kaise社のキットテスターを作ってみました。
AMAZONから到着して、梱包の袋から出したら箱の糊が取れていました。
パーツに変形はなさそうなので作ろうと思ったら、大変です!!説明書が有りません!!!
ピンチです。アマゾンで調べると「クレーム」は全て返金処理のようで、また買い直すのは面倒です。
だいたいこの品物で5日もかかっているんです。
kaise社にメールで連絡を取ると、早速対処していただきました。
型番はKF-30KIT、とてもコンパクトです。しかし、組立・取扱説明書はA4版40ページです。
最初は箱が開いてしまい箱から落ちた、と思っていました。
が、説明書を二つに折って箱には入りません。三つに折るとかなりかさ張ります。
箱の外についていたのが別々になって、部品の入った箱だけが届いたようです。
抵抗は22本、ダイオード4本は基板にマークが有るので順に差し込みます。
オレンジのコード2本は、説明書が無ければどこに行くか?ピンチでした。
使用したハンダは「銀ハンダ」、銀メッキ部品用ですが、基盤は金メッキです。
まあ、板金用ハンダを使うより良いでしょう。と言うより家にはこれより良いハンダはありません。
付属のハンダは多分フリーハンダと思われます、「信頼性」と「低抵抗」から銀ハンダを使いました。
融点は「共晶」の183度より低くて173度だそうです。
鏝の設定温度は350度、融けてから3秒後に鏝を外します。
大きな測定リード差込口は取り付け済みでした。
抵抗器は金属皮膜抵抗の誤差1%品。
「抵抗は、ハンダ付けしてから、リード線をニッパーで切ってください。」と書いてあります。
しかし、接続を確実にするには、リード線を切ってからハンダ付けが常識だそうです。
「パチン」と切った「ショック」をかけてはいけないのだそうです。
音響機器メーカーの基板はハンダの前に切って曲げてあります。これを見習いましょう。
先を横に折り曲げてあるので富士山型より膨らんでしまいました。
でもハンダにつやがあります。信頼性はこの方が上だと思います。
切り替えスイッチの接点は金メッキで信頼性向上です。接点用オイルを塗っておきました。
ブラシを取り付けの際はダイヤルのボールにグリスを多く着けて落ちないようにしました。
完成です。
上側の抵抗をはりつけたシートに残っているのは、確認用の抵抗2本です。
120VレンジでAC100Vを計って100.0V線の真上です。
300VレンジでAC100Vを計って102.5V表示。
テスターの誤差は差の数字をフルスケール目盛で割るので、+0.8%なのでデジタル並みの性能でした。
メーカーの許容差はAC電圧測定では±4%、十分クリアーしています、測定器メーカーってすごいんですね。
組み立てただけで校正は不要です。というより抵抗を取り換えなければ修正はできません。
工業高校学生さんの練習用ですが、一般人の我々にも面白かったです。
メーターはミラー付きの本格派です。