はじめまして。
ようこそ、お越しくださいました。
楽しんでいってくださいね。
さて、しょっぱなから、↑のようなタイトルなのは訳がありまして。
先日訪れた、兵庫県伊丹市の緑ヶ丘公園には、なかなか素敵な梅林がありました。
場所柄、時折、上空を横切る飛行機の騒音をものともせず、けっこうな数のシニアの方々がお弁当なぞを広げて、和やかなひと時を過ごしておりました。梅も見ごろ、香りもすがすがしくて、ゴキゲンで写真を撮って帰りました。
ところが、それから2週間ほどしてテレビを見ていたら、この緑ヶ丘公園がニュースに。
なんとそれは、病気が発見されたために、梅林の木を残らず伐採、撤去するというものでした。まだキレイに咲いている梅の枝を容赦なくのこぎりで切り落とし、ショベルカーで根元から掘り返す映像に呆然。
伐っている業者の方々も、「この歳で、生きものである木を伐るのはツライ」とおっしゃり、最期の姿をひと目見ようと集まった近所の方々も、あまりの光景に声も出ず、目に涙をためてらっしゃるかたも多数……。
実は、私が訪れた時すでに、でっかい看板が立ってました。そこには病気の蔓延を防ぐため○月×日に梅を伐採するので、なにとぞご理解いただきたい云々、と確かに書いてありました。
でも、私はそれを「梅の全滅を防ぐ」ための窮余の一策で、ある程度、悪い枝を刈り込んで、いつかまた、キレイな花を咲かせるためのお手当てだと思い込んでいたのです。
「『桜、伐る馬鹿、梅、伐らぬ馬鹿』って言いますもんね。梅のためにはそれが良いんですよね~」
なんて、のんきに地元の人にしゃべったりしていました。
それが、ふたを開けてみれば、伐採は近隣で木の苗を育てる商売をなさっている方たちへの配慮であって、梅の木は全撤去。梅林は何もない更地になってしまったのです。今後、梅を植えるかどうかも未定とか。
わたしが、能天気に撮りまくった写真の梅たちとは、もう二度と会うことができなくなってしまいました。
それでも確かな出会いの記念に、初めてのブログで写真をアップです。