ぼ~ざん工房
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時々、チームで働きかける時に、チームメンバーが発言しているないようを、くり返し、しかも言い回しを変えて説明することを意図的にやっている。

例えば。。。。

地方でやるミニトレーニングセミナーやワークショップのディレクターをした時には、トレーナーが受講生に話した内容を、言い回しを変えて説明する。

例えば、2~3名でコンサルテーションにいくときには、他のコンサルタントがリードして話している内容を、言い回しを変えて説明する。

新たに、新しい話題を話すこともするが、どちらかと言えば、同じ内容を言い回しを変えて説明する。それは、先に話したトレーナーやコンサルタントの説明に問題があるから、言い直しているのではなく、かなり計画的に、意図的に、目的があって、そのようにやっている。それは、職場の職員研修でも、同じにしている。

●字義としての理解ではなく、イメージとして理解するため(深みと奥行き)

一番の効果は、説明を聞いている一人に深みと奥行きを持たせるため。

1つの言い回しだけで解説されると、字義としての理解にとどまって、深みと奥行きのある意味やイメージまで理解が進まないことがある。

最近、ある程度勉強して学んでも、字義として理解して意味、イメージを理解できない方が多くなっているような気がする。

いくつかの言い回しを聞くことで、1つのことを字義ではなく、意味、イメージとしてつかむということが大きな効果である。

これをしないと、字義として学んでも、応用力、般化がうまくいかないのだ。


●くり返しの効果

くり返し、くり返しの説明で、頭に残りやすくなるのも、大きな効果だ。何回も、同じことを聞く、そして実践し、またくり返し聞いていくと、基礎力と応用力がつく。

しかも、毎回言い回しが変わるので、最初はイメージが難しいが、暗記的に覚えるのではなく、何回も何回も、その内容について考える回数が増える。


●柔軟な学び

以上の効果によって、学びに深みと奥行きがでてくる。

1つの意味を、まず字義としてとらえる。

それは、まず情報が入ったにすぎない。

同じ内容(意味)について、違った言い回しで聞くことを繰り返す。
さまざまな角度でイメージをつかむ。様々な例え話や関連ケースについて話をする。
さらに自分の経験と結びつける。
またくり返し聞く。

以前、行動援護チームの仲間が、自分の職場に来て、驚いたのは、構造化のアイデアではなく、支援について、多くのスタッフが柔軟に解説ができることであった。
また、昨日と今日、広島のコンサルテーションなんだが、若いコンサルタントが本当に、理解の柔軟さをもって、良い仕事をしてた。

蛇足の話をすると、コンサルテーションで、ついつい私もたくさんの解説をするが、効果はあまりない。2~3個の重要な課題について、くり返し、様々な角度からしつこく情報提供をした方が効果があるように思う。


周囲から 「うざい」と思われるが、やっぱり、何度も何度も同じ視点で言い続け、マニアックな世界に走らず、くり返し、くり返し、実践を続けることは、これからも続けていきたい。

って、器用なやり方ができないだけ。真面目に継続的しかできないから。
たぶん、この業界では、器用にいろいろな答えをだすスパーバイザーは人気だろう。でも、私は、、、

不器用に、継続的に、成功感はチームで!

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