ぶらっとJAPAN

おもに大阪、ときどき京都。
足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

エネルギー補給【売布神社】

2017-02-25 20:30:52 | 兵庫

腕を伸ばしてパワーチャージ♪

まずは、このところ不定期の更新にも関わらずお越しくださる皆さま、本当にありがとうございます

さて、今日は兵庫県の売布神社に行ってきました。この辺りは先日ご紹介した清荒神や去年梅林を訪れた中山寺など寺社がたくさんあって、巡礼街道なる道も通っており、今でもお正月にはこの3つをまとめて訪れるのが定番コースだったりするらしいです。

他の2つは行ったことがありますが、そういえば売布神社は訪れたことがない、というわけで行ってまいりました!

朝のお掃除中で、中を拝見できました

鎮座1400年を超える由緒ある神社で、大きなパワーを感じるところです。1枚目の写真は参道の長い階段辺りの木々なのですが、力強いエネルギーにちょっと圧倒されてしまいました。

龍神さま。

たくましいニャンコ。

お参りをしていたら、突然現れたニャンコ。傾斜を駆け上っていく様子は野生を感じさせるしなやかさでほれぼれします 力強く生い茂る木々の中を進んでいく後ろ姿はホントに気持ちよさそう。こういうところにいると、自然崇拝の気持ちが芽生えるのもうなずけますね。なにしろ日本の国土の7割は山ですから。

やたら目につく木の根。

境内の向かって左側はゆるやかに下る坂道なのですが、なぜかそこの木はすべて根がむき出し。

何か養生でもしようとしているのでしょうか。ちょっと不思議な光景でした。

延々と続く根っこ。

竹の根を見つめる怪しい人影(笑)。

神社の周りの塀が竹製だったり、手で切り出したであろう不揃いな石垣や燈籠を見ていると、太古の人たちが自然の恵みの一部を拝借して、生活の道具にしていったことがよくわかります。『2001年宇宙の旅』でサルたちが道具としての骨の使い方を発見し、進化を経て宇宙船にたどり着くその途中ですね

スゴイと思うのは、その道具たちが実用性だけでなく美を兼ね備えていること。こういう技術と感性はいつまでも残って欲しいものです。

弧を描く木の幹や地面に映る影、そして可憐な花。世界は美に満ちています。

こういうものにしみじみしてしまうのは、デジタル疲れかもしれませんね

でも、デジタルも楽しいんです~。人間って欲張りです

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初荒神

2017-01-28 16:21:05 | 兵庫

一願地蔵尊。

宝塚にある清荒神の大祭に行ってきました。

去年訪れた時にお練りがあると知り、本当はそれを見たかったのですが、ネットでは開始時間がわからず9時前に行ってはみたものの、とっくに終わってました^^;

閑散。。。

こちらは最寄り駅からの参道が大変に長く、たくさんのお店が出ていて楽しいのですが、川は越えるし、山奥に入っていくし、整備されているから気楽に行けますが、昔はもっと秘境だったんだろうなと思います。

10時から始まる法要のために、僧侶(荒神様でこの用語はあっているのでしょうか??)が山伏に先導されて上堂するとのことで、しばし境内を散策することに。

清荒神は鉄斎美術館で有名ですが、その他にも資料館(無料)があって、所蔵品が展示されています。現在開催中の特別展は『酉年を祝う』。

鳥をモチーフにした器や茶杓、日本画などが展示されているのですが、数は少ないもののこれがびっくりするくらい良いものばかり

特に荒川豊藏の器が見事でした。解説によれば志野と瀬戸黒の人間国宝だそうで、しかも現代に志野を復興・再現された方なんですね

今回はいわゆる薄桃色の志野の他に、鼠志野という珍しい灰色の茶椀が展示されていましたが、大胆でのびやかな鳥の飛翔が新春にふさわしいめでたさでした

さてそうこうするうちに10時です。

山伏の先導で。

参ります!

参拝者もくっついて大移動。

先導を務める山伏さんたちは大人気で、待機中に記念写真を頼まれている姿もちらほら。警備員の方がカメラマンになったりして微笑ましい情景でした。

次は鉄斎美術館前にある淡墨桜が花を付けるころに再訪したいです

 

(興味ある方はこちらもご覧下さい。去年訪れたときのブログです^^⇒『清荒神清澄寺』『まだまだ続く清荒神 参道編』)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

うろこの家【北野・異人館】

2016-12-26 21:58:43 | 兵庫

眠れる森の美女風。

 

震災以前の異人館通りのイメージは、一見、普通の住宅街が、入ってみるとロマンティックな調度品に囲まれた異国情緒あふれる空間という感じでした。海外旅行なんて考えられもしなかった頃で、見たこともない装飾の机や棚から日本の風土にはない独特の甘い香りを嗅ぎながら、まだ見ぬ国を想像したりしていました。

その後、自分自身は関西を離れ、震災を潜り抜けて趣を変えた北野は、よく言えば馴染みやすい、悪く言えば無難な観光地になってしまった気がしていました。

ところが今回、うろこの家を訪れてびっくり。高台にはまだ昔の記憶通りの『異人館』が残っていたんですね。知りませんでした

たどり着くには長い坂道を上らねばなりません。

昨日ご紹介したサンタたちがお出迎え。

毎年、話題になった方たちが登場するそうですが、実はお庭にはS○APの肖像画(?)も飾ってありました。そちらはサンタクロースではなく普通のお顔。

こちらのうろこの館は現在20件ほどある公開中の建物のうち、最初に公開された異人館だそうです。高級借家だったということですが、部屋数もかなりあって相当豪華。アンティーク家具やマイセンの食器などが展示されていて、目の保養になりました。以下、興味のない方にはまったく面白くないでしょうが、ずらずらっと写真を載せていきます。

 ディナーテーブルはクリスマス仕様。

セッティングも完璧

 イギリス最古の名窯から「ペインテッド・フルーツ」。

見事な細工です。

優雅に時を刻みます。

重厚な玄関。

真ん中はドン・キホーテですね。ユーモアも忘れずに。

スウェーデン王室の橇らしいです。クルミ製。しかし何故ここに?(笑)

高台にあり見晴らしも最高です。

この後、隣の美術館も拝見しましたが、上品で良い絵がたくさん展示されていました。入場料はちとお高めですが、これらを維持するためには致し方ないでしょうね。

坂を上るのが難儀ですが、優雅な気分になるにはお勧めの場所です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

メリークリスマス♪【北野のサンタ】

2016-12-25 20:21:52 | 兵庫

メリークリスマス♪

 

ピョンピョンさんに教えていただいた神戸・北野の『うろこの館』に行ってきました

ほんとにうろこです。建物の中にも入ったのですが、季節外れになる前にひとまずサンタ特集です

左端は体操の内村選手。

小池百合子氏もいるらしいですが・・・?

貴重なサイドショット。

室内の写真は明日アップします。

皆さま良いクリスマスを

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秀吉お気に入りの宿場町【小浜宿】

2016-09-13 21:53:27 | 兵庫

突如現れる宿場町。

 

兵庫県宝塚市に昔の宿場町の風情を残す場所があると聞いて行ってきました。確か以前、ピョンピョンさんのブログでも紹介されていました『小浜宿』(こはまじゅく)です。

最寄り駅のバス停付近は交通量の多い道路で、小さな看板は出ていたものの、ホントにたどり着けるのか半信半疑のまま坂道をのぼっていき、標識を見つけてまずは一安心。

本陣の風情を伝える菊仁さん。

観光地として整備されているわけではないので、土産物やお食事処もなく、昔ながらの町並みを地元の方が大事に残して来た結果、今に至る、という感じです。以前はもう少し町家の建物が残っていたらしいですが、残念ながら震災で失われてしまいました。

町の中心豪摂寺の長い塀。

有馬街道、京都伏見街道、西宮街道が交差する場所で、秀吉の時代からは宿場町として栄えたらしいですが、それ以前は寺内町で、伊丹台地の高台にあり、一向宗の拠点として織田信長に反抗したなんて話も残っています。確かに歩いていてもどんづまりには必ず寺社があり、三か所の門によって隔絶された感じは、とても城塞都市っぽいです。

毫摂寺の鐘。

有馬温泉への道中、秀吉や秀次も好んで投宿し、こちらにある井戸の水で千利休が茶を点てたという話も伝わります。秀次が失脚した時に、怒りくるった秀吉によって妻や側室が処刑されましたが、その中に秀次が毫摂寺で見初めた寺の次女亀姫(小浜の局)がいたそうです。そのとばっちりで寺も焼き討ちにあったとか。信長時代にも焼かれちゃってるみたいですし、今は静かなこの町にも暗い歴史があるようです。

どこまでも続く直線が街道っぽい。

全体的にとても静かなところなのですが、交通の要衝という性格は残っているらしく、頻繁に車が通ります。夢中になって写真撮っていると真後ろに車が居たりしてとても危ない^^;

こちらは神社。

この木は迫力ありました

 

最後に町の北門そばにあるいわし坂へ行ってみました。

そもそもなぜ小浜というかと言えば、平安時代まではこの付近まで海だったからで、文字通り「小さな浜」だったんですね。いわしを荷揚げした場所だから「いわし坂」なんだそうです。

実は隠れた紅葉の名所。

 

寺内町という性格上、防御のために長い間橋はかけられず、今あるものは明治時代に作られました。

宿にこっぽりとおさまって川を見ながら一献、なんて考えるだけで楽しそうです。

秀吉が気に入った理由もわかる気がしますね

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする