カマキリ科 カマキリ属 チョウセンカマキリ
本州から四国、九州に分布するカマキリです、国外では朝鮮半島と中国に分布します。
写真は、まだ羽根もない幼虫ですが、かなりの大きさがあり、前脚の付け根に模様が無いことからチョウセンカマキリとします。
カマキリは卵鞘とよばれるスポンジ状のかたまりの中に卵を産み付けます。
卵から孵化した幼虫は「前幼虫」と言う状態で、脚や触角のない状態です。
卵鞘から外界へ出ると脱皮して、脚や触角のあるカマキリの幼虫になりますが羽根はありません。
幼虫は小型の昆虫を食べて、数回の脱皮を繰り返して大きくなると羽化して成虫になります。
一つの卵鞘から孵化するのは数百匹ですが、成虫になれるのは数匹だそうです。
カマキリの特徴は、前脚が鎌のように変化して昆虫をとらえやすく発達しています。
頭部は複眼が発達して顎も強くなっています。首は柔軟で頭部が自由に動きます。
羽根は退化して、体の重い雌は飛ぶことができず、細身の雄が飛ぶ程度だそうです。