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ウラシマソウ

2022年03月30日 10時53分02秒 | 野草

 サトイモ科 テンナンショウ属 ウラシマソウ

 本州から四国、九州に分布する多年草、林の縁や木漏れ日のさす林内で見られます。

 地下に「サトイモ」のような球根を持ちます。

 春に葉を1枚だします、葉柄が30センチから60センチに立ち上がり、小葉10枚前後の鳥足状に広がります。

 小葉は細長い卵形で先がとがり、縁は波打ちます。葉は夏には枯れてしまいます。

 花は葉の付け根から花茎をのばして、仏炎苞とよばれる筒形で蓋のついた花がさきます。

 花は葉の下にさき、葉より高くはなりません。

 花は白色に褐色の模様がつきます。本来の花は仏炎苞の中で、肉穂花序となります。

 肉穂花序の先は付属体で、これが仏炎苞の外まで細長くのびます。

 これが浦島太郎の釣竿のように見えるので「ウラシマソウ」と名前がついたそうです。

 花には雄花と雌花があります、若い個体は雄花、成長した個体は雌花となります。

 秋には葉が枯れ、仏炎苞も落ちて、紅色のトウモロコシのような果実になります。

 向こうを向いています、長い付属体「釣竿」が見えます。

 


今日の城山公園です

2022年03月28日 15時36分06秒 | 名所

 今日の城山公園です。

 午前中は晴れて風も無く良いお天気でしたが、午後はあいにく曇ってきました。

 月曜日で平日、博物館はお休み、それでもお客さんは大勢お出でです。

 桜の写真は晴れた青空のバックがきれいですが、こんな時は富士山が見えないんですよね。

 山頂はまだつぼみが多数です。

 博物館入り口は満開です。

 児童公園も半分以上さいています。

 登り口はお店の準備もできていますよ。

 東側登り口の名所「桜のトンネル」は菜の花が置かれて彩が鮮やかになりました。

 館山は桜の開花が東京より少し遅れます、100キロ以上南にあるのに年間が暖かすぎるのです。

 桜にとって、春の兆しの変化がはっきりわからなくなってしまうんですね。

 桜も、人間も、ぬるま湯の中でますますボケそうです。


オオシマザクラ

2022年03月27日 10時26分01秒 | 樹木

 バラ科 サクラ属 オオシマザクラ

 関東地方南部、伊豆半島、伊豆諸島に分布する落葉の高木です。

 材が堅く、火持ちが良いので薪や炭の原木とするため植林もされました。

 葉は、桜餅を包むのに6月頃採取して塩漬けにして使われます。

 オオシマザクラは、エドヒガンとの交配でソメイヨシノが造られました、カンヒザクラとの自然交配でカワズザクラが発見されました。

 高さは5メートルから15メートル、花が開くのと同時に葉ものびてきます。

 葉は互生、卵形で先端が尾状に長くのびるのが特徴です、縁には重鋸歯があります。

 枝先に3個から4個づつ花柄をのばして花がさきます。ソメイヨシノより半月ほど早いです。

 白色の花弁は5枚、大きく開きます。雄しべは多数あります。

 花のあと果実になります、うすい黄緑色から紅色、黒色と変化して熟します。

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昨日の城山公園です

2022年03月25日 10時41分56秒 | 名所

 昨日の城山公園です。

 相変わらずお客様は多いです。平日にもかかわらずです、「まん防」が終了したからでしょうか。

 まん防が終了しても日本中で毎日何千人も感染して、何十人も死んでいます。

 これって異常事態じゃないの?、「経済」の元に人命が軽んじられていませんか。

 

 さあ、気を取り直して、春分を過ぎたら暦のとおりです、急に暖かくなってきました。

 頂上まで登ってくる人は、コートを脱いで置いてきた人もいます。

 でも、時折吹く北寄りの風は年寄猫にとっては骨身に刺さるので上着は脱げません。

 写真でもお分かりと思います、頂上の桜はつぼみがどんどん膨らんできています。

 富士山はご覧のとおり、暖かい日は良く見えません。でも頂上だけ雪を冠っているのが見えます。

 児童公園の桜は何本かさいてきています。

 こちらが『城山公園桜開花基準木」この木の花が5個咲くと開花宣言を出すのです。

 3月19に開花宣言が出されていますので、ご覧のとおり半分ほどさいています。

 開花情報は、「館山城・城山公園」で検索すると公園管理事務所のページが見られます。

 


ミチタネツケバナ

2022年03月23日 11時06分35秒 | 野草

 アブラナ科 タネツケバナ属 ミチタネツケバナ

 ヨーロッパ原産の越年草、公園や空き地、畑など全国で見られるようになっています。

 在来種の「タネツケバナ」は、水田や用水路など湿った場所で見られますが、「ミチタネツケバナ」は、乾いた道の方で見られるということで名前がついたそうです。

 根出し葉は斜めに立ち上がります、円形で2箇所の小さな切れ込みのある小葉が3対から5対あります。

 根出し葉の中心から花茎が真っ直ぐ立ち上がります、白色の花弁は4枚、雄しべは4本、花が終わるころには次の花がさいています。

 花のあと花柄が少しのびて莢の中に種子ができます、茎は花をさかせながら上にのびて行くので、小さくても菜の花のような姿になります。

 花柄と莢がのびるので、今さいている花より莢が上にのびます。

 花柄が茎に近く斜めにのびるのと、莢が花より高くなるのは「ミチタネツケバナ」の特徴です。