イヌシデ・3~黄葉

 先日見たのは紅葉だったが、これは黄葉の「イヌシデ(犬四手)」。そもそもなぜ葉の色が変わるのか調べてみよう。
 葉が緑色に見えるのはクロロフィルという色素のためだが、葉の中にはクロロフィルの他にカロチノイドという黄色い色素が含まれている。秋になると葉緑体の分解でクロロフィルも分解されて緑色の色素が無くなり、残ったカロチノイドの色素によって葉が黄色く見える。
 秋に葉が落ちるのは葉柄の基部にできる “離層” という特殊な細胞によるが、この離層によって葉から茎への物質の移動が妨げられる。葉が赤くなるのは離層によって葉に溜められた糖分がアントシアンという紅色の色素に変わるため。また葉が褐色になるのはタンニンなどによるが、これはカロチノイドと同じく元々葉に含まれている物質とのこと。
 ところで、記事を書きながら気分良くアルコールを摂取していたので、顔は赤い色素でいっぱい。
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コナラ・8~紅葉

 これも黄葉と紅葉の区別が難しい「コナラ(小楢)」。ブナ科の落葉樹で、武蔵野の雑木林の代表格。少し先太りの葉と、縦に割れる樹皮を見れば、すぐにコナラだとわかる。
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ケヤキ・4~葉の色

 首都大学キャンパスは今まさに「ケヤキ(欅)」の絨毯。樹が大きいのでその落ち葉の量も半端ではない。ところでこのケヤキの色は、黄葉と言っていいのか、紅葉と言っていいのか、なかなか表現が難しい。
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