goo

カタクリ・5~一年生

 頭に種子の殻を付けて伸びている「カタクリ(片栗)」。ユリ科カタクリ属の多年草で、写真は去年の種子が発芽した一年生。茎の長さは7~8センチはありそうだ。カタクリの1年目はこの細い茎で終わり、2年目から1枚葉が出てくるが、一年生の下に何枚か二年生が見える。そして毎年少しずつ鱗茎に栄養を溜め、7~8年目に2枚葉を付けてようやく花が咲く。
 さて今日、新元号が“令和”に決まった。万葉集の一文の『初春令月 気淑風和』を引用したもので、とても良い響きと意味である。令月という言葉は初めて知った。何をするにも良い月とのことだ。“嘉辰令月(かしんれいげつ=めでたい月日のこと)”という言葉も覚えておこう。外野は新元号予想で騒がしかったが“令和”は誰も予想しなかったようだ。選定を委嘱された学者の先生方には敬意を表したい。いよいよ平成時代はあと1ヶ月。このカタクリ一年生が花を咲かせるのは令和8~9年頃になるだろう。まだまだずっと先。
コメント ( 14 ) | Trackback ( 0 )

タンチョウソウ

 ユキノシタ科タンチョウソウ属の「タンチョウソウ(丹頂草)」。蕾の先が赤くなることから丹頂鶴に因んで名付けられた。残念ながら写真の花はすべて満開で赤い蕾が残っていなかった。山地の岩場に生育し葉の形がヤツデに似るために「イワヤツデ(岩八手)」の名前もある。これは東京薬科大学“自然観察路”のもの。
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )