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レンプクソウ・1~花

 ガマズミ科(←レンプクソウ科)レンプクソウ属の「レンプクソウ(連福草)」。レンプクソウ科はこれまではレンプクソウ1種だけの小さな科だったが、植物分類の新APG体系では、スイカズラ科のニワトコ属やガマズミ属を従える大所帯になった。そのため、是非その科の親分のご尊顔を拝したいと思っていたが、当地の植物に詳しい方の情報で見つけることができた。レンプクソウは草丈が10センチ程度で茎の先端に花径5ミリほどの黄緑色の花を5つ付ける。そのため「ゴリンバナ(五輪花)」の別名もありオリンピックに相応しい名前ではあるが、何とも地味な色合いではある。これは堀之内地区の農道脇に咲いていたもの。既に花は終盤で、わずかしか残っていなかったが、これから果実も観察していこう。
 さてレンプクソウ科のその後の顛末だが、上記のように一旦は大きな所帯の親分になったが、科名はガマズミの名が優先されることになり、ガマズミ科に統一された。
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コケリンドウ・2~開花

 鑓水の野原で見られる「コケリンドウ(苔竜胆)」。リンドウ科リンドウ属の越年草もしくは二年草で、写真ではフデリンドウに似ているように見えるが、フデリンドウより更に小型で花色は少し明るい。また決定的に違うのは萼片で、写真ではややわかりにくいが、フデリンドウに比べてコケリンドウの萼片は反り返っている。この界隈ではここでしか見られず、毎年春、晴れた日にここを訪れて開花を確認している。
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