ミズキ科 ヤマボウシ属 ヤマボウシ
本州から四国、九州に分布する落葉亜高木、山地の湿った場所に自生します。
同属のハナミズキが公園樹や街路樹として植栽されていますが、病気に弱いため日本に自生しているヤマボウシを植栽する場合があります。
葉は対生、先のとがった卵形で葉脈の側脈は縁の方に曲がって先端に向かう形です。
縁はなめらかですが波打ちます。
花は、大きな4枚の白い花弁に見えますが、白い総苞で紅紫色の模様がつきます。
総苞の中心に球形の集合花があります、緑色の花弁は4枚、雄しべ4本があります。
上の写真では、花弁や雄しべは落ちて柱頭しか見えませんが、下の写真では集合花の雄しべが見えます。
花は少し大きくなって紅色の集合果となります。
名前は白い総苞が山法師の頭巾のように見えることからだそうです。