まるでイギリス。
明日からプレイベントが始まる『生きた建築ミュージアムフェスティバル大阪 2015』。「歴史や文化、市民の暮らしぶりといった都市の営みの証として今を生き生きとその魅力を物語る」(公式パンフレットより)建築物の数々が、特別公開されます。日頃は非公開の内部が見られたり、ガイドツアーがあったりと盛りだくさんで楽しみにしているのですが、今日はちょっとフライングして、イベント参加の建物をご案内です。
大阪証券取引所の向かい、お昼時にはいつも行列ができる人気カフェ「北浜レトロ」が入っている「北浜レトロビルヂング」です。
各所で配布されているイベントパンフレットには№27の建築物として紹介されています。
大きなビルに挟まれているので、当時の町のこじんまり加減がよくわかりますね。
もともとは明治45年(1912年)、株仲買商の商館として建てられ、商社として利用されてきたものが、平成9年(1997年)、大規模な保存改修工事を経て、現在の形になったそうです。外観は当時の面影を残しています。飾りが優雅ですね。
英国式のアンティークなインテリアと本格的アフタヌーンティーが楽しめるそうですが、お値段も本格的なので(^^;、本日は看板の写真で失礼します。
1階は紅茶やスコーン、ケーキ、雑貨のショップになっています。
Antique Britishなインテリアや雑貨が所狭しと並べられています。ケーキも美味しそう
今回のイベントでは10月31日、11月1日の両日9時半から30分間、店内を特別公開。13時からは店前でオーナーの特別解説もあります。現オーナーは老朽化に伴い取り壊し案もあったこのビルを、何とか残さねばという使命感で今のお店を始めたという記事を読んだことがあります。きっとドラマがあったんでしょうね。
こういう建物が点在しているだけ、というのはホントに惜しいです。生活圏だし、戦争で被災とかいろいろ事情はあったでしょうから仕方ないですけどね。それでも建物の中に入ってしまえば、気持ちがアガるのは間違いありません。
お久しぶりのなにわ橋のライオンくん。北浜レトロのすぐ近くにおります。