今年になって初めて富士山を撮影することができました。
よく見えた日はあったかもしれませんが、忙しくて見に行く暇がありませんでした。
沖は白波が立つほど西の季節風がありますが、城山の上では、西側の展望台だけでした。
梅園は梅の花が咲いてきています、南側の斜面なので風があたらず、登ってゆくと汗がにじみます。
富士山の右の裾野の手前に見える山は、箱根外輪山の明神ヶ岳、明星ヶ岳でしょう。
左の裾野付近の山は大観山など箱根から湯河原と田方郡の県境と思われます。
真鶴半島は富士山の正面です。
石橋山の合戦で敗れた源頼朝が、富士山を真後ろに見てまっすぐ逃げてきたことがよくわかります。
地元の漁師だったら、「富士山」と「大島」を見れば「安房の大山」の見当くらいつきますからね。
海岸近くを船で行くと、各港で漁師が海を眺めています、漁師は海と空を見てお天気を判断します。
その漁師に見つかったら、漁師にとって源氏も平家もありません、通報してお小遣いもらった方が良いわけです。
だから、絶対海岸には近づかず、少数の船で安房を目指したはずです。
源頼朝が安房の国へ逃げれば何とかなると思ったほど、安房には財力と人材があったんですね。
上総の介も千葉の介も、口先だけで従えと言われても従うわけは無いですよね。
時の権力に逆らい倒すのです、その覚悟を決めるだけの財をもらったはずです。
また、長狭六郎を鴨川の一戦場で一気に滅ぼしてしまう強さを見せつけ、上総の介を従わせたのでしょう。