イボクサ・2~水辺

 花径はわずか12~13ミリほどの「イボクサ(疣草)」。可愛らしい花に少し可哀想な名前だが、この葉の汁を使って “イボ” を取る薬として利用されていた。軟膏のイボコロリにはこの成分が入っているのかもしれない。6本の雄蕊のうち青紫色の長い葯を持つ3本が完全雄蕊で、葯の短い3本が仮雄蕊。湿地に生える一年草で、ここは蓮生寺公園の水辺。ツユクサ科イボクサ属だが、このブログでは “カワイソウナ(可哀想名)属” に分類している。
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キバナアキギリ・2~名前

 蓮生寺公園の藪の中でひっそり咲くのは「キバナアキギリ(黄花秋桐)」。シソ科アキギリ属の多年草。 “桐” に似た唇形花で秋に咲くためこの名前。しかし山野の木陰など咲く場所を思うと “霧” の字を当てても良いような雰囲気もある。花の先端から伸びているのは雌蕊の花柱。
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