犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

チェコのビール

2018-04-01 23:39:13 | 飲む

 「世界街歩き」のような番組でチェコがとりあげられていて、ビールがとてもおいしそうだったので、帰省した週末に、妻とチェコ料理の店に行きました。

 ネットで調べると、東京のチェコ料理は2軒だけ。30年以上前、一度、東欧に特派員の経験のあるテレビ局の方と、チェコ料理の店に行ったのですが、どちらの店か(あるいはそのときの店はもうないのか)よくわからない。ただ、そのうちの一軒は定休日だったので、代々木上原にあるお店に行くことに。

 30年前の記憶では、ビールがやけにぬるかったことを覚えています。あとで知ったところでは、ビールを味わうには、冷やしすぎてはだめ。5度ぐらいがちょうどいいんだそうです。日本では、ギンギンに冷やして飲むのが普通ですから、それに慣れていると「ぬるい」と感じてしまうのでしょう。プラハの名店では、ビールがいちばんおいしく飲めるように、その日の気温などを見て、絶妙に調整するんだとか。確か、故千野栄一さんのエッセイで読んだのだと思います。

 店はマンションの一階で、テーブルが4つほどしかないこぢんまりとしたお店。日本人の女性が一人で切り盛りしています。

 チェコに何回か行くうちに、チェコの文化と食べ物にはまってしまい、ついには日本でチェコ料理の店を出すことになったんだとか。

 目的はビールだったので、まずビールを注文。

「どれにしようかな」

「どうせ全部飲むんだから、どれからでもいいわよ」


「それもそうだ」


 妻は、デザートもつく煮込み料理のランチ。私はチェコ風ジャガイモのお好み焼きとソーセージ。

 出てきたビール(ピルスナー)はそこそこ冷えていて、これは日本人の好みに合わせたものか。

 隣のテーブルにいた年配の女性2人組は、最近チェコを旅行したようで、そのときのことを語り合っていました。

 ビールは快調に進み、違う種類のビールを次々に頼みます。日本のビールとは違い、コクのあるおいしいビールです(ただし、3杯め以降の味はよく覚えていません。

「お盆休みにチェコに行こうか」

「いいわね!」


 さっそくスマホで航空券を検索すると、ハイシーズンだからでしょう、乗り継ぎ一回の便はどれも20万円以上。

「高いな…」

 シーズンオフに行ければいいのですが、まとまった休みはお盆か正月しかとれないし…。

 チェコ旅行はしばし検討が必要のようです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« バニーガール | トップ | 世界のビール博物館 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

飲む」カテゴリの最新記事