ぶらっとJAPAN

おもに大阪、ときどき京都。
足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

ツバメ返しがみられます【長谷牡丹園】

2017-05-06 20:40:14 | 

 

牡丹か芍薬か。

兵庫県宝塚市にある長谷牡丹園に行ってきました

JR武田尾駅から、ぐいぐいと山間部を抜けてバスに揺られること20分。山あいの村という形容がぴったりの牧歌的な風景の中にありました。牡丹で有名な奈良の長谷(はせ)寺とゆかりがあって『長谷』の名前になったと伝わりますが、こちらは「はせ」ではなく「ながたに」と読みます。もともと宝塚は約1000年! の歴史がある花き植木産業の町だそうで、牡丹も古くから栽培されており、明治時代にはパリ万国博覧会に牡丹を出展したんだとか。牡丹園という名ですが、牡丹だけでなく芍薬も植えられています。

時折雨も降るあいにくの天気でしたが、滴をのせた葉と花も素敵

実は牡丹よりも芍薬が好きで、こちらの訪問も芍薬が目当てでした。と言って、牡丹と芍薬の区別はよくわからず

勝手に尖った葉っぱは芍薬、平べったい葉は牡丹と決めて観賞することに(笑)。ちなみに牡丹は木、芍薬は草だそうです。帰って調べたら、蕾の先がとがり、一本に真っ直ぐ伸びるのは芍薬とのことなので、してみると上の蕾は芍薬と思われます。

これは芍薬?

これは牡丹かなあ。。。

子供の日の名残です♪

この辺りは、昭和初期(もしかするともっと前)から景色が変わっていないのではと思うほど古い家屋や蔵があり、耕作地が広がっています。蛙は大合唱、鳥もさえずりまくり、賑やかなことこの上ありません。そして、びっくりするほどたくさんのツバメが いつも見かけるツバメは狭い駅の通路や建物の間をすり抜けるように飛んでいて、しかも地面はアスファルト。こんなに伸び伸びと地面すれすれに飛んでいるツバメたちは初めてです。そう、噂に聞く「ツバメ返し」をナマで目撃 草の間にいる虫をいただいているのしょうか。動きが早く撮影は無理ですが、花そっちのけで夢中になってしまいました。地元の方たちは見慣れた光景なのか見向きもせず作業に没頭。羨ましい生活です。

 

あいにくの雨模様で長居はしませんでしたが、軽食をいただける処があったので天気がよければ、そこでのんびりと花を愛で、自然の声に耳を傾けるのも気持ちよさそうです。それにしても、この辺は山が多いですね。武田尾駅の到着直前にも長いトンネルを抜けるし、そもそも武田尾駅が山をくりぬいてそのまま駅にしてしまったような作りなので、変な緊張感があります(笑)。長谷まで行くのはなかなか大変ですが、山のパワーを感じるので今度は武田尾温泉に浸かってみたいです

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梅と青空【中山寺梅林2017】

2017-03-15 22:04:37 | 

Cherry in the sky

 

城南宮で雅びを堪能して、気持ちは梅から桜に移りつつありますが 去年見頃を逃した中山寺の梅林へリベンジに行って参りました。

満開ですね。蜜を吸いに来たヒヨドリも満足気

今日は天気雨が続く変わった陽気で、そのせいなのか空がとても青かったです。

 

中山寺の梅林は少し高台にあって、周りが開けている分、空がよく見えるのかもしれません。

春ですね。

いつもの場所にツバメが巣を作り始めました。今年はどんなツバメたちが来るのか楽しみです

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平安の雅びを味わう【城南宮の梅】

2017-03-08 21:53:30 | 

椿も見どころです♪

あちこちで梅が見頃を迎えていますね

今日はお天気もよかったので、城南宮に行ってきました。

社殿でお参りを済ませお庭に入るとあたり一面見事なしだれ梅。

先日、大阪城で見た梅を観音様に例えましたが、こちらは優美な天女です。風にそよぐ細い枝ぶりが何とも雅びで、薄いピンクの靄がかかったような景色は桃源郷もかくやという美しさ。周りからもため息とも歓声ともつかない声が聞こえてきます。

ひとつひとつはとても繊細なたたずまい。

城南宮自体の創建は794年の平安遷都に遡るそうですが、平安後期に城南宮を囲むように鳥羽離宮が建てられ、白河上皇や鳥羽上皇が院政を行った場所として有名です。城南宮は離宮の鎮守として崇められたとか。離宮は2kmにも及んだと言われる文化政治の中心でしたが、南北朝の動乱で多くが失われ、現在は離宮跡の公園や天皇陵がいくつか残っているだけだそうです。確かに竹田駅から巨大な工場や高速道路の側を通り抜け、本当にこんなところに? と不安になったころに突如として城南宮はその姿を現します。

 

満開です。

八重の花弁なのでとてもゴージャス

平日にもかかわらずたくさんの人で、老いも若きも、健康な人も身体の不自由な方も変わらず花を愛でている姿が印象的でした。花の前では皆平等です。たとえ目が不自由だったとしても、その匂いが心をなごませてくれることでしょう。

変わらない花や木の姿は、いにしえの空気を伝えてくれます。

最近、椿を見る機会が多いのですが、椿って意外に高嶺の花なんですよね。感覚としては木です。だからよくお顔が見えない。(背の低い椿もありますが。)地面に落ちてきてようやくつくづくと眺めることができるのです。昔の人はその命が尽きる間際の邂逅にあはれを感じたのでしょうか。風景のさし色としても素晴らしいですよね。実際、1枚目の写真はカメラ女子が密集する人気撮影ポイントでした。

今の時期は梅が大人気ですが、ここのお庭は『源氏物語』ゆかりの花や草木を見られることでも知られていて、あちこちに『源氏物語』の一節を書いた札が立っています。もちろん、季節があるので実物を一度に全部見られるわけではありません。けれど、ただ読んでいるだけでも、実にたくさんの植物があるのだと驚かされます。紫式部が教養の高い女性だったということもありますが、昔の人は本当によく知っていますね。きっとそれは、現代人よりも遥かに自然と人間の生活が密着していたことも一因だと思われます。花で糸を染め、実を食料にし、竹を使って道具を作る。生活に欠かせないものだから詳しくなる。そしてまた、鮮やかな花の色を愛で、地面にしっかりと根をはる木に勇気づけられてきたのではないでしょうか。愛でることについては現代人も同じです。周囲の環境から推して庭の維持にはけっこうなご苦労があるのではと勝手に心配していますが、末永く残していってほしいです。現代は、たとえばクローン技術でまったく同じ庭を再現することが可能なレベルまで来ていますが、そうやって人工的に作られたものたちと自然の植物とでは発するエネルギーが違う気がしますよね。

交通の便が若干悪いのが難点ですが、繊細な美を堪能できるとてもいい所でした。

そして鳥羽離宮は後白河法皇が平清盛により幽閉された場所であり、さらに下って後鳥羽上皇が承久の乱で兵を集めるために城南宮で行われる流鏑馬を名目に使ったりと歴史の重要な舞台でもあります。今回初めて知りましたが、鳥羽伏見の戦いもこの辺りで口火が切られたんですよね。歴史的にもとても興味深い場所なので、また改めて訪れたいです。

ひさしぶりなので長文になってしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます

 

 

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冬きたりなば・・・【大阪城公園の梅林】

2017-02-10 22:03:08 | 

春はそこまで来ています♪

ずいぶんとご無沙汰してしまいました^^;

いやあ、こんなにも天気に行く手を阻まれたのは久しぶりです。今年の雪は一体なんなのでしょう!?

しかし負けてはいられません(笑)。

本日は大阪城の梅林へ行ってきました 早咲きの梅は見ごろ過ぎ、第2弾もぽつぽつと・・・という感じでしたが、綺麗に咲いているのもたくさんありました。

やはりこういう写真は撮っておかねば

華やかです。

全体的にはこんな感じですが・・・。

蕾がぎっしり。

梅の枝ぶりが好きです。

曲線の多い幹とたくさんの細い枝が天に向かっている姿は観音様を連想しませんか? 全体に桜などに比べて背丈も低いし、なよやかな風情がとても人間ぽい。

今日は、嬉しいことに鳥との遭遇が多く、途中から梅そっちのけで、夢中になってしまいました^^;

追えば逃げるので(当たり前)、できるだけ気配を消して、動きも最小限ににじり寄っていきます。やっていることは『だるまさんが転んだ』(笑)。地味に寒さが身に染みます でもカメラを持っていても動かないと警戒を解いてちょっと近づいてきてくれたりするんです。

 

寒いですね

実は蝋梅が観たくて早めに足を運んだのですが、残念ながらすでに見ごろ過ぎ。

張りがあって綺麗な花びらです。

あらためて普通の梅と比べてみると、蝋梅は木というよりは、草が発達して強くなった低木って感じなんですね。花びらが固いのも、茎から花弁への進化の途中に見えます。

もう終わりですね。。。

巡る季節に触れることは人生の定点観測みたいなもので、何とはなしに一年前の自分のことを思い返してしまいます。この一年で自分はどんな道を歩んできたのか、もしかして後退しちゃったのか? ま、年をとったのだけは間違いないですね

去年と変わらず見える梅たちも決して同じではなく、そういう地球の営みを直に肌で感じるのは心地いいです。

全力で羽毛を膨らまし中。

今日はたくさんの鳥を見ましたが、残念ながらまたしてもメジロには出会えず(T_T)

暖かくなるころ、また来てみたいと思います

 

 

 

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梅の花がほころびはじめました。

2017-01-21 21:00:13 | 

 

寒い日が続きますが皆様いかがおすごしでしょうか。

雑事に紛れたり、体調が優れなかったりして更新が滞っておりますが、不定期でも続けていきますので、気が付いたら覗きにきてくださいね

さて、このところの大寒波到来で、朝目覚めて一面の雪にびっくり、なんてこともありましたが、そんな中、近所の梅がほころびはじめました。

ふっくらしてるのがわかりますね。

確実に春は近づいてきています。

今年は梅をたくさん見に行きたいです

 

 

 

 

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