時々『フレームワークを活用した自閉症支援』のフレームワークシートの活用例を紹介しています。
本日は、個別支援計画での自立課題アセスメントシートの活用の1つの例を紹介します。
個別支援計画の中で短期目標を考えると思うのですが、それを自立課題アセスメントシートを活用する例です。これは、先日何人かとディスカッションして浮かんだアイデアです。
このブログ記事とあわせて記入のイメージとして『フレームワークを活用した自閉症支援』の88~89ページをご覧ください。
そんな難しい話ではありません。
【プランニング】
1.ある一定の期間(うちの通園施設では3ヶ月)に課題となることを自立課題アセスメントシートの「項目(行程・活動 等)」の欄に記入します。
2.次にその課題が現在達成できてない要因や本人の様子を「課題及び支援の必要性」に書き出します。
3.次にその課題に関係のある本人のスキル・できている部分を「活用できるスキル」に書き出します。
4.「課題及び支援の必要性」の項目と「活用できるスキル」を参考にして、それを達成するための指導・支援の計画を立てます。
※ここで『フレームワークを活用した自閉症支援』を熟知している方はわかると思うのですが、上で出来たプランニング1つ1つは、さらに1枚以上の『自立課題シート』『自立課題アセスメント』『氷山モデルシート』『行動支援シート』を活用して詳しい支援計画を立てることを推奨します。
※各年代の課題の例としては『フレームワークを活用した自閉症支援』の84~85ページをご覧ください。
※できれば『フレームワークを活用した自閉症支援』の96~100ページも参考にしてください。
【モニタリング】
※モニタリングは、短期目標の課題が一定の期間(うちの通園施設では3ヶ月)で達成できたかどうか、達成できなかった理由を考えて次期の短期目標につなげます。
1.モニタリングしてPEFの項目に評価をします。(評価に関しては『フレームワークを活用した自閉症支援』をご覧ください。)
2.達成しなかったものの中の「もう少し」のものは次期の短期目標の『自立課題アセスメントシート』に書き込みます。
3.達成しなかったものの中で「かなり難しい」ものは、スモールステップの内容を考察して次期の短期目標の『自立課題アセスメントシート』に書き込むか、線で消します。
【プランニング】→実施→【モニタリング】を繰り返していくわけです。
私のチームや職場、コンサルテーション先では、もう少し細かいプロセスや視点でプランニングしますので別の様式を活用しています(これについて書籍にしていと考えていますが、まだ具体化していません)。
しかし上記の方法でもかなり短期目標の支援計画が具体化すると思いますので、是非『フレームワークを活用した自閉症支援』を事業所で活用してみてください。
※基本的にシートの改編等はご遠慮いただいていますので改編せずにご使用ください。
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