キリ・1~高木

 蓮生寺公園の入り口にあった「キリ(桐)」の樹。通り過ぎるところだったがプレートがついていたのでじっくりと観察。そこそこ大きく育っていて、樹齢が気になるところ。『果たしてこのくらいの樹で嫁入り道具のタンスができるのだろうか。20年ほどでこのくらいだったら、2本は必要?』 などと、娘もいないのに余計な心配。『いや娘がいなくても孫ができたら・・』 とまだ10年も先のことを妄想するが、そもそも我が家の庭では場所がない。まあ “桐の小物入れ” がいいところ。
 ゴマノハグサ科ということだが “桐” に “草” はどうも不似合い。ゴマノハグサと言えば、少し前に名前解明で苦労したリナリアが同じゴマノハグサ科。このキリの樹にはどうもつながらない。
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キブシ・1~実

 首都大学の「キブシ(木五倍子)」。今年初めて知った樹なので観察意欲十分。苦労して名前を探し当てたことも親近感。別にお歯黒に興味はないが、 “五倍子” という字を “フシ” と読ませる雑学知識も増えた。少し前まで緑色だったのがだんだん黄色くなってきた。この樹も花を見たことがないので、来春まで観察は続く。
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ハギ・2~実

 「ハギ(萩)」がようやく実を付けた。エニシダやヌスビトハギなど、マメ科の皆さんはなかなか個性的で興味深いが、ハギの実は平べったくてサヤの中に一つの種子。
 ところでハギは万葉集で最も多い141首の歌が詠まれているとのこと。『それでは小生も一首。』 と、頭をひねってみても、すぐに和歌を詠めるほどの風流は持ち合わせていない。
 ならば俳句で、『ビールには 萩の種より 柿の種』・・・・お粗末。
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ベニスモモ・1~葉

 蓮生寺公園の森の縁にあった「ベニスモモ(紅李)」の大樹。樹全体が濃い赤紫色でひときわ目立っていた。色合いは梅干に使うアカジソそっくり。
 『スモモもモモもモモのうち』 だが、スモモもモモもベニスモモもバラ科サクラ属。サクラのように春に綺麗な花を咲かせるのだが、ここで咲いていたことは気がつかなかった。またまた来春の宿題追加。
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散歩道~蓮生寺公園コース・2

 最近のウォーキングは、どうも植物写真撮影に偏りがちで、その効果にやや陰り。台風接近と秋雨前線の影響で朝から霧雨模様だが、間隙を縫ってウォーキング決行。久しぶりに蓮生寺方面を目指した。ここに手押しポンプの井戸がある。と言っても子供たちが遊ぶ公園なので穴はなくポンプだけ。手押しポンプは珍しく、なかなか風情があるが、公園の飾り目的でいまひとつ生活感がない。何となく中途半端な風景。
 ところで今日の本当の目的はフジ。花しか知らないフジに実がつくことを知ったので、霧雨模様にもかかわらずここの藤棚に確かめにやってきたわけ。しかし藤棚を見上げても実は一つも見当たらない。時期が違うのか、種類が違うのか、納得がいかないまま、雨の中をトボトボと帰ってきた。
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ウツギ・1~実

 「ウツギ(空木)」の実はあまり目立たず地味な色合い。初夏の頃の花の鮮やかさとは対照的。ウツギの名前は枝が中空になっているとのことだが、まだ確かめていない。藪の中の樹とは言え、ここは首都大学キャンパスの敷地。勝手に枝をポキリとはいかないだろう。
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ニラ・1~道端

 こういう花を見るとすぐセリ科と思い込んでしまう。夏にヤブジラミをイブキゼリと間違ってからセリ科はどうも苦手意識。図鑑で調べてもなかなか辿り着かない。近くの畑には同じ花がありこれはそのこぼれ種らしい。葉の形に注目すればセリ科ではないと気がつかなければいけないのに・・・。そう、これはお馴染みの「ニラ(韮)」。そういえばこれよりはぐっと小さいが、春先に咲いていたハナニラと花弁の形が同じ。ここ2~3週間、この花の名前で悶々としていたが、ようやく解決してほっと一息。 “ニラレバ炒め” でも食べたい気分。
 ところでそのヤブジラミを調べていると、その実が衣服にくっつく “ひっつき虫” ということなので、確認のため首都大学に行ってみたら、何とすっかりきれいに刈られて跡形も無くなっていた。あれは本当にヤブジラミだったのか。セリ科の悩みはまだ続く。
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アオハダ・1~実

 モチノキ科モチノキ属の「アオハダ(青膚)」。落葉樹でモチノキ属というのも妙な気がするが、赤い実のつき方はクロガネモチなどによく似ている。
 この写真を半月ほど前に首都大学方面で撮ったのだが、例によってすぐには名前が分からず、そのままにしておいたもの。ところがどうやらアオハダではないかと見当がついてきた。アオハダの名の由来は幹を少し削ると樹皮の下から葉緑素のある木肌を見せるからとのこと。実はそれを確かめたくて、写真を撮ったあたりをコインを握り締めて樹を探しているのだが見失ってしまった。傷つけられるのを察知して身を隠したのか。
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ヨウシュヤマゴボウ・2~完熟

 「ヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)」は2回目だが、前回は実が熟す前。今度はしっかりと熟したものがあったので、とりあえず再登場。まさにインクベリーの名の通り、インク壺に入れればそのまま使えそうな色。
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コブシ・2~赤い実

 「コブシ(辛夷)」の果実が割れて赤い種子が顔を出している。割れる前はほんのり赤みがあって、形はともかく赤ちゃんのほっぺたのような色。ところが果実が割れて赤い種子が見え、やがて地面に落ちてしまうと、失礼ながら何とも見苦しい。しかしまた早春のあの綺麗な花を見せてくれると思うと、コブシに感謝しなくてはいけない。まあ今年もご苦労さんでした。
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