面同志が交わす会話としてはなかなかシュールで、正直ちょっとぎこちない空気も流れますが(笑)、でもそれがまた人間味があって楽しいのです。
31日までやっているそうなので(景品が無くなり次第終了)、興味ある方はぜひ行ってみてください。景品が何かはナイショです 市営地下鉄さんらしい、とだけ書いておきます。
まるでイギリス。
明日からプレイベントが始まる『生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪 2015』。「歴史や文化、市民の暮らしぶりといった都市の営みの証として今を生き生きとその魅力を物語る」(公式パンフレットより)建築物の数々が、特別公開されます。日頃は非公開の内部が見られたり、ガイドツアーがあったりと盛りだくさんで楽しみにしているのですが、今日はちょっとフライングして、イベント参加の建物をご案内です。
大阪証券取引所の向かい、お昼時にはいつも行列ができる人気カフェ「北浜レトロ」が入っている「北浜レトロビルヂング」です。
各所で配布されているイベントパンフレットには№27の建築物として紹介されています。
大きなビルに挟まれているので、当時の町のこじんまり加減がよくわかりますね。
もともとは明治45年(1912年)、株仲買商の商館として建てられ、商社として利用されてきたものが、平成9年(1997年)、大規模な保存改修工事を経て、現在の形になったそうです。外観は当時の面影を残しています。飾りが優雅ですね。
英国式のアンティークなインテリアと本格的アフタヌーンティーが楽しめるそうですが、お値段も本格的なので(^^;、本日は看板の写真で失礼します。
1階は紅茶やスコーン、ケーキ、雑貨のショップになっています。
Antique Britishなインテリアや雑貨が所狭しと並べられています。ケーキも美味しそう
今回のイベントでは10月31日、11月1日の両日9時半から30分間、店内を特別公開。13時からは店前でオーナーの特別解説もあります。現オーナーは老朽化に伴い取り壊し案もあったこのビルを、何とか残さねばという使命感で今のお店を始めたという記事を読んだことがあります。きっとドラマがあったんでしょうね。
こういう建物が点在しているだけ、というのはホントに惜しいです。生活圏だし、戦争で被災とかいろいろ事情はあったでしょうから仕方ないですけどね。それでも建物の中に入ってしまえば、気持ちがアガるのは間違いありません。
お久しぶりのなにわ橋のライオンくん。北浜レトロのすぐ近くにおります。
ブログを始めて半年あまり、記事の量に比例してアクセスしてくれる方も増えて嬉しい限りですが、このところダントツ人気なのが青山ビルの桜屋珈琲館の記事。出来たばかりだし、オシャレなレトロビルの中にあるしということで、検索していらしてくださる方も多いです。
この桜屋さんの2代前に入っていたのが老舗の丸福珈琲店。本店は千日前にあり、昭和レトロな雰囲気が素敵なお店だそうですが、本日は、青山ビルからほど近い日土地堺筋ビル1階の路面店に行ってきました。あちこちの百貨店でも見かける丸福さんですが、メニューや雰囲気も店ごとに違うようですね。
こちらは天井が素晴らしく高いのでとても明るく、開放感のあるスペースです。
大阪モーニング研究家(笑)なので、訪問は朝に限ります。入り口付近のテーブルに一般紙からスポーツ紙まで各種新聞を取り揃えているのが、老舗の珈琲店らしいナイスな心遣い。早速一紙を失敬します。座席周りに余裕があるので、優雅に広げられるのがいいですね。お勉強をなさっている方もいらっしゃいました。
パンケーキやトースト+ゆでたまごなど、王道のモーニングメニューが並ぶなか、「チーズカレートースト」のセットが目に留まり、早速注文です。そもそも丸福珈琲店の初代店主は洋食レストランを営んでいた方で、カレーは名物メニューのようです。
香ばしいカレーの匂いが食欲をそそります。
周りを気にしながらの撮影なので、色気がないのは勘弁していただいて(^^;
朝からカレー? と思われるかもしれませんが、薄くぬってあるので案外イケちゃいます。コクがあって雑味がなく、スパイス強めの通好みのお味です。ドリンクはカフェオレにしましたが、こちらも濃厚かつ苦味強めで風格があります。カフェオレでこれですから、ブレンドはかなりストロングかも。
スイーツやランチメニューも充実していて居心地も良かったですが、ただ一点、分煙じゃないんですよね。天井が高いので煙が流れてきたりはしなかったですけれども、ノンスモーカーの方にはちょいと厳しいかもしれません。
スパイシーな朝食で元気いっぱい。次回はスイーツメニューにチャレンジしたいと思います。