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房総アマチュアラジオクラブ
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タイサンボク

2020年06月30日 10時29分39秒 | 樹木

 モクレン科 モクレン属 タイサンボク

 北アメリカ原産の常緑の高木で、明治時代に日本へやってきたそうです。

 葉や花が大きく、お寺や公園などで見られます。

 葉は互生、幅5センチから10センチ、長さは10センチから25センチあります。

 表面は光沢があり厚い革質、裏面は細かい毛があり、周りはなめらかです。

 萼と花弁の区別がなく、白色の花被片が9枚開きます。

 花の中心に雌しべが穂のように集まり、その周りを雄しべが囲みます。

 下の写真で、左の花は雌しべ穂の右側に数本の雄しべが残っています。

 右側の花は、花被片が落ち、雌しべの先が黒く枯れ始めています、付け根の紅色のところが雄しべの付いていた痕です。

 毛におおわれた果実がふくらみ、秋になると紅色の種子が落ちます。

 


サトキマダラヒカゲ

2020年06月28日 10時38分02秒 | 動物

 ジャノメチョウ科 ヒカゲチョウ属 サトキマダラヒカゲ

 北海道から本州、四国、九州の平地から低山地に分布します。

 「キマダラヒカゲ」とよばれていた種が「サトキマダラヒカゲ」と「ヤママダラヒカゲ」に分類されたそうです。

 「ヤマ・・」は山岳に多く、「サト・・」は平地から山地にすむそうです。

 写真は後羽の付け根上部にある白丸3個が並んでいるのと、後端部にある蛇の目の黄色い縁取りが太いので「サト・・」としました。

 成虫は樹液を吸い、幼虫はタケ、ササを食草とするそうです。


ヒメアカタテハ

2020年06月27日 11時35分27秒 | 動物

 タテハチョウ科 ヒメアカタテハ属 ヒメアカタテハ

 北海道から本州、四国、九州に分布するチョウです。

 草地や林に周辺で見られ、関東地方以南では成虫で越冬するそうです。

 黒色と橙色がきれいです、後ろ羽の裏側には目のような模様が並びます。

 幼虫の食草はヨモギやハハコグサです。

 

 


ムラサキシキブ

2020年06月25日 10時56分12秒 | 樹木

 シソ科 ムラサキシキブ属 ムラサキシキブ

 北海道から本州、四国、九州に分布する落葉の低木です。林の縁や崖地で見られます。

 高さは2メートルから3メートル、株から細い茎がのびて枝分かれします。

 葉は対生する卵形、先がとがりまわりには細かい鋸歯があります。

 葉の付け根付近から花枝をだし、細かく枝分かれして花がさきます。

 花はうすい紅紫色で筒形、先は4枚に分かれて開きます。

 花粉が入った黄色の葯を持つ雄しべは4本、花の外にのびます。

 雌しべの花柱は1本、雄しべより長くのびます、先に黄色い葯がないのでわかります。

 秋には紫色の丸い実が多数つきます、紫色がきれいなところから「紫式部」とよばれるそうです。

 下の写真はコムラサキです。

 シソ科 ムラサキシキブ属 コムラサキ

 本州から四国、九州に分布する落葉の低木です。少し湿った場所で見られます。

 高さはムラサキシキブより少し低く2メートルくらいで、枝先がのびてくると垂れ下がります。

 葉は対生する卵形、先端はとがります、まわりの鋸歯は先端側の半分しかありません。

 葉の付け根の数ミリ上から花枝がのびて枝分かれします。

 花はうすい紫色で筒型、花の先は4枚に分かれて開きます。

 雄しべは4本、雌しべは1本ありますが、雌しべの花柱は雄しべと同じくらいの長さで目立ちません。

 ムラサキシキブは葉の周りに鋸歯があること、雌しべの花柱が長いことなどでわかります。

 コムラサキは鋸歯が葉先側だけで柄側はなめらかなこと、雌しべの花柱が雄しべと同じくらいです。

 花の咲くのはムラサキシキブの方が半月くらい早いです。

 コムラサキの方が高く伸びず、花や実の付き方が良いので、庭園で栽培されているのはコムラサキです。

 


いつもの城山公園です

2020年06月23日 19時08分03秒 | 名所

 いつもの城山公園、日曜日の写真です。

 自粛解除されたあとの日曜日なので、家族連れが登ってきました。

 市内や隣の南房総市の人でした。外に出かけられなかった子供たちがにぎやかでした。

 湿度が高いため、富士山は見えません。

 三浦半島もやっとシルエットで見える程度です。沖の船も霞んでいますね。

 館山港にはしばらく留守をしていた若千葉丸が帰っています。(青いファンネルに白い千葉県マークがあります。)

 館山湾内にはJAMSTECの調査船が2隻入っていました。

 写真左側はJAMSTEC海洋開発研究機構の「新青丸」、右側はJAMSTECの「よこすか」です。

 ○「新青丸」 東日本大震災復興関連事業として東北の漁場復興のための観測調査船です。

 海洋環境、気象、海底地形の調査観測を行います。

 全長66m 幅13m 深さ6.2m 喫水(ソナー含)5m 総トン数1,635t 速力12kt

 機関1300kw2基 アジマス推進器2基 バウスラスター

 アジマス推進器は舵がなく、スクリューの向きを変えて船尾側を前後左右に動かすことができます。

 船首のバウスラスターは船首側の向きを左右に動かすことができます。

 この二つの装置で船を定点に止めておくことができ、その操作はブリッジから一人でできるそうです。

 

 ○「よこすか」 有人潜水調査船「しんかい6500」の調査支援母艦です。

 全長105.2m 幅16m 深さ7.3m 喫水4.7m 総トン数4,439t 速力16kt

 機関2206kw2基 可変ピッチプロペラ2基 

 船尾に「しんかい6500」を引き上げるA字型クレーン装備

 後部甲板には、引き上げたしんかい6500を整備するための格納庫があります。