ぶらっとJAPAN

おもに大阪、ときどき京都。
足の向くまま、気の向くまま。プチ放浪の日々。

くらしの今昔館その2 近代編

2016-03-30 21:31:40 | アート

近代編はジオラマで再現。

 

少し間が空きましたが、大阪くらしの今昔館の近代フロアーをご紹介します。

あまりいい写真が撮れなかったので迷ったのですが、面白かったのでやはりアップすることにしました。江戸(近世)編が実寸で建物を再現している一方、こちらは構造や材料の問題からか、街の再現はジオラマです。しかしこれが、なかなか凝った造りです。

よくできてます。

こうやって灯をつけて回る人がいたんですね。

立体紙芝居のようなからくり絵。

 

大阪を語るうえで欠かせない天神祭。

楽しそう♪

天神祭りはナマで見たことないですが、ぜひ行ってみたいですね。

近代といっても明治~昭和、それも戦前戦後では街の雰囲気が全く違うので、それぞれの時代別にジオラマが作られています。家の屋根をとっぱらって上から覗けるようになっていて、茶の間の団らんや台所など、当時の風俗も楽しめます。私は知りませんでしたが、川口に外国人居留地があったんですね! 

畳の部屋で団らん。

外人さん、いらっしゃ~い。

 

そして、なかでも興味をひかれたのが、城北バス住宅です。

バスに人が住んでます

 

戦後焼け野原になって家を失くした人たちのための救済措置だったようですが、この「どっこい生きてる感」がスバラシイ

やっぱり犬がいます。

なぜ石がのっているのでしょう。飛んでいってしまうのでしょうか。

ちょっと懐かしい景色。

みんなたくましい。

 

決して居心地のいい住まいではなかったでしょうが、楽しそうにみえるのは私だけでしょうか。

住めば都。生きてさえいれば、なんとかなるもんですね

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鉄斎展【兵庫県立美術館】

2016-03-29 21:46:22 | アート

建物もユニーク。

 

兵庫県立美術館で開催中の『鉄斎展』に行ってきました。2度めの訪問なのですが、前回は三ノ宮からバスだったので、今回は阪急王子公園駅からトライ。徒歩20分弱ということで、そこそこ距離はあるのですが駅前に出てた地図を写真に撮り、途中で道を尋ねたにも関わらず迷うという相変わらずの方向音痴ぶり^^; わかればどうってことない道なんですけどね・・・。

で、やっと来ましたミュージアムロード。

美術館発見!

さすがのミュージアムロードは変な(失礼)オブジェがいっぱい。

唐辛子なのか鳥なのか???

こういうオブジェの近くに塾があったりするから、神戸はハイカラですね。

さて、鉄斎展です。

ブログにも載せたことがありますが、清荒神の境内にある鉄斎美術館には2度ほど行ったことがあります。でも、実は特別に好きな画家というわけではありません。鉄斎自身も画家よりは学者と見られたかった人で、「画より賛を見て欲しい」と言っていたそうですが、私は中国の故事にも詳しくないですし、漢文も苦手なので、実はほとんど賛は読みません

画は、まあ拝見しますが、なんというか、子供の頃に近所にいた気ムズカシイおじいちゃんの説経を聞かされているみたいな感じで、古臭くて堅苦しい、なんて思いながら観ています。

でもとても気になる。

それで、今回も足を運んでみました。

メインは鉄斎美術館からの出品で、何点か見覚えのあるものがありましたが、これだけの規模で屏風のような大きな作品が何点も展示されているのは珍しいので、見応えはありました。

百聞は一見に如かずなので、とりあえず作品をば。まるで生き物のような岩。

ひょうきんな虎。

鉄斎は気ムズカシイおじさんですが愛嬌があって、ちょっと人を食った感じが画面に現れています。南画特有の、雄大な自然に点景としての人間、といった構図が多く、その自然の豪快さはハンパないです。笑っちゃうくらい人間がちっぽけ。これだけ俯瞰で世界を眺めていれば、おおらかになりますよね。かなり大胆な「イイ」性格だったと思われます。山も岩もとてもリズミカルでエネルギッシュ、今まさに地面から頭をもたげてきたような迫力で、ゴムまりのような弾力があります。適当に描いたように見えるその線は自由で滑らか、特に若い30歳頃の作品には活力がありました。

傑作と呼ばれるものは晩年の作に多いのですが、墨を塗りこめるような饒舌な画面が目につくようになり、描いたというよりも真っ黒な画面から彫り起こしたかのように見えます。鉄斎の画に惚れ込んだ洋画家が模写した作品が展示されていましたが、鉄斎の濃密な描きこみの迫力には全然かないません。あの量感は、高い技術が必要なようです。

最後に愛用の品が展示されていましたが、面白かったのは補聴器。鉄斎は生来の難聴で、晩年になって補聴器をプレゼントされ、重宝したんだとか。昔のもので、ラッパに管がついていてその先に耳に差し込む口金があるだけの、ごく簡素なつくりです。聴診器の拡大版とでもいいましょうか。「逆ビクターの犬」状態で話が聞けたと思われます。

後期には展示替えがあり、貴重な作品も展示されるようです。

ほかにも併設でいろいろな展示をやっていました。広くて全部見るのは大変ですが、面白かったです

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NIPPONにひたる ~大阪くらしの今昔館~

2016-03-25 22:22:57 | 大阪

人間国宝、故・桂米朝さんの解説で、町を俯瞰で眺めることができます。

 

ちょっと面白いところを見つけました。天神橋にある「大阪くらしの今昔館」。住まいの歴史と文化をテーマにしたミュージアムで、太秦映画村の圧縮バージョンといったところでしょうか。体験型ゆえか、お客さんの大半は海外の方。皆さま興味津々です。日本の文化に興味をもってもらえるのは嬉しいものですね

火の見櫓と物干し台。高い!

町は実際に歩くことができます。

台所。

住まいのミュージアムと銘打っているので、家の中にもどんどん入っていけます。へぇーって見渡しているうちに、反対側の出口へすっと通り抜けられる広さもナイスです。歴史的遺産ではないので、変に気を遣わず近くで見られるのもいいですね。この階は近世ということですので、だいたい江戸時代くらいの町家。井原西鶴とかの小説に出てきそうです。最近、吹き抜けのビルディングとか、行けども行けどもたどりつかない店とか疲れるところも多いので、この身の丈にあった間尺がとても居心地がいい

着付けをやってくれるので、着物姿の外国人観光客が多数。

よくできてます。犬は友達

小間物屋。櫛とか筆とか欲しくなっちゃいます。

おじゃみにぱらぱら(正式名称不明。柄がぱらぱらと変わっていく玩具)。

おじゃみもぱらぱらも子供のころに遊びました。ぱらぱらは作った覚えがあります(難しくて上手くできませんでしたが)。畳の部屋も祖母の家を思い出させる懐かしさで、自分たちの居場所は、間違いなくこの時代と同じ地平線上から続いてきたのだと思うと、歴史に血が通う気がします。

鶏を飼ってます。

京都ではこういうの今でもよく見かけます。

日が暮れてきました。

猫たち。この頃はネズミ捕りの住み込み労働者(猫?)といったところでしょうか。

 

町では一定の周期で雷が鳴ったり日が暮れたりします。なので、とても生活感があります。

普段の生活で夕焼けや雷に遭遇してもまったくそんなことはないのに、ここでは、夕焼けを見れば、遊び友達に別れを告げて「ゆうやけこやけ」を歌いながら家に帰ったこと、雷では、夕立に遭い、びしょ濡れになりながら、遊び場の神社から必死で走って帰った日の記憶が鮮明に蘇ってきました。そんなことすっかり忘れていましたが、面白い作用です。

そして月夜。

 

久しぶりに「日本らしさ」を味わったミュージアムでした

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春のリラックマ

2016-03-24 21:38:38 | その他

おめかしリラックマファミリー。

 

リラックマと阪急電車のコラボ企画がまた始まっています。

前回の記事にアクセスしてくださる方がいらっしゃるので、春版もアップです。

(前回の記事:「リラックマ号発見!」)

前回は外観だけだったので、春のリラックマは乗ってみました

つり広告がぜーんぶリラックマ。

ここも。

もちろん外側も。

 

新聞にもこのキャンペーンは紹介されていましたが、阪急電車とリラックマはなじみがよく、グッズも飛ぶように売れているそうです。確かに、あずき色と茶色がベストマッチ

関西人はほかの地域の人に比べてキャラクター好きなのも大きいとありました。へー

ほわんとした雰囲気が、春っぽくて和みますね。ちなみにスタンプラリーもやっています。あちこちの駅でスタンプを押すのも楽しそうです

 

 

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咲き始めました!

2016-03-23 22:14:33 | 

文句なしに綺麗です!

 

改めまして皆さま、いつも当ブログにお越しくださり、誠にありがとうございます。

 

行き当たりばったりな性格のおかげで、このところどうにも上手くスケジュールが組めず、「ぶらっとJAPAN」というタイトルにもかかわらず、ぶらっとな記事がアップできない中、それでも訪問して読んでくださる方がいるのはとても嬉しいです。ホントにありがとうございます。

とはいえ旅ブログにしたいので^^;

季節もよくなってきましたし、私自身もうずうずしているので、徐々にぶらっとな記事も増やしていきたいと思います。がんばります

さて、先日アップした「赤い木」のその後をアップします。中一日で固い蕾がほころび始めました

色も形もふわふわ

重みで枝が下がってきました。

 

見えてるお尻はとてもメジロっぽい。でも、これ以上近寄れませんでした

蜜を吸ってますね♪ 遠いなあ・・・ でもカワイイ

 

桜はソメイヨシノっぽいですね。満開までもう少しです

 

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