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キットテスター

2022年09月23日 10時24分48秒 | Radio

 kaise社のキットテスターを作ってみました。

 AMAZONから到着して、梱包の袋から出したら箱の糊が取れていました。

 パーツに変形はなさそうなので作ろうと思ったら、大変です!!説明書が有りません!!!

 ピンチです。アマゾンで調べると「クレーム」は全て返金処理のようで、また買い直すのは面倒です。

 だいたいこの品物で5日もかかっているんです。

 kaise社にメールで連絡を取ると、早速対処していただきました。

 型番はKF-30KIT、とてもコンパクトです。しかし、組立・取扱説明書はA4版40ページです。

 最初は箱が開いてしまい箱から落ちた、と思っていました。

 が、説明書を二つに折って箱には入りません。三つに折るとかなりかさ張ります。

 箱の外についていたのが別々になって、部品の入った箱だけが届いたようです。

 抵抗は22本、ダイオード4本は基板にマークが有るので順に差し込みます。

 オレンジのコード2本は、説明書が無ければどこに行くか?ピンチでした。

 使用したハンダは「銀ハンダ」、銀メッキ部品用ですが、基盤は金メッキです。

 まあ、板金用ハンダを使うより良いでしょう。と言うより家にはこれより良いハンダはありません。

 付属のハンダは多分フリーハンダと思われます、「信頼性」と「低抵抗」から銀ハンダを使いました。

 融点は「共晶」の183度より低くて173度だそうです。

 鏝の設定温度は350度、融けてから3秒後に鏝を外します。

 大きな測定リード差込口は取り付け済みでした。

 抵抗器は金属皮膜抵抗の誤差1%品。

 「抵抗は、ハンダ付けしてから、リード線をニッパーで切ってください。」と書いてあります。

 しかし、接続を確実にするには、リード線を切ってからハンダ付けが常識だそうです。

 「パチン」と切った「ショック」をかけてはいけないのだそうです。

 音響機器メーカーの基板はハンダの前に切って曲げてあります。これを見習いましょう。

 先を横に折り曲げてあるので富士山型より膨らんでしまいました。

 でもハンダにつやがあります。信頼性はこの方が上だと思います。

 切り替えスイッチの接点は金メッキで信頼性向上です。接点用オイルを塗っておきました。

 ブラシを取り付けの際はダイヤルのボールにグリスを多く着けて落ちないようにしました。

 完成です。

 上側の抵抗をはりつけたシートに残っているのは、確認用の抵抗2本です。

 120VレンジでAC100Vを計って100.0V線の真上です。

 300VレンジでAC100Vを計って102.5V表示。

 テスターの誤差は差の数字をフルスケール目盛で割るので、+0.8%なのでデジタル並みの性能でした。

 メーカーの許容差はAC電圧測定では±4%、十分クリアーしています、測定器メーカーってすごいんですね。

 組み立てただけで校正は不要です。というより抵抗を取り換えなければ修正はできません。

 工業高校学生さんの練習用ですが、一般人の我々にも面白かったです。

 メーターはミラー付きの本格派です。


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