ぶらっとJAPAN

おもに大阪、ときどき京都。
足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

高野山に行ってみた その1 ~金剛峯寺周辺~

2015-11-30 22:50:46 | 和歌山

特急「こうや」

 

紅葉の季節も終わり、本格的な冬を迎える高野山に行ってまいりました。

そもそもは開創1200年という記念の年に、秘宝やら寺やらが特別展示になるということで行きたかったのですが、そんなものはとっくに終わってまして^^;

何だかもう目的もわからないまま勢いで行っちゃいました。

始発駅のなんばは都会なのですが、30分も走れば車窓は一気にのどかになり、じきに紀伊山地に突入です。京都や奈良にも山はありますが、脈々と連なる山地を電車が走り抜けるのは凄い景色です。世界遺産の聖地・高野山に行くのに、大事な山のお腹をがんがんトンネルで抜けていくなんて、人間はなんと罰当たりなと思いましたが、こうでもしないと辿り着く根性はないですから、ムズカシイところです。

なんばを出てから90分。極楽駅でケーブルに乗り換え、東京スカイツリーより高い標高(634m以上)の高野山駅からさらにバスで20分ほど。

ようやく、金剛峯寺付近に到着です。ダウンに暖パンとかなり着こんでいきましたが、全然ちょうどいい(笑)。息も白いです。

みごとにつるっぱげの木。

立派な建物の屋根には・・・。

雪が!

さすがの迫力。

明治5年までは女人禁制だったという高野山。1200年の歴史のうち、1000年ほどは色気のない世界だったことになります。

だからでしょうか、ちょっとそっけない空気です。

いや、そっけないというより、俗界の垢を排除していった結果、情緒的なものすべてそぎ落とされたという感じでしょうか。慈愛とかやさしさとかそういう正の感情ですら存在する余地がないようです。夾雑物を廃して清らかさを追求していくと、限りなく無に近づくのかなと思いました。

根本中堂。

雪解け水。

西行桜。

ここに長くいると、俗世間での生き方を忘れてしまう気がします。

お勤め中。

なごりの紅葉。

おそらくしゃくなげ。小売りもしてました。

季節が良い時にくればお花もいっぱいで、もう少し柔らかい風情を感じられたのかもしれません。良いところでしたが、迷いの多い人間はちょっと圧倒されてしまうたたずまいでした。

 

明日は標高がさらに上、奥之院のご紹介です

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スターウォーズ特急 ~大阪・なんば付近~

2015-11-29 18:52:02 | 大阪

シュールっす。

 

大阪なんばから南海線に乗っていたら、目の前を黒いロボットみたいなのが通り過ぎて、なに?! と思ったら、スターウォーズのラッピング電車でした。

最近の、広告はすごいですね

今回はスターウォーズ史上初女性が主人公だとか。(こちらも電車に乗っているので画が若干見づらいですがご容赦を)

おなじみチューバッカやR2-D2 C-3POもいます。

この造形が凄い。 ガンダムかと思った(笑)

関空行きのexpress、ラピートの限定運行らしいです。年末の海外旅行とかで関空を利用して、電車こんなだったらテンションあがりまくりですね

いいなあ、ちょっと羨ましい

こちらは地味に国内プチ旅行です。行先は明日のブログで!

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よるもみじ

2015-11-28 23:53:03 | 

夜の撮影はムズカシイ・・・。

 

近所で紅葉がライトアップされているのを発見。

本日夕食後にぶらりと撮りに行ってみました。いろいろ設定を変えてみたのですが、夜はムズカシイですね。一番ピントが合うのはiAUTOなのですが、赤色がべたっとなってしまいます。

色づきは三分の一ほどですか。どう設定を変えたか忘れましたが、手前の紅葉はそれなりの形になってますが、上の方に影ができていま一つ 

なかなか迫力はあります。

 

研究して全部色づくころに再びトライしたいと思います

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クリスマスツリーめぐり ~大阪・梅田周辺~

2015-11-27 22:32:10 | 大阪

シルバーの葉っぱとたくさんの赤いオーナメントが親しみやすいツリーです。

 

このところ梅田周辺のクリスマスイルミとデコレーションにすっかりはまっております

というわけで、本日はクリスマスツリーくらべ!(笑)こういうのはやっぱりホテルですよね。まずはヒルトン大阪から。

こちらはロビーが広いので、複数のツリーが飾られていました。

2階にはSnow Man。

Hilton Plazaにはトナカイがいます。

 

では、日本のホテルはどうなのかしらと、JR大阪ほぼ直結のグランヴィアに行ってみると・・・。

ゴールドのリボンでシックに決めて、ちょっとタカラジェンヌ風?

落ち着いた雰囲気にお花で華やかさと甘さをプラス。ちなみに、エステサロンが近くにあるのか、アロマ系のとてもいい香りが漂っていました。

本当はウェスティンに行きたかったのですが、駅から遠いうえに寒いので今回は断念。代わりに前回もご紹介したリッツカールトンを再び。

下までみっしり葉っぱが付いているもこもこ感がtraditionalな雰囲気を醸し出してます。

ここはリースも素敵なんです。

個人的には、古き良きヨーロッパを感じさせるリッツカールトンのツリーがお気に入りです。あれ、でもリッツカールトンてアメリカ資本ですよね。てことは古き良きアメリカなのかしら? 大草原の小さな家的な? いずれにせよ、古いどっしりとしたお屋敷で敬虔なクリスチャンが、神様に感謝を捧げながら静かに家族でクリスマスを祝う風景が目に浮かびます。

さて、こういう時やってくれるのが関西が誇る老舗・阪急百貨店。どんなツリーかと思いきや、

ミラーボール!!

音楽ガンガンかかって、ディスコみたいでした。このかっとび方が阪急らしいと言えば言える???

ラグジュアリー感も忘れずに。

これ全部が、徒歩圏内で行けちゃうって凄いですね。12月に入れば御堂筋や中之島もライトアップするというし、まだまだ楽しみな大阪の夜です。

 スカイビルのイルミ・ツリー。

 

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ダイアログ・イン・ザ・ダーク

2015-11-25 23:02:37 | その他

グランフロント前の特設スケート場。

 

暗闇の話を書いているうちに思い出した「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を本日はご紹介したいと思います。

(ちなみに写真とは全く関係ありません)

1988年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれた「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」は、文字通り暗闇のなかで目からの情報を遮断して、それ以外の五感で世界を味わうイベントです。これまで、全世界32カ国、130都市以上で開催され、2015年現在で800万人を超える人々が体験したそうです。

日本では東京の外苑前会場と、グランフロント大阪にある「対話のある家」を中心に開催されています。

時空広場。

 

私が体験したのは5年ほど前でしょうか。その頃はまだ外苑前会場はなくて広尾の廃校での開催だったと記憶します。

数名のグループ単位で、アテンド(視覚障害者)の指示に従って行動します。

事前にインストラクションがあり、アテンドが上手に案内してくれるので問題はないのですが、視界を奪われるのは想像以上に緊張を強いられます。

それが、進むうちに目以外の五感がどんどん研ぎ澄まされていって、柔らかい草の感触やかぐわしいリンゴの香り、ブランコに乗って風に吹かれたりすることが、ものすごく新鮮な体験になっていきます。輪郭がくっきりと浮かび上がってくるというのでしょうか。そのうち距離感が掴めて人の気配に敏感になり、自由に動けるようになります。もちろん、アテンドの方の自在さにはかなわないんですけれども。暗闇こそがアテンドの方たちの暮らしている世界なので、羨ましいくらいにのびのびと行動なさるのです。当たり前と言えばそうですが、身近に接すると驚嘆します。

印象に残っているのは、一緒にいた友人が私の「手に触れた」こと。

暗闇を移動しているので、ふつうに考えれば声を発さない限り、そばに誰かいるなんて気づくはずないのですが、その時は、触れられた瞬間、その手が友人のものだと即座にわかりました。それだけではありません。触れるか触れないかの瞬間、彼女の茶目っ気やいたずら心、つまり彼女の心の動き、気配をはっきりと感じたのです。これは不思議な経験でした。後から聞いたら、友人も、私が傍にいるのが「わかった」から触ったと言っていました。全盲の方が、壁に触れる前にその存在を感じて止まったりなさいますよね。人間の持っている感覚というのは本来、それほどに繊細で鋭いものなんですね。

暗闇の中を1時間近くも移動していると、連帯感や親近感も生まれてきます。言葉も交わすほどになったのに、明るい場所に戻ったとたん、絆がぷつりと切れて元の他人に戻ってしまったのも面白かったです。光と闇は、まったく違う世界なのです。

光の海。

 

その後、友人と食事をとり、地下鉄へ向かう途中にイベントを終えたアテンドの方たちが汽車ごっこのように互いの腰を持って、縦に連なって歩いているのを目撃しました。見えない目で安全に歩くためのその知恵と統制のとれた動きに見とれたのを覚えています。

雪だるまカップル。

 

現在大阪の会場では

「誰かの幸せを願う真っ暗の中のクリスマス」

というタイトルで開催中です。

 

以上、暗闇の中の光を見ての思い出話でございました。

闇は人間を哲学者にします

興味ある方はぜひどうぞ。

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