キク科 ニガナ属 オオジシバリ (大地縛)
日本全国に分布する多年草、湿地に群生します。
群生して「地を縛る」から「ジシバリ」の名が付いたようです。
「ジシバリ」より大きいのが「オオジシバリ」、「ジシバリ」の葉は丸く、「オオジシバリ」は細長いです。
株元の葉には切れ込みがありますが、茎に付いた葉の縁は滑らかです。
花言葉 質素、普通、いつもと変わらぬ心。
お食事中なのは、黒い体に白い縞模様があるので、ハナアブ科の「クロヒラタアブ」のようです。
セリ科 ヤブニンジン属 ヤブニンジン (藪人参)
日本、シベリアからインドまで分布する多年草、山林の日陰で見られます。
葉がニンジンに似て、薮に生えているのでこの名が付いたようです。
花は白色の5弁花、中心に集まるのは雄花、周囲に両性花が付きます。
下の写真では、両性花が先に咲き、受精して果実になっています。
果実は細長くて先が太く、周囲に毛が有り先端に突起が2本見えます。
花言葉 喜び。
花にぶら下がって交尾しているのは、ガガンボ科の「キリウジガガンボ」のようです。
内側の雄花と外側の両性花が、線香花火のようです。
花の咲き始めは見つからなかったのですが、今では群生しています。
グミ科 グミ属 ナツグミ
常緑、または落葉の低木、日本にはナツグミ、アキグミ、ナワシログミ、ツルグミなどがあります。
花は地味ですが、実は赤くて目立ちます。花弁は無く花弁のように見えるのは萼。油断するとトゲが有ります。
食べられますが、タンニンを含むので渋みの強いものもあります。
ジャムを作ると、酸味と渋みが有って、大人の味。
花言葉 用心深い。
シソ科 キランソウ属 キランソウ (金瘡小草)
日本、朝鮮、中国に分布、明るい草地や岩地に生える多年草です。
葉がロゼッタ状で地面に葉を広げることや、生薬として使われ、病気が治るので地獄に行かなくて良くなるということで、地獄の釜に蓋をする、ジゴクノカマノフタと呼ばれます。
前回の「セイヨウジュウニヒトエ」と同じ属なので同じような花ですが、こちらは茎が立ち上がらないので目立ちません。
花言葉 あなたを待っています。
シソ科 キランソウ属 セイヨウジュウニヒトエ
南アメリカ原産、江戸時代にヨーロッパから渡来して栽培されています。
キランソウ属の「ジュウニヒトエ」に似て、西洋から来たので「セイヨウジュウニヒトエ」の名が付いたそうです。
学名の「アジュガ」と呼ばれることもあります。
「ジュウニヒトエ」は白い花で、絶滅危惧種です。
キランソウ属を代表する「キランソウ」もめっきり少なくなりました。
花言葉 日陰の愛、強い結びつき。